こんにちは。
石井スポーツ松本店の酒井です。
またまたで申し訳ありませんが、今回も今冬のスキー登山の振り返り、3月に北ノ俣岳に登って滑ってきました。
その記録です。
北アルプスの薬師岳と黒部五郎岳に挟まれ、地味な印象のある北ノ俣岳。入口は岐阜県神岡町、和佐府。飛越トンネルに繋がる林道を歩いていきます。
当然の如く、ノートレース。
2時間程で飛越トンネルに到着。
ここから尾根に取り付いていきます。
尾根をひたひた歩く。
天気はガスガス、予報では晴れるはず…
寺地山まで来たところで、ようやく晴れ間が。
目の前に北ノ俣岳が見えてきました。
寺地山を通過し、短い下り。
スキー板にシールを付けたまま下降しましたが、
普通に外して滑った方が早かったかも…
そんなこんなで北ノ俣岳手前の避難小屋に到着。
時間はまだ12時ですが、ガスも出てきてたので、ここで宿泊することに。とりあえず入口の雪をどかし、お邪魔させてもらいます。
ガスの合間からチラチラ見える北ノ俣岳を肴に、早めの宴会。多めにご飯を食べ、夕方には就寝することにします。
翌朝3時には起床。
ガスは晴れましたが、やや高曇り、そして強風…
とりあえず北ノ俣岳の山頂目指して登行開始。
斜面はガチガチにクラストしていたので、アイゼンを付けて板は担いで登ります。
時間は薄明。
鍬崎山と富山湾が綺麗に見えてきました。
なんでも鍬崎山には埋蔵金の伝説があるのだとか。
夏になったら探しに行こう。
急な尾根を登り上げ、北ノ俣岳に登頂。
薬師岳、雲ノ平に水晶岳、鷲羽岳、黒部の源流域、そして槍ヶ岳と、名峰がズラッと並ぶ最高の景色。
昨日の内に稜線まで詰めてイグルーか雪洞を作って泊まればよかったかな…と、少し後悔。
行けたら黒部五郎岳まで…とか思ってましたが、如何せん強風、午後から天気も下り坂の予報。
メンタル激弱につき撤退を決断。
さっさと滑走モードに切り替え、ガリガリの北ノ俣岳西面を滑っていきます。
あっという間に避難小屋まで到着。
荷物を片付け、お掃除をして原状復帰。
小屋に一礼してから下山を開始します。
寺地山は一気に大トラバース。
コルから手頃な尾根まで、急な大斜面を水平距離で500m近く。ちょっとリスキーでした。
時間は大きく巻けましたが、次はやらないかな…
往路とは一転、尾根の下りはいい展望でした。
自分の付けたトレースを辿れたのでスムーズに滑走。広い尾根なので、ガスっていたり、雪が積み増しされてたら面倒臭そう。
有峰湖が綺麗。
尾根の滑走はちょいちょいと登り返しもありましたが、殆どは滑って通過できました。
スキーの機動力を使い、小屋から2時間弱で飛越トンネルまで下山。もうちょっと上でゆっくりするべきだったか…
林道は斜度もあり、ほとんどを滑って下山。
立っているだけで下山できるので超楽でした。
そんなこんなで和佐府まで下山完了。
来シーズンは稜線で宿泊して、次こそは黒部五郎岳を狙いたいですね。
さて、6月は石井スポーツ恒例、カスタムフェアの時期!レース、基礎、フリーライド、フリースタイル、山スキー、全ての垣根を取っ払って全て会場にギュッと詰め込んだ、スキーヤーの為のイベントになります。全国で開催いたしますので、是非お近くの会場に遊びに来てくださいませー!