憧れの北アルプスに登りたい!
人気の山小屋で小屋泊デビューしたい!
そんな方を対象に、登山学校天野校長が人気の燕岳にご案内しました。
もちろん宿泊は誰もが泊まりたい「燕山荘」。
「つばくろさんそう」ではなく「えんざんそう」と読みます。
穂高駅では曇り。林道では雨。中房温泉では曇りという梅雨っぽい天気ですが多少の雨ならそれも練習なので登山学校は小雨決行です。
登山口で国民的体操をして出発。
合戦尾根は3大急登といわれますが第1ベンチ、第2と適度に休憩できるのでペースを乱さず着実に登り続けることをこころがけましょう。
お!さっそくコマクサ!やっぱり燕岳だね~
・・・ではありません。まだここは樹林帯でこれはギンリョウソウ。漢字で書くと銀竜草。なるほどね、という形。リュウじゃなくてリョウなんです。
雨具着るほどではない小雨でしたが少し強くなってきたので上だけ着て急登を頑張ります。
全体的に花崗岩質なのでヌルヌルしないのが助かります。
天野校長のレクチャーを受けながらだと辛い急登や天気も敵ではなくなります。
この天気で事前キャンセルが多く、参加した方は天野校長との距離感の近さに感激!
ボケちゃいましたがゴゼンタチバナ。ゴゼンは白山のこと。葉が4枚だと花が咲かず6枚だと咲くらしいです。
やっと合戦小屋だ~。この時が一番降ってました。
今日は暑くないけど合戦小屋といえばスイカ!
水分と塩分の補給もできて一石二鳥。
まだまだ続くので頑張って出発。他の登山者は先行してほとんどいないけどこれが天野校長のカメさん作戦。他パーティがバラける中、石井スポーツ隊はみんな揃ってジワジワと高度を上げます。
目線の高さにはナナカマドの花。
足元の道端にはコイワカガミ(ピンク)とアオノツガザクラ(う~ん花に興味がなければ花には見えない)
視界悪くてもお花畑の横を歩くだけで「ビバ!夏山!」
横はミヤマキンポウゲ。
お花畑にはチングルマも。
お疲れさまで~す。標高2700mの稜線上に立つ燕山荘に到着です。
雨の中でも乱れずにしっかり登った皆さんに拍手!
燕山荘はさすが人気だけあって、スタッフの皆さんが温かく迎えてくれるきれいな小屋です。
ビニール袋が配られて濡れたものはその中へ。乾燥室も使えます。靴とザックは部屋近くに棚があるのでそこへ持ち込みます。
絵が飾ってあると思いきや、Tシャツのデザイン!すごすぎる!
山の上でこのTシャツ売り場・・・すごすぎる!
待望の晩御飯! 味噌汁濃いめで疲れた体に嬉しくて、みんなお替りしてました。
天野校長と歓談しながらおいしくいただきました。
夕食後、赤沼さんのお話を聞くことができました。
小屋建設の苦労、自然環境の変化、燕岳の素晴らしさなど、また季節を変えてきたくなってしまいました。
おやすみなさ~い
夜中は雨がザーザーでしたが・・・4時半に外に出ると雨はやんでます!手前の台形の山は有明山。
直射ではないけどご来光っぽい感じが見られて良かったです。
テント場の近くにはまだ残雪が残ってます。
さあ、朝ご飯。食堂も広くてきれい。
Theあさごはんって感じで、なんと親切にふりかけと梅干が食卓にあるんです。朝から3杯頂きました。
燕岳バックに天野校長。
出発前に景色が良いうちに燕岳バックで。さあ山頂めざしましょう。
めがね岩。昔登った記憶があるけどいまは立入禁止。
燕岳の楽しみといったらコレ! 女王様~
撮るわ撮るわのコマクサ大撮影大会!
植栽ではなく保護することで自然に回復、繁殖したそうです。
燕岳2763mに登頂!
さらに北上。一旦下って・・・
ちょっとした岩場登って・・・
北燕岳! ピオレドール受賞の世界の天野校長も初登頂! 素晴らしい瞬間に皆さん立ち会うことができました。
遠くに槍も見えます。
小屋に戻って、喫茶室でケーキセット。女性陣は昨日に続いて2連チャン!
燕山荘を満喫して下山開始。
昨日見えなかった景色を振り返って堪能。
コバイケイソウ
今日は土曜でドンドン上がってきます。合戦小屋は座る場所がないくらい。みんなスイカ食べてます(^^)
燕山荘のお弁当はおこわのおむすび。竹の皮で包まれて見た目も味もサイコー!
お疲れさまでした~!
有明荘で温泉入って充実した登山になりました。