こんにちは石井スポーツ大宮店會田です。
2017年6月4日(日)に山梨県南都留郡忍野村で開催されました、【第8回富士忍野高原トレイルレース】に
参戦してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。
会場である忍野村中学校の外から見た富士山と大会のぼり旗。その雄姿は気持ちを奮い立たせてくれます。
私は2013年にロングの部に参加したことがありまして、富士山を一望できる大変風光明媚なコースが印象に残っておりました。
今回はロングの部ではなく走ったことのないミドルの部(約25.4km)にエントリーしました。
大会会場は忍野中学校。
この大会は、車で来るランナーのために学校のグラウンドを始め近隣の施設の駐車場を開放してくれています。
高速道路からもアクセス良好(中央道「河口湖IC」から約30分、東富士五湖道路「山中湖IC」から約15分)ですし、
様々なナンバープレートの車が集まっていました。
仮眠を取りたかったので早めに来場。忍野中学校のグラウンドに止めました。
朝は気温も低く長袖じゃないと肌寒いくらいでした。でも晴れてて良かったぁ~。
朝早くから誘導に設営にとスタッフ皆さまお疲れ様です。
6:00になって受付を済ませて、ゼッケンをシャツに付けたり足にテーピングを付けたりしながら準備をしていたら
あっという間にオープニングセレモニーの時間になったので、スタート地点へ。
ゲストランナーの福田六花(ふくだ りっか)さんが朝礼台でスピーチ。ご自身でも富士山麓トレイルランなどをプロデュースされている方です。
他にも忍野中学校ブラスバンド部の演奏などで会場のテンションも上がってきました。
この大会はロングの部⇒ミドルの部⇒ショートの部の順にスタートしていきます。
ということでセレモニー終了後は直ぐにロングの部のスタートとなります。
ちなみにロングの部は、前半戦の渋滞緩和のために3組に分けて10分おきにスタートする<ウェーブスタート>を採用しています。
同じロングの部でもゼッケンが違うので一目瞭然です。主にエントリー時の事前申告タイム順で組み分けされるようです。
私が以前ロングの部に出たときは最後の第3ウェーブでスタートしました。
7:20
ロングの部 第1ウェーブのランナーがスタート。
ここの人たちは強者揃いですので凄い勢いで飛び出していきました。
「がんばれー」って声援を送ったら私も出走のために最終準備を始めます。
前回のトレラン大会でアッパーが破れてしまったので今大会からトレランシューズを新調しました。
SALOMON(サロモン) [SPEED CROSS4(スピードクロス4)] ¥1,5000。
「GO TRAIL! 地球にかみつけ」というキャッチフレーズに象徴される、高いグリップ力とねじれの強さを備えたトレランシューズです。
大会では初使用なので、走る前から楽しみで仕方ありませんでした。
更にインソールを
SIDAS(シダス) [3Feet Activ’ Middle(3フィート アクティブ ミドル)] ¥6,400。に入れ替え。
足型(土踏まずアーチの大きさ)から[High・Middle・Low]の3種類から選べるようになってまして、
3タイプでアーチの高さや裏面のプレート、踵のジェル形状を変えてるので、どなたでも高いフィット感とサポートを得ることができます。
『靴を買ったらインソール!(も)』 覚えておいて損はないですよ~。
7:50前
いよいよミドルの部のスタート時刻となり私もスタート地点に並びます。
ミドルの部は一斉スタートですので、あまりにも後方からスタートすると後が大変なので中団からスタートすることにしました。
このスタートする前って一番緊張しますよね・・・・。心臓がバクバクですよ。
「早くスタート時刻になれよっ!」っていっつも思っている小心者の私です。
そして7:50
号砲が鳴りミドルの部がスタート!
ちなみに今大会の目標は明確には決めてませんでしたが「種目別順位で半分以内に入れればいいかな?」って感じでスタートしました。
スタートしたら先ずは3kmほど田んぼ道を走ります。
スタートしたばっかりで密集しているので足が引っかかったりしないように注意しながら進んでいきます。
私は前半はマイペースで進んで、後半いけそうならペースアップする作戦に決めてたので抜かされても気にせずマイペースを貫きます。
昔、この大会ではないんですが、前列からスタートしすぎてハイペースに巻き込まれて結果前半で力を使い果たした苦い経験があるので、以降のトレラン大会では前半はとにかくマイペースを心がけています。
最初の給水所(エイド)がある[立ノ塚峠]までは比較的緩やかに登っていきます。
走れそうなところは心拍数が急上昇せず太ももが疲労しない程度にセーブしながら走っていきます。
「ここでは歩くべきか、走るべきか・・・・・・」コースの全体像を意識しながら状況に応じて”ラン”と”ウォーク”を選択していくのが
トレランの一つの醍醐味というか楽しさだと思っています。
ミドルコースの最初のエイド[立ノ塚峠]
この日は気温はそこまで高くないですが、日差しが強いので結構汗はかきました。
ここからロングコースの人たちと合流します。
ロングコースの上位者と思われるランナーが物凄い勢いで我々を追い抜いていきます。
次のエイド[二十曲峠]までは少し登りもありますが基本的には下り基調となります。
んー気持ちいいトレイル!
割と直ぐに[二十曲峠]へ到着。
ここのエイドでは給水以外にもバナナやオレンジなんかも頂けます。
どのエイドもそうだったのですが、給水係りの方々が「お水はこちらでーす!」とか「スポドリはこちらでーす!」とか
声を張り上げて案内してくれて紙コップを手渡ししてくれるので、疲労しているランナーにとってはとても助かります。
このようなちょっとした心遣いが、大会の雰囲気をより良いものにしているんだとなと思いました。
[二十曲峠]を越えるとこのコース最大のハイライトとも言える[大平山]へ向かうことになりますが、一旦舗装路に出ます。
勢いよく下ってきた後に平坦な舗装路は地味にキツいんですよねぇ・・・・・。
と思ったら
そんな疲れも吹き飛ぶようなこの解放感!気持ちいい!
本当に天気が良くてよかった・・・・・・。
舗装路を走り終えたらいよいよ[大平山]への登りとなります。
この区間は斜度も上がり基本歩きで走れるとこだけ走るような感じになります。
大分ランナーの数もばらけてきました。
この”ウォークタイム”を利用して持参した行動食を食べる。
柔らかめな食感でフルーティーな味とナッツのアクセントがたまらない食べ応えのある行動食。
ジェル系ばっかだと飽きるので、こういうのも一本入れとくといいですよ。
ちなみに私はジェル系はショッツ、水分はシトリックアミノを愛用してます。
そして
富士忍野高原トレイル名物?の階段ラッシュ(勝手に命名)に突入!
ここまで山を走ったり舗装路を走って疲れたランナーにトドメをさすかのごとく立ち塞がる木の階段たち。
「まじかよ・・・・」 「きっつ・・・・・」というリアクションが続出。
この階段ラッシュは「ヨッシャー!(階段)登り終えたー!」って思ったら、ちょっと奥に進むとまた階段があったり、
一旦下りに入ったと思ったら、また階段登らされたりと・・・・・・・・配置が実にいやらしいんですよね。
ヒーヒー言いながら階段を登った先には、ご褒美と言わんばかりの[大平山]からの展望がお出迎え!
眼下には山中湖!
富士山は・・・・・レース中は見えず・・・・・残念!
こればかりは仕方ない!
※運が良ければこんな感じで富士山が一望できますよ!
※これだけ2013年の写真です。多分位置的には近いところで撮ったやつだと思います?。
景色を堪能したら下り始めます。
作戦通り後はゴールに向かって温存してた筋力と体力でペースアップします!
ちなみにこの写真の直ぐ後に、またちょっとだけ木の階段の登りがあるんですよ。本当にいやらしい・・・・。
林道の下りは飛ばせるので好きです。
サロモン [SPEED CROSS4(スピードクロス4)] はソールの凹凸が深めでグリップ力に優れており、ねじれに強い構造なので
結構上半身を突っ込んで走ってもしっかり追従してくれますので、攻めた走りが出来ました。
下りきったら最後のエイド[笹尾根公園]です。そこで饅頭を頂いてラストに備えます。
ラスト5kmは舗装路&田んぼ道です。
ここにきて下りの恩恵を受けられなくなるので、下りで一杯一杯になったランナーは登りに感じるかもしれません。
スタートしてから通った、3kmの田んぼ道を戻ってゴールの忍野中学校を目指します。
ここまで来たら全力全開で走るだけです!
ロングコースの経験から、後半に力を温存する作戦が功を奏して、この区間で大幅に順位を上げることに成功しました。
そして
ゴール!
タイムは2時間42分20秒。予想してたよりも速いタイムでゴールできました!
気になる順位は649人中176位!(ミドルコース男子の部)
おぉぉ、個人的には大健闘ですよ!過去に参加した経験が活きました!
ゴール奥ではマフラータオルを持ったスタッフの方がお出迎え。
ここら辺の演出も考えられていて素晴らしいと思います。
ゴール後はお蕎麦と水と豚汁を頂けます。
受付の時に長袖Tシャツも貰ってるので(マフラータオルも含め)参加賞も豪華ですね!
疲れた体に温かい豚汁とか、最高に決まってるじゃないですか~!
という訳で、長くなってしまいましたが【第8回富士忍野高原トレイルレース(ミドルの部)】のレースレポートでした。
ミドルコースは思ったより走れるところが多くて、テクニカルなところも少ないので非常に走りやすい良コースです。
ステップアップレースとしても丁度いいと思います。
アクセスも良好で駐車場もまず問題ないですし、晴れればロケーションも抜群で、
スタッフの方々にも温かく迎えていただける素晴らしい大会だと思います。
最後に
山の中をランナーが気持ちよく走れるのは、大会運営のスタッフや地元の方々のご理解ご協力があってこそです。
人と山への感謝の気持ちを忘れずに、マナーを守って今後もトレランを楽しんでいこうと思いました。
大宮店 會田