長野店です。
まず、お知らせです。
長野店では2月から10月までは、火曜日が定休日となります。
営業時間も19時までと変更になります。
2019年2月~10月
10時:開店
19時:閉店
定休日:火曜日
ご迷惑をおかけいたします、宜しくお願いします。
Mt石井スポーツ長野店 登山学校机上講習会「冬の自然を楽しもう」を開催しました。
最初は足跡の話から。
ウサギやテンなど特徴的な足跡から、タヌキとキツネの歩き方の違い、体の大きさで雪の埋まり方が違う話をしました。
テンは肉食で、木登りも得意。
ムササビも狙われます。
足跡に関連して、どこような所に動物がいるかについても話をしていきました。
針葉樹林は冬でも葉を付ける種類が多く、樹上に雪がたまり、落ちて雪をつぶすので、針葉樹林内の雪は硬くなる傾向になります。
広葉樹林は林床(木の下)に光が入り草も生えやすくなり、冬に葉っぱが落ちるものが多いので、雪は柔らかい傾向にあります。
体の重たい動物は埋まってしまいますが、ウサギは足が大きくジャンプ力もあり、低木などに体を隠せるので、ウサギの足跡が多くみられます。
それをテンが追いかけますので、
ウサギとテンの足跡が縦横無尽に走り、まるで運動会のようです。
戸隠スキー場の上部、瑪瑙山の山頂より
黒い部分は針葉樹林です。硬く締まっているかも・・・とみることができます。
これは四阿山の上部です。スノーシューを脱いでも歩けました。
とはいえ、さすがにここまでの積雪になると、たまる所も落ちる高さもなくなるので、
いかに針葉樹林内といえど硬くない所はあります。
イノシシのように足が短くラッセルしにくい動物は硬い雪を好みます。
冬は針葉樹林でしかイノシシと会ったことがないです。
とはいえ、必ずしも針葉樹林の下が硬くなるわけでも、
広葉樹林の下が柔らかくなるわけではないのでご注意を。
冬に入る山には夏の下見がかかせませんね。
後半は植物の話をしました。
ヤドリギ、熊棚、冬芽などについてです。
ヤドリギには永遠の愛を象徴し、それにまつわる神話の話をしつつ解説をしていきました。
少ない時間の中で全部覚えることは難しいので、フサフサのコブシと、ベトベトのトチノキを紹介しました。
コブシの花は甘い香りがします。実の形は結構特徴的です。
冬にフサフサの冬芽を見つけたら「あの辺りにコブシがあったなぁ」と気になり、春も訪れた時に甘い香りが漂ってくれば「雪で折れずにちゃんと生きてた」と少し嬉しくなります。
冬の自然も見どころが多いので、スノーシューでの緩やかな丘など遊びにでかけてみてはいかがでしょうか?
そこで、
講習会のお知らせです。