東京は寒いですねー!大丸東京店の鈴木です(^^)
今回は新穂高温泉からほど近い、錫杖岳でアルパインクライミングをしてきました
(北東壁を望む)
錫杖岳は2168mの山頂から切立つ岩壁があります
今回は三日間山にこもり、3つのルートを登りました
<北沢大滝~本峰正面ルンゼ(Ⅳ級)>
初日は入山してこのルートへ向かいました
(落氷を避けながら辿り着いた)
雪がたっぷり付いていて氷結も甘く、10~20mのランナウトを強いられた
いわゆる「日本的なアルパイン」を存分に見せつけられたルートで
日が良く当たるため、一日の中でもコンディションがかなり変わる不安定なルートでした
(雪がグサグサで支点がまともに取れず)
半分くらいのところで雪壁にぶち当たりスノーバーがないと危険と判断し結局敗退しました
<北東壁左ルンゼ(Ⅳ級)>
こちらなら安定してるだろうと二日目に目指したのはこのルート
日が当らず氷結具合が安定してるため、支点のもろさなどの危険要素を気にせず純粋にアイスクライミング楽しめたルートでした
(日本離れした広大な雪壁を登る)
ビレイ中も寒さに耐えながら美しい氷の斜面を進んでいきます
(美しいクーロアール)
写真のクーロアールを超えると、核心のヴァーチカルアイスピッチが待っています
最高のクライミングでした!
<P4ダイレクトルンゼ?(Ⅳ,A1)>
三日目、東京でも雪の降った荒天を目前にした最終日
3ルンゼを登ろうと張り切って暗いうちから登りだし
いざ登ってみてルート図と照らし合わせるとどうやら別のルートだったという 奇妙な体験をしたルートで
本当にいいピッチが続くのにトポやネットの情報には一切乗っていないルート
(ソロクライマーの人がP4ダイレクトルンゼと呼んでいた)
(1P目はルンゼ上のトンネルをくぐるアトラクション付き)
しかしルート内容はトンネルをくぐったりクーロアールを横断したりと
素晴らしいものでした
(これまた日本離れした美しい岩壁が続く)
最後はP4の頂上に出て終了しました
錫杖岳には、またふら~っと登りに行きたいと思います
大丸東京店 鈴木