【大宮店】夏の巻機山を登ってきました(井戸尾根コース)

2017-07-21

新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町の境にある、 日本百名山一つに数えられる巻機山(まきはたやま:標高1,967M)

に7月中旬に登ってきましたのでレポートします。

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車でのアクセスは、塩沢石打ICを降りて国道291号線で清水集落へ。ICから30~40分くらいです。

清水バス停のところから桜坂駐車場まで舗装路ですが、道幅が車1台分しかありませんので対向車には注意です。

 

 

[コース]

桜坂駐車場→(井戸尾根コース)→前巻機 →巻機山→牛ヶ岳→(巻機山)→割引岳(わりめきだけ)→(井戸尾根コース)→桜坂駐車場

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一般的なコースである井戸尾根コースのピストン山行です。

巻機山は、 [前巻機(ニセ巻機)] [巻機山] [割引岳(わりめきだけ)] [牛ヶ岳(うしがたけ)]という4つの峰で構成されています。

今回はこれら全ての峰を踏むルートにしました。

 

 

 

桜坂駐車場は清水集落から林道(舗装路)を奥まで進むとあります。ナビは手前の「巻機山麓キャンプ場」で設定するといいでしょう。

桜坂駐車場手前に料金所があり、1日500円の駐車料金を支払います。トイレと水道は料金所の先にありました。

この日はたまたま朝から管理人さんがいらっしゃったので先払いでしたが、通常は早朝出発の登山客は後払いになるようです。

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(写真左)桜坂駐車場。40台くらい止められます。

(写真右)登山ポストは登山口のわかりやすいところに設置されてますので、登山届を忘れずに提出します。

 

 

 

スタートして直ぐに[井戸尾根コース] [ヌクビ沢・天狗尾根コース]の分岐点に差し掛かります。

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井戸尾根コースの方に進みます。ちなみにスタート時点で22℃。

 

ヌクビ沢・割引沢(天狗尾根)コースに関しては、入山警告看板があるように高難度・危険なルートとなってます。

入山される際は注意が必要です。そして両ルートとも下山利用禁止になってます。

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井戸尾根コースは暫くは樹林帯の中をひたすら登っていく感じです。

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序盤からしっかり登っていきますので、前半戦で力尽きないようにセーブしながら登っていきましょう。

 

 

 

石や木の根っこがゴロゴロしているだけでなく、粘土質で非常に滑りやすい地面が厄介です。

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足元は悪いです。特に下りではスリップに要注意です。

スニーカーやランニングシューズなどでの安易な入山は、ケガのリスクが高まりますのでお止めください。

 

 

 

ひたすら登っていくと次第に視界が開けてきます。

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前巻機手前の急登。ここを登り切れば一息つけます。

 

 

 

急登の先が前巻機(ニセ巻機山)となります。

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ここから先は・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

思わず心の中で「キターッ!」と叫んでしまうような風景が飛び込んできます。

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疲れも吹き飛ぶ!

 

 

 

こちらは巻機山避難小屋。結構しっかりした建物です。

建物裏手にトイレがあります。水場も下ったところにあるようですが今回は確認しませんでした。

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樹林帯の登りは単調でしんどいですが、それだけにこの解放感は格別です。

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木道は濡れてると滑りやすいので注意です。

 

 

ササの道を登って巻機山山頂を目指します。

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もうひと踏ん張り!

 

 

 

登り切ると開けた場所に出て「巻機山頂」の標柱があります・・・・・・が、ここが巻機山山頂ではありません。

ここは前巻機、割引岳、牛ヶ岳への分岐点となります。

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巻機山山頂に向かうため分岐を牛ヶ岳方面へ向かいます。

 

 

清々しい高層湿原が広がります。

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少し進むとケルンがありましたので、ここが巻機山山頂でしょう!

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看板とか何もありませんでした。

 そのまま牛ヶ岳へ向かうので先に進みます。

 

 

 

牛ヶ岳へ向かう道中はニッコウキスゲがたくさん咲いてました!

緑とのコントラストがイイですね!

 

 

 

牛ヶ岳への登山道は道幅が狭くて草が登山道に覆いかぶさっているところもあります。

雨や朝露などで葉が濡れているとモロに足元濡れますので、スパッツがあると快適に歩けます。

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山頂とおぼしき場所(こちらも標柱とかありませんでした)で立ち止まって景色をゆっくり堪能したいところだったのですが、

虫が飛びまくっててそれどころじゃなくて、写真を撮ってさっさと戻りました。

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トンボも大量に飛んでました。

 

 

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牛ヶ岳山頂からは周囲の山々や麓の集落も見渡せました。

 

 

 

次は割引岳(わりめきだけ)に向かうので、巻機山頂の標柱があった分岐点まで戻ります。

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割引岳方面に進んでみると・・・・・・・・・。

 

 

 

ちょっと進むと雪渓がありました。

割引岳へ向かうためには、この雪渓をトラバースしなくてはいけませんでした(奥の含め計2か所)

雪は締まっているので、軽登山靴など柔らかい登山靴ではキックステップも厳しい感じです。何よりそういう靴だと横切ろうとすると滑ります。

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アイゼンをお持ちでなければ、滑落の危険もありますので無理して進むのはおすすめしません。

 

 

割引岳の手前は短いながらも結構急です。

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割引岳山頂も牛ヶ岳同様360°開けており眺望が良いです。

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快晴・無風で気温は25℃。暑いです。

 

 

 

こちらは虫がそこまで気にならなかったので、じっくり景色を堪能しました。

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割引岳から分岐点に戻ったら、後は登ってきた道を戻って下山しました。

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帰りは帰りで違うアングルからの風景が楽しめます。

 

 

巻機山は主に日帰り登山の山ですが、距離はコース取りによりますが12km~15kmくらいになりますのでなるべく朝早くに出発しましょう

 

また、樹林帯は石がゴロゴロしていて、粘土質の地面が非常に滑りやすく滑るのでケガに注意です。状況に応じてスパッツもあるといいと思います。

 

苦しい樹林帯の登りをクリアすれば、その後は素晴らしい景色が待っています。

 

気温も朝の時点で既に20℃以上と暑いです。夏場は水分とミネラル分をいつもより多めに持参して、熱中症にならないよう無理のないペースで山登りをお楽しみください!

 

 

 

大宮店 會田

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