12月12～13日で八ヶ岳に行ってきました
初日は南沢大滝でアイスクライミング！
ここはアプローチもいいので
隣の小滝と合わせて週末には行列ができるほどです
現在の氷結具合は80%といったところで
まだ表面は水が垂れていました
二日目は早朝から出て
阿弥陀岳北陵～赤岳主稜～裏同心ルンぜへと
バリエーションルートを継続しました！
(阿弥陀北陵にて)
阿弥陀北陵は八ヶ岳バリエーションルートの中では入門コースで
技術的核心は上部の岩場(Ⅲ級)ですが
取り付きと下山のルートファインディングはなかなか難しいです！
(赤岳主稜にて)
赤岳主稜(Ⅳ級-)は八ヶ岳を代表する超人気ルートです
内容も素晴らしく阿弥陀岳の絶景を横目にぐんぐんと高度を上げていきます
ただし週末は順番待ちがあるので
ビレイ中に低体温症にならないように注意が必要です！
(登ったラインを振り返る 右:阿弥陀北稜 左:赤岳主稜)
ここで雲の切れ間から太陽が！
地蔵尾根の下りは埋まっている梯子に
アイゼンをひっかけないよう慎重に下ります！
(横岳の岩壁)
そして地蔵尾根を下り裏同心ルンゼへ
(裏同心ルンゼ上部の滝)
裏同心ルンゼの氷結はまだ60％ほどで
氷の中を流れる水が見えるほどでした
途中ダブルアックスを使いながら大同心の基部まで登り
雪も降ってきたので今回は終了としました
(裏同心ルンゼを登る)
＜コンディション＞
美濃戸口分岐(1750m)から上は平均40㎝ほどの積雪です
今の雪の状態は、弱層こそないものの定期的な降雪があり
硫黄岳の一般道上部(赤岩の頭)や阿弥陀岳一般道(中岳付近)は
過去に雪崩事故が発生しているため特に注意が必要です！
また、八ヶ岳の岩はもろくまだ完全に凍結しきっていないので
踏み抜きや落石には注意が必要です！
＜装備に関して＞
一般道ルートでも10本爪以上のアイゼンやピッケルはもちろん
晴れの日は日焼け止め・サングラスで雪目対策を
また、八ヶ岳は強風の山としても有名なので
手袋などの防寒具はしっかりと準備していきましょう！
それではシーズンに入った雪山登山を安全にお楽しみください！
大丸東京店 鈴木
