はじめに
マスク・手洗い共に大事なことですが、感染しないためには免疫力の向上が大事です。疲れ・睡眠不足・栄養不足という不健康な状態が、免疫力を低下させます。この状態は山岳遭難の要因にもなります。健康に留意して登山やアウトドアスポーツを楽しむ。今まで皆さんが実践してきた山岳遭難を防ぐ生活態度が一番の対策です。
今、登山・アウトドアスポーツを楽しむために私たちが気を付けること
- 体調を管理して、少しでも感染の不安を感じるときは山行を中止しましょう。
- 遭難は救助・医療機関に多大なダメージを与えます。十分に難易度を落とした計画を立てましょう。
- 感染集団(クラスター)を形成しないように、少人数パーティーで入山しましょう。
- 混雑を回避するために、人の少ない山域の選択や早朝行動など、混雑を避ける工夫をしましょう。
- 各自で感染予防グッズ(消毒液・マスク・体温計など)を持参して、感染予防を励行しましょう。
- 感染拡大につながるゴミは、ジップロックなどを持参の上、密閉して持ち帰りましょう。
登山をする際に具体的に注意すること
挨拶は声ではなく、お辞儀や手を挙げるなど、声を出さない工夫をお互いにしましょう。
山道でのすれ違いも十分に距離が取れるように、お互いが譲り合うことが大切です。
山小屋泊・テント泊で登山をするときに注意すること
- 1.事前予約
山小屋は事前予約が原則です。テント場も管理している小屋や管理所に連絡を入れましょう。利用する側・される側双方が協力して、困難な状況を乗り切る気持ちが大切です。
- 2.感染予防
山小屋では感染防止の物資や、実施するスタッフには限りがあります。感染予防グッズ(消毒液・マスク・体温計など)に加えて、マイシュラフやシュラフカバーを持参して、物資と労力の軽減に協力しましょう。
山小屋によっては、シュラフ・シュラフカバーの持参を求めているところもあります。予約をするとともに、宿泊条件をよく確認しましょう。
▶登山感染予防グッズリストはこちら - 3.テント泊
テントは密閉空間を避けるため、個別テントが安全です。ただしテント場のスペースに限りがありますから、ペグポイントを共有するなど、限られたスペースを有効に使う工夫が必要です。
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