こんにちは!仙台さくら野店スタッフの工藤です。9月21~23日に山形県の大朝日岳に登ってきました!天候は絶妙に悪い予報でしたが、なんとか崩れずもってほしいと願いつつの登山となりました。
大朝日岳は百名山というだけあり、登山道が素晴らしく整備されてました。ほとんど急登もなく快適な道は歩きやすく登りやすく感じました。
要所要所に水場があるのもありがたい。コンコンと湧いてる清水を補給しながら登ります。
1日目は濃霧の中の行動だったのでほぼ展望はなく、稜線に出ても先は見えない、ただ30m先まで目視できる登山道をひたすら歩く、歩く、歩く。。
紅葉は少し黄色がかってきているかな?という段階で、10月上旬には盛りになる頃合いでしょうか。まだ寒暖差が訪れていないようで。
朝7時から登り始めて12時に『大朝日小屋』に到着。名物管理人さんのアベさんにも会えました!小屋で昼ごはんを済ませ今夜の宿『竜門小屋』を目指します。
15時に竜門小屋到着。竜門小屋は驚くほど綺麗に管理されていました!水場もあり、トイレは水洗。管理人さんも気さくな良い方でした。この日は私しか宿泊はおらず、貸切状態でした。二日目に以東岳を目指すか、大朝日小屋に戻るかどうかは明日の天気次第です。
夜が明けると周りの山の稜線も見えており、昨日より天気いいかも!?で、以東岳を目指すことが決定。行って戻ってくるのでシュラフやマットは竜門小屋にデポさせてもらい、朝6時から行動開始!
微妙に下っているとはいえ、アップダウンは当然あり、『寒江山』と『中先峰』を越えるため登り上がります。戻りの時間を考えると急がねば!
『狐穴小屋』に立ち寄り一休み。ここも綺麗な小屋で晴れた日に来てゆっくりしたかった。。管理人さん予想では霧が濃いため大鳥池は見えないかも、しかし振り返って大朝日岳は見えるかもとの予想。大鳥池を見るのが目的なので見れるといいなー。そして先を急ぎます。
相変わらずの濃霧の中を進み、見上げた先がいよいよ以東岳か?という辺りに着きます。もう少しもう少しと思いガシガシ登ります!
濃霧の先にうっすら見える山影、、、お!あのとんがりは!いよいよ山頂か!?と思い近づいていくと『松虫岩』。。。
落胆せずガシガシ登ります。昨日よりなんとなく風が冷えてて、ガシガシ動いているくらいが寒すぎず丁度いい気温です。
9時30分、、、ついに以東岳登頂!そして広がる展望!念願の大鳥池が見えました!滝太郎はきっといるでしょうね。ロマンだなぁ。紅葉も進んでおりました。ここまで天気が持ってくれてなにより。
山頂で少し休もうと思ったのもつかの間、あ、、雨が降ってきました。。それもザーザーと。慌てて急いで下ります。タッチ&ゴーで今度は大朝日岳を目指します!
戻りで『狐穴小屋』により大鳥池が見えたことを報告し、寒江山を登り返し、『竜門小屋』でデポしてた荷物を回収、お湯を頂きコーヒーで一服。このまま竜門小屋に泊まりたい。しかし先を急ぎます。
天気は強風と雨と濃霧。状況はタフです。そしてここからが長かった。
濃霧の先にうっすら見える山影、これを越えれば!と思い呼吸整えガシガシ登ります。しかしそろそろ山頂か?と見上げるとさらにデカイ山影が鎮座してるのが見えてきます。あれ?デジャヴ?
その姿はさながら『よくぞ倒した、しかしそいつは我ら四天王の中でも最弱、次はワシが相手してくれるわ!』みたいな感じを出してきます。
『望むところだ!負けないぜ!』と雨の中ガシガシ登ると、さらにデカイ山影が霧の中から、、、これを繰り返し、四天王どころか5天王くらい繰り返したあたりで、『もういいよ!その登場パターン飽きたよ!』と、なります。
しかし結果的にはこれを20天王くらい越えることになります。
これといって風裏もないので低体温症を避けるためにもひたすら歩き続け、17時に大朝日岳登頂。山頂から山頂まで歩ききりました!万歳!
この日は大朝日小屋に泊まり、2日目終了。こんな日は山小屋のありがたさが身に沁みます
3日目は古寺鉱泉まで帰ります。なんだか、天気が、いいです。最終日にして。
名残惜しくありますが、下山で雨が降らないならありがたいじゃないかとポジティブに捉えサクサク下山します。23日は秋分の日だけあって登ってくるパーティーがたくさんいました。きっと一昨日昨日の寒さで紅葉が進んでいるのでいいタイミングだったでしょうね。
2泊3日の小屋泊まり縦走はとても充実した内容でした!歩きながら荷物の軽量化や食糧について色々思いついたので今後試して行きたいと思います(^ー^)