年末のことですが、甲斐駒ケ岳へ行ってきました
(1か月前のことなので積雪など登山道の状況は参考になりません)
七丈小屋までは雪があったりなかったり、
ところどころ凍っていたので滑り止めがあると楽かなと思いつつ、
着けずにそのまま慎重に歩いて七丈小屋へ。
刃渡りも登りは靴のまま通過
(雪が硬いようなら迷わず滑り止めをつけるところです)
今回のパートナーは
エベレスト最年少サミッター(三日間だけ?)の伊藤君
刃渡り通過中もカメラを構える余裕ぶり
七丈小屋まで来ると
雪も吹き溜まりでは膝くらいまでありました。
予想以上に早く到着したので、8合目の岩小屋まで行こうかとも思いましたが、
今日はここで就寝。
明日に備えます(甲府盆地の夜景がきれいでした)。
翌日も晴れ!
風もなく穏やかな朝でした。
岩小屋から赤石沢奥壁の取り付きへ
トラバースは雪の状態次第ですが、今回は快適に20分弱で取り付きへ達しました。
取り付きから1P目のクラックが見えます。
朝日と共に登攀開始。
取り付きからトラバースを振り返る
岩に雪が乗っていてホールドや支点を探りながらの登攀になりました
下部の4ピッチがクライミングの対象になりますが、
その先もところどころ露岩が出てきたりルート取りも油断できません。
伊藤君が使用しているグローブ
マウンテンハードウェアのエクスポージャー2 GTXグローブ
操作性・保温力共に高く、雪山登山全般におすすめのグローブです。
中央稜はこの壁の中では入門的な位置づけのルートですが、
八ヶ岳のバリエーションルートよりは数段ワイルド。
充実したクライミングが楽しめます。
終了点の赤岩のピーク手前から見た鳳凰三山
最後も油断できないトラバースでした。
黒戸尾根に出てルートを振り返る
赤石沢奥壁だけで400m
一番下から継続すると高差1000mにもなる巨大な壁です
登り終わるとちょうどガスが出てきました。
これから長い黒戸尾根を下りました。
近い山の遠い壁。次回は継続か、困難なルートか。
面白そうなルートがたくさんありますし、腕を磨いてまた行きたいと思います。
参考資料はこちら
ルートの詳細はこちらに載ってます→冬期クライミング
興味のある方は是非読んでみてください。