4月登山の日 「青々と山の端さやか 春の山」
おすすめの山 玉置山
今月は大峰山系の霊山の一つである玉置山を紹介しましょう。
この山は山頂直下の9合目に玉置神社があり、大峯奥駈道の靡(なびき)のひとつでもあります。
筆者は大峯奥駈道を逆峯(ぎゃくふ)した際に訪れましたが、南に遠く熊野灘、北には大峰の幾重にも重なる山稜と山深さを存分に味わうことができました。
(行程)
折立→八大竜王社→折立道分岐→玉置神社→玉置山→花折塚→高滝辻→折立
コースの特徴
このコースは途中に林道が合流するので、良く地図を確認しながら登りましょう。
一気に標高を稼ぐので体力も必要ですが、途中の神社の御神木と頂上からの景観に癒されます。
また、登山口まではバスで相当時間がかかるので、途中十津川温泉あたりで前泊されると良いでしょう。
もちろん大峯奥駈道を辿り、訪れるのも素晴らしいですが、全行程約100km、約8000mの登下降と、海からヒマラヤの8000メートルに登るのに匹敵する修行の道です。
春の季節の特徴
春になると低山では早くも花が咲き始め、稜線の緑はあざやかですが、「春疾風」と言う言葉があるように気象変化の激しい季節です。
ウエアリングと水分補給や栄養補給に注意をして楽しい登山をしましょう。
<春のウエアリング>
朝夕と日中の気温の変動差と強風が春の山で注意すべきポイントです。
ウエアリングを誤ると大汗をかいて登山道を登り、頂上で風にさらされて低体温症の危険にさらされることになりかねません。
この季節のベースレイヤーは濡れても保温性の高い薄手のウール素材や吸汗と発散に優れた高機能素材のものを選びましょう。
加えて、温度調節のしやすい軽量コンパクトなウインドジャケットを活用すると快適に登山ができます。
【おすすめのジャケット】
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MIV01574/レディース;MIV01590
オールシーズンテクニカルマウンテニアリング用のプロテクティブジャケット。
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<水分補給・行動食>
行動時間に応じた、脱水量と消費カロリーの計算式を目安に準備をしましょう。
脱水量=行動時間×体重×5ml 体重の2%の脱水が起こると10%の持久力の低下と春でも熱中症の危険が高まるので注意しましょう。
また、水分と共に電解質も失われるので、アイソトニック飲料を用意するとよいでしょう。(携帯水筒)
消費カロリー=行動時間×体重×5Cal
消費カロリーの7割を補給する必要があります。補給をおこたると、脳や神経系の働きが低下して思わぬ事故につながります。
おおよそ2時間ごとに、炭水化物を中心に(携行に便利で、食べやすいパワージェルがお勧め)食べましょう。
【おすすめのパワージェル】
ショッツ エネルギージェル
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春の気候と特色に応じた装備を準備したら、ほかの装備もキッチリ用意をしましょう。
<紫外線対策とサングラス>
春の紫外線は要注意。太陽高度が上がってくる4月は7・8月とほぼ同じ紫外線が放出されています。
日焼けは疲労につながる事はご存知と思いますが、忘れがちなのは目から入る紫外線も肌に日焼けを起こさせます。
当然残雪期に登山される方は雪目予防で必携ですが、長年紫外線を水晶体で受け続けると白内障の原因なるのでハイキングでもサングラスを有効活用しましょう。
【おすすめのサングラス】
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「用意周到な準備で安全登山」皆様がすばらしい登山をされる事を石井スポーツスタッフ一同願っております。