8月上旬、福島県にある日本百名山の一つに数えられる[磐梯山(標高1816M)]に行ってきました!
磐梯山への登山ルートは、四方から様々なルートが開拓されています。
最もポピュラーなのは「磐梯山ゴールドライン」途中からスタートする最短ルートの[八方台登山口ルート]ですが、
今回は猪苗代登山口(猪苗代スキー場)からスタートする、色んな要素満載の[猪苗代登山口ルート]で登ってみることにしました。
スタート地点となる猪苗代スキー場。バスは冬季のみなので、マイカーかタクシーを使うことになります。
「スキー場からスタートって(スキー場の)どこ歩いていいか最初分からなそう・・・・・・」
って思われる方もいらっしゃると思いますが、心配ご無用です。スキー場入口から、しっかりと案内板が設置されています。
夏のスキー場は静まり返ってます。
登山届を提出したらいざスタート!
(写真左)登山届が設置されている建物。スキー場入口左手にすぐあります。
(写真右)ゲレンデ横の作業道を登っていきます。
作業道はこんな感じで砂利道になってます。
スキー場ですから斜度はあります。
そのまま作業道を登っていきますと、途中で案内板が現れるのでそれに従ってゲレンデ内に入っていきます。
ちなみに気温は20℃くらいで曇り。頼むから晴れてくれー。
ゲレンデ内を歩くということで、斜度が更にキツくなります。
ここで体力・筋力を使いすぎないよう注意です。ストックお持ちの方は使うと少し楽になるでしょう。
ゲレンデを登り切ったらいよいよ登山道ぽくなってきます。
(写真左)草木が生い茂ってて道が狭い。
(写真右)天の庭(一合目)。地図には「展望良い」と書かれていましたが、曇ってて何も見えず・・・・・。
天の庭(一合目)からは樹林帯の中を登っていきます。
しっかし道幅が狭いところが多いこと。
少し進むとやがて赤埴山(あかはにやま)への分岐点に差し掛かります。
地図では「赤埴山(二合目)」と書かれていますが、巻き道がありますので別に山頂を踏まなくても進めます。
地図には「(赤埴山は)展望良い」と書かれていますので、ここは赤埴山山頂を目指してみます。
赤埴山は赤土で、また違った印象を受けます。
道標を見落とさないように進んでいきます。
この時期の赤埴山は草木が生い茂ってて、一部はちょっとした藪漕ぎ状態でした。
足元が見えない場合があり、石とかに躓かないよう注意です。
赤埴山に行かれるなら、藪漕ぎあると想定して長袖推奨です。
突き進んでいくと開けたところに出て赤埴山山頂(二合目)となります。
(写真左)赤埴山山頂。開けたところに出られてホッとしました。
(写真右)「二合目赤埴山」と刻印されています。
展望が良くて、これから登る磐梯山もよく見渡せます。
雄大なその姿を見て気持ちを奮い立たせます。
下りもやはり、ちょっとした藪漕ぎ状態でした。
(写真左)下りは足元見にくいと、尚のこと不安です。
(写真右)合流地点。
ここからはなだらかな道となり、一息つけます。
登りっぱなしじゃないというのは気分的にも楽になりますね。
進んでいくと沼ノ平という湿原地帯に差し掛かります。
い
本当、色んな表情を見せてくれるルートです。
「渋谷登山口」との合流地点から再び登りとなります。
登ってる最中振り返ると櫛ヶ池が見えました。
開けてくると今度は「川上登山口」との合流地点となり、そこは天狗岩(三合目)となります。
赤丸で囲った石に三合目と刻印されています。
爆裂火口と銅沼や桧原湖などが見渡せます。
ここら辺はロープが張ってありました。危険ですので中に入らないようにしましょう。
山頂まではこの先はひたすら登りです。
沼ノ平の歩きでまったりした分、気合を入れ直して登っていきます。
登っていくと、「八方台登山口」や「裏磐梯登山口」と合流します。
ちなみにここの分岐点は「お花畑」経由の分岐点です(八方台登山口の分岐点はもう一か所あります。)
奥に見えるのは天狗岩。
山頂方面に進むと弘法清水(四合目)となり、売店があります。
朝早かったのでまだ開いてませんでした。
ちなみに、ここにはベルがありました。
もちろん鳴ります。
ここまできたら山頂まではあと一息です。
岩がゴロゴロしていて少し歩きにくいですが、落ち着いて確実に登っていきましょう。
弘法清水(四合目)から磐梯山山頂(五合目)までは一気に高度を上げる感じになります。
しんどいところですが、山頂まではもう少しなので頑張れる!
そして・・・・・・・・・
磐梯山山頂(標高:1816M)登頂!
山頂からは360度周囲を見渡すことができます!
雲があるので麓のほうは見えませんでしたが、それでもこの景色・解放感は素晴らしいものがありました!
山頂の気温は20℃。風も弱くて快適でした。
下山では弘法清水(四合目)から一旦「八方台登山口」方面に進んで「お花畑」へ立ち寄ります。
「お花畑」は周囲を周回できるようになってます。
ここら辺には柵があって、注意書きがしてありました、ルールを守って決して中に入らないようにしましょう。
見切れちゃいましたが、お花畑から見る磐梯山もいいですよ。
後は来た道を戻ります。下山では赤埴山への分岐は巻き道を使いました。
スキー場のゲレンデの下りは脚に堪えます。
スキー場下山中も天気は曇りでした。麓はこの天候で、上のほうは晴れてましたので幸運でした。
スキー場からは街並みと猪苗代湖も見えます。
ちょっと長くなってしまいましたが、猪苗代登山口からの磐梯山登山レポートでした。
「猪苗代登山口ルート」はスキー場のゲレンデ斜面あり、赤埴山(ちょっとした藪漕ぎ)あり、沼あり、爆裂火口あり、お花畑あり、360度の大パノラマあり・・・・・・・と
要素満載で変化に富んでいて、ちょっとした冒険心をくすぐる面白いルートだと思います。
標準コースタイムは6時間~6時間30分程度となりますので、
余裕を持った行動計画を立てて、装備を万全にして、じっくり楽しまれるのをおススメ致します。
磐梯山は山頂の景色が本当に素晴らしいので、天気の良い日に登ってほしい山です。
大宮店 會田