2018年6月13日(水)
『鉄砲木ノ頭(明神山:標高1291m)』に登ってきました!
↑『てっぽうぎのあたま』と読みます。
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ピンと来ない方も多いと思いますので、まずは鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま)について軽くご紹介!
山梨県山中湖村と、神奈川県山北町の県境にある標高1291mの山で、山中湖の東側に位置しています。
山中湖や富士山を望む絶景スポットとして知られており、
私も本に掲載されていた写真を一目見た時から「いつか登ってその景色を見てみたい」と思っていた山なのです。
今回は梅雨の晴れ間を利用して、悲願を達成しに向かいました!
◆今回の登山ルート◆
[山中湖パノラマ台]START---[鉄砲木ノ頭(明神山)]---[山中湖パノラマ台]GOAL
パノラマ台から、鉄砲木ノ頭へのピストン山行です。
果たしてGPSログを載せる意味があったのか・・・・・・・・そう思わずにいられない超シンプルな直登ルート。
※山頂付近でGPSログがゴチャゴチャしてるのは、私が山頂でウロウロしていたからです(笑)
ちなみに、山と高原地図調べではこのコースは[登り30分/下り25分]と記載されていました。
パノラマ台からの標高差約200mです。たまにはこういう短い登山もアリでしょう!ということで。
↓こちらがスタート&ゴール地点の[山中湖パノラマ台]です。山中湖ICから車で約15分。
パノラマ台自体も富士山の展望スポットとして人気があり、駐車スペースは精々7~8台くらいの小さなものなので、
タイミングが悪いと止められない可能性もあるのでご注意下さい。
※↑下山後に撮影した写真です。
ちなみにパノラマ台や鉄砲木ノ頭は「三国山・パノラマ台ハイキングコース」に設定されており、
山中湖から歩いてパノラマ台まで辿り着けますので、そちらを検討しても面白いと思います。
( http://yamanakako.info/leisure_hiking.php?mode=mikuni )←山中湖観光情報様のサイト
今回はいつもの早朝スタートを通り越して、明け方の薄暗い中でのスタートです。
薄暗い中をヘッドライト頼りに歩きます。道はハッキリしているので迷うことはありません。
GPSログをご覧になれば分かるように、このルートはほぼほぼ山頂に向かって直登します。
コースタイムは短いですが、思ったよりもしっかり登らされる印象でした。
当日の天気は、予報では晴れ後曇り。朝の方が天気が良さそうということで、早くから登り始めました。
ですが梅雨真っ只中で、大気の状態は不安定。
高速を走っていた時も場所によってはガスっていたので、一抹の不安を抱えながらの登山です。
↑振り返って山中湖村の夜景。
この登山道は標高が上がるにつれて、火山灰特有のザレた滑りやすい地面に変わっていきます。
直登するだけにスニーカーの類では踏ん張りが効かず苦労しますので、
アウトドア用の、グリップ力があるシューズで登るのをおススメします。
↑山頂直下の急坂。
コースタイム通り約30分で[鉄砲木ノ頭(明神山:標高1291m)]に到着!
↑山頂奥の方にあった標識。表記は、明神山でした。
この山頂へは、パノラマ台含め3方向から登ることができます。
山頂に到着したころには大分明るくなっていたのですが、
ご覧の通り霧が立ち込めていて、最初は展望どころではありませんでした。
↑山頂は開けていて、中央には「山中諏訪神社奥宮」があります。
気温12~13℃と肌寒い中「頼むから晴れてくれ!!」と心の中で念じながら、ひたすらその時を待ちました。
すると、祈りが通じたのか・・・・・・・・・・・・
霧が晴れて、富士山と山中湖が姿を現しました!!!
(食べているのはチンパンジー[ナチュラルエナジーバー]¥300です)
それ以外にも、
↓山中湖や三ツ峠山方面。
杓子山や大平山は、過去に「富士忍野高原トレイルレース」で走った馴染み深い山域。
↓石割山方面
などなど、周囲の山々も見渡せるようになってくれました!
(ちなみに快晴で空気が澄んでいるなら、南アルプスも見られるそうです)
「晴れてくれて一安心」と言ったところで、写真を撮りながら日の出を待っていると・・・・・・・・・・・
!!!
これはまさか・・・・・・・・・
「赤富士」?!!
富士山が、山頂から徐々に赤く染まっていきます!
そして、太陽が姿を現すと、
ご来光!
この近い距離から、赤富士を見られるというのは素晴らしい!
徐々に赤に染まっていく様を観察できたのは初めてで、いいものが見られました。
今回のような赤富士を、この時期にご覧になるなら4時頃からスタンバイしておくといいと思います。
すっかり日も明るくなり、雲が増えてきたのでこれ以上の展望は望めないと判断。
かれこれ1時間はいたでしょうか?ようやく下山を開始しました。
足元が滑りやすい中真っ直ぐ下るので、距離が短いとは言え油断は禁物。
心配なら、ストックを使うと安定しますよ。
「本日の営業は終了しました」と言わんばかりに、雲に隠れてしまって見えなくなった富士山。
朝早く(日の出のタイミング)を狙ったのが功を奏した形です。
明るくなってから改めて山頂方向に目をやると、思ったより登ってたことが分かります。
装備が整っていれば誰でも登れる山ですが、観光目的で軽装で登る場合は十分注意して登ってくださいね。
特に下りが大変ですよ。
山中湖パノラマ台に戻ってきました。
先述の通り、こちらからも富士山や山中湖を望めますので、ドライブがてらこのパノラマ台に立ち寄るのもイイですね。
下りは20分でした。
梅雨の時季という事で不安も大きかったのですが、結果的には赤富士まで見られて大満足のプチ登山でした。
私も色んなポイントから富士山を見てきましたが、
鉄砲木ノ頭からの富士山と山中湖のツーショットは、個人的には5本の指に入る絶景だと思います。
構図と言い、迫力と言い、申し分ありません。
今回のように手っ取り早く登って景色を楽しむだけでなく、
三国山ハイキングコースや、周囲の山々と縦走してみたりと、色んなパターンが楽しめるのもイイですね。
装備に関しては、この時季でも朝はまだ肌寒いことが多いので、ジャケットや手袋と言った防寒対策をお忘れなく。
靴は少なくとも、不整地に対応したグリップ力のあるローカットシューズは欲しいところです。
今度は晴れた冬の時季に登ってみたいと思います!
大宮店 會田