2018年6月26日(火)
埼玉県飯能市にあります『天覧山(標高:197m)』にお手軽ハイキングしてきました。
登山口より20分で山頂という、超が付くほど手軽に歩ける低山です。
更に北西にある『多峯主山(とうのすやま:271m)』とセットで歩かれることが多い山ですが、
今回は、登山未経験者の知人に山登りを体験してもらうのが目的でしたので、天覧山のみの山行としました。
天覧山からの下りは、少しだけ遠回りしながら戻りましたが、それでも距離は約2km、高度上昇値は75mと短い山行。
コースタイムはトータルで1時間5分(山頂での休憩時間含む)でした。
ちなみに、[山と高原地図]ですとそこまで詳細なルートが記載されていなかったので、
コチラのサイトのハイキングマップも参考にしました→( http://okumusashi.life.coocan.jp/tenran.html )
天覧山へのマイカーでのアクセスですが、飯能市市民会館(中央公園)駐車場を利用するのがおススメです。
飯能市市民会館と、北側の中央公園の間にある駐車スペースを利用できます。
↓コチラが実際の駐車場です。
一般車専用となっていますが、かなりの台数が止められます。公園内ということで、キレイなトイレや自動販売機もあって便利。
道路を挟んで反対側にも駐車区画がありましたが、そちらにも止められそうでした。
※利用可能(開門時間)はAM8時~です(飯能市市民会館に電話で確認済み)
※また、市民会館休館日やイベント開催時は駐車不可になる場合があるようです。
詳しくは、飯能市市民会館までお問合せ下さい→( https://www.city.hanno.lg.jp/article/detail/1898/ )
この日は梅雨の中休みの1日で、曇り時々晴れで最高気温31℃の予報が出ていました。
実際に出発前の朝8時台で既に27℃を記録していて、体に堪える暑さでした。
先ずは、中央公園内を通って道路に出て反対側へ渡ります。
道路を渡った先には早速標識が立っていました。
車で来た場合はこのまま真っ直ぐ進む方が早いのですが、
電車の方向けに[天覧山登山口]もご紹介したいと思い、ちょっと右へ寄り道。
天覧山登山口は↓こちらのコンビニ [タイムズマート飯能店]が目印です。
天覧山はアニメ[ヤマノススメ]の聖地となっているそうで、麓にあるこのコンビニにも外に看板があったりしました。
更にガラスには所狭しとアイスクリームの広告が並んでいます・・・・・・・・・中々インパクトのあるコンビニです。
興味のある方は是非立ち寄ってみて下さい。
そんなタイムズマート飯能店の左側に[天覧山登山口]があります。
電車やバスを利用する方は、ここをまず目指すという事ですね。
飯能駅からここまで歩くと、約20分です。
登り始めは舗装路です。
※天覧山の由来について(赤枠の、飯能ロータリークラブ看板より抜粋)
~明治十六年四月、この地に近衛諸兵対抗演習が行われるに当たって、明治天皇は扈従を率いてこの山にお登りになり親しく戦況をご覧になったのであるが、その折、山頂のお野立所にお着きになるや開口一番「ああよい景色」と仰せられた。天覧山の名はこのとき始まる~
舗装路の登りは、徐々に斜度が急になっていきます。
そこまで長くはないので、焦らずゆっくり登っていきましょう。
舗装路の登りが終わると[天覧山中段]です。
ウッドチップが敷き詰められており、トイレや休憩所もあってちょっとした公園みたいな印象です。
一部展望も開けています。
天覧山中段から真っ直ぐ奥へ進むと、ようやく土の登山道となります。
↑このような地面は赤土で滑りやすいので、運動靴で登っている方はスリップにご注意して下さい。
少し進むと分岐が現れます。
どちらからでも山頂へは登れますが、ここは「十六羅漢像・岩場を通って天覧山山頂」と書かれている左コースがおススメです。
分岐を左に進むとその先には[十六羅漢像]があります。
徳川五代将軍綱吉の病気平癒の感謝のしるしに十六体の羅漢像を寄進した―
という旨を説明する看板も近くにあります。
更にはこの山が「愛宕山」→「羅漢山」→「天覧山」と改称されていったとも書かれていました。
ここら辺の登山道は道幅が狭くなっています。
柵は設けてありますが、小さいお子様を連れて歩く場合は十分ご注意ください。
さっきまでと違う印象の登山道。
更に進むと岩場が出現します。
と言ってもほんの少しですし、大部分は階段状になっているので、そう身構えるほどではありません。
寧ろ登山未経験者に「登山ではこういう足場もあるんですよ」と知ってもらうには絶好のスポットと言えます。
この岩場を登りきれば・・・・・・・・
天覧山(標高:197m)山頂に到着です!
駐車場からここまで、約23分でした。
ちなみに、山頂看板の左手を進めば多峯主山へ向かえます。
山頂にはコンクリート製の展望台が設けてあり、南側を中心に大きく開けています。
ベンチやパノラマ板(展望台右側にある)もありました。
標高197mと侮るなかれ、ここからの景色は中々のものがあります。
パノラマ板によると、奥多摩の山々から丹沢の山々まで、更には富士山も臨めるそうです!
この日は晴れてはいたものの、富士山は肉眼で確認できず・・・・・・・。
また次回リベンジしたいですね!気軽に来れることですし!
飯能市の街並みは↓ご覧の通り!
写真中央やや下に見えている大きな建物が、飯能市市民会館です。
思いの外日差しが強くて日陰もあまりなかったので、20分くらい滞在した後下山することにしました。
来た道を戻るのでは面白くないということで、もう一つの右ルート方面から下山してみることに。
こちらのルートは街から離れるので、車の音も小さくなり静かな山歩きを楽しめます。
天覧山中段奥の分岐に戻る道もあったのですが、
連れがもう少し山の中を歩きたがっていたので、少し遠回りして下山することに。
休憩所でハイキングマップを見ながらルートを確認。ひとまず高麗峠方面へ下ります。
階段をどんどん下っていきます。
ここら辺は、立ち止まると虫が寄ってきて煩わしかったですね。
下りきると、十字路のような分岐ポイントにたどり着きます。
このまま真っ直ぐ進むと流石に遠回りになりすぎるので、「飯能駅近道」と書かれた東の方向に進路を変えます。
戻る方向には天覧山中段へ至る道もあるので、実質5つの方向へ進めるポイントです。
分岐直下は赤土で滑りやすい下りでしたが、そこを下りきればあとはほとんど平坦な道です。
イイ感じの道~♪
あとは道なりに進めば、次第に車の音が大きく聞こえるようになってきて、天覧山登山口付近の舗装路に合流できます。
遠回り作戦大成功でした!
天覧山は、アクセスが良好でコースタイムも短く高度上昇値も少なめなので、どなたでも登ることができる山です。
道中では観光スポットがあったり、岩場があったり、山頂の好展望があったりと短いながら色んな要素が詰まっているので、
登山未経験・初心者の方が「登山の雰囲気・楽しさ」を体感するには絶好の山と言えます。
手軽さを利用して、新調した登山靴のテスト・履き慣らしなどに利用するのもおススメですね。
物足りない方は多峯主山を絡めた周遊コースを採ってみたり、高麗峠(奥武蔵自然歩道)を絡めれば距離を増やせます。
運動靴の類でも歩ける山ですが、 天覧山中段以降は滑りやすい赤土の登山道も出てきますので、
滑りにくい靴底を使ったローカットシューズや、軽登山靴がおススメです。
それと、標高が低いので夏は非常に暑いです。
熱中症対策(水分・ミネラル補給)や、カロリー補給は怠らないようにして安心安全に登って下さい!
大宮店 會田