仙台店です。
本年度の参加者は宮城県在住の方に限られますが、トレイルランニングの大会が
今年も開催されます。(エントリーは既に終了しております。)
仙台店ではトレイルランニングを題材としてきたブログを投稿してきました。
なぜトレイルランニングシューズ? 選ぶ理由を語ります |
今こそトレイルラン!必要最小限の装備とは!? |
今回もまた、トレイルランニングを題材とし、使用する際に
気にしたい 【 軽量性 】 や 【 動きやすさ 】 に特化している
レインジャケットを防水透湿素材別にご紹介していきます。
防水透湿素材にはePTFE、多孔質PU、無孔質PUと
大きく3種類に分けられるのはご存知でしょうか?
ちょっとしたメンブレンの特徴もお伝えできればと思います。
メンブレンの特徴が分かるとウェア選びも楽しくなるかもしれません。
【 ARC’TERYX 】 Zeta FL Jacket
言わずとしれた防水透湿素材 【 GORE-TEX 】 を採用した防水ジャケットです。
GORE-TEX 【 疎水性多孔質ePTFEメンブレン+親水性コーティング 】
テフロンを原材料としています。
蜘蛛の巣状の微細な孔があいており、水蒸気は通しますが、水は通しません。
疎水性で水を弾く性質を持っています。
メンブレンに伸縮性はありません。
表地、裏地に伸縮性のある生地を採用しても最終的なストレッチ性能には限界が
あるので「動きづらい」というイメージを持たれる方も少なくはないと思います。
Zeta FL JACKETは軽量が売りのPACLITE®PLUS を採用しています。
表地、メンブレン、裏地という3層構造が基本のゴアテックスファブリックスの中で
裏地の代わりに、メンブレンが直接肌に触れることのないよう特殊コーティングを
施した軽量で透湿性の高い生地がPACLITE®といいます。
◆ PACLITE®とPACLITE®PLUSは何が違う?
PACLITE®PLUSとは1世代前のPACLITE®が改良されたものになります。
見た目では大きな変化は分かりづらいのですが触ると分かります。
コーティング面に対して凹凸状の耐摩耗加工が施されるようになりました。
触るとザラザラしているので汗をかいた時でも肌に付きづらくなりました。
また、一部のPACLITE®PLUSにはGORE-TEX STRETCHテクノロジーという
ものが採用されており部分的にストレッチ生地が組み込まれているものもあります。
惜しくもこちらのジャケットには採用されておりません。
◆ 重さをはかってみました
重さは190g ( US/CA:S / JAPAN:M )
徹底的に軽量化されているので、袖にベルクロなどのパーツは省かれております。
フード内に収納できるパッカブルタイプとなっております。
ヘルメット非対応ですのでハイカーやファストハイク向けの商品です。
徹底的に軽量化はされていますが、フロントポケットがあるので様々なニーズの中で
デイユース、キャンプなど様々な用途で利用していただくことができます。
【 MAMMUT 】 MASAO LIGHT HS HOODED JACKET
【 Pertex® Shield 】 を採用した防水ジャケットです。
Pertex® Shield 【 親水性無孔質メンブレン 】
GORE-TEXとは違い、親水性となっております。
親水性は水分(汗)が浸透しやすい性質となるので、服の中の水分を吸着します。
吸収した水分を蒸散させることで透湿される仕組みとなっております。
Pertex® Shield の利点はなんといってもその軽量性でしょうか。
メンブレンに孔が開いていない構造なので生地を極限まで薄くなっている
ので着用すると同時に衣類内湿度を下げていってくれます。
Pertex®はGORE-TEX同様に種類があります。(長くなるのでまたの機会にでも)
◆ 重さは最軽量の175g
重さを計測したところ最軽量の175gでした。 ( EU:S / JAPAN:M )
3層構造ですが、今回の3つのモデルの中では最軽量なモデルとなりました。
徹底的に軽量化されているので、袖にベルクロなどのパーツは省かれております。
収納できるスタッフバックが付属しています。
ヘルメット対応フード。
徹底的に軽量化はされていますが、ハーネス装着時でも開閉可能フロントポケット。
GORE-TEXより伸縮性があると思います。
登山をはじめ、ランニングからデイユース、キャンプなど
様々な用途で利用していただくことができます。
【 MILLET 】 TYPHON 50000 ST JKT
【 TYPHON 50000 】 というメンブレンを採用した防水ジャケットです。
TYPHON 50000 【 PU、多孔質メンブレン 】
MILLETが独自に開発に成功した薄さ7ミクロンのメンブレン
3層構造で、ストレッチ性能を持っています。
裏地のニット素材と極薄の7ミクロンメンブレンの圧着は
日本の技術をもってしても施工できる箇所が少ない
非常に高度な技術が採用されています。
実は仙台店では、GORE-TEXのレインウェアより人気かもしれません。
◆ 重さはあるが驚きの透湿性能とストレッチ性能
重さを計測したところ最重量の280gでした。 ( EU:S / JAPAN:M )
3層構造今までの常識を覆すかのような着心地です。
防水のジャケットは比較的柔らかいものでもシャカシャカしてしまいますが
まるでソフトシェルを着ているかのような感覚できることができます。
透湿性能においては、一般的なレインウェア透湿性能は一般的なレインウェアを
はるかに上回る 【 50,000g/m²/24h 】 という驚きの数値。
また、湿気の多い日本の春夏シーズンでも蒸れにくく、快適な行動が可能です。
ヘルメット対応のフードに収納できるパッカブルタイプ。
ポケット内ベンチレーション。
◆ で、どれがおススメなの?
どれも、オススメです。
一概にこれがおススメです、というより使用するシーンや用途を考えて
選んでいただくのが一番だと思います。
長くなりましたが最後までお付き合いありがとうございました。
ARC’TERYXはヨドバシドットコムでの取り扱いはございません。
MAMMUT MASAO LIGHT HOODED JKT (yodobashi.comでの取り扱いがございます)
型番 | 男性:1010-27100 / 女性:1010-27110 |
サイズ | XS / S / M / L / XL / XL |
カラー | 多色あります、リンク先をご確認ください |
値段 | ¥29,700 ~ (2020/08/28 時点の価格) |
MILLET TYPHON50000 シリーズ (yodobashi.comでの取り扱いがございます)
型番 | 男性:MIV01479 / 女性:MIV01508 |
サイズ | XS / S / M / L / XL / XXL |
カラー | 多色ありますリンク先をご確認ください |
値段 | ¥20,20 ~ (2020/08/28 時点の価格) |