【登山本店】三つ峠・四十八滝沢に登って来ました

2018-02-27

登山本店スタッフ宮守です。

先日、私の書いたブログ記事を見た友人から、

「お前の書いた記事は(岩と雪の景色ばかりで)写真に色味がないし、やっぱりダメだった”だの“死ぬかと思っただのと不穏なワードが頻繁に出て来るし、すごく辛そうな感じがするんだけど」という指摘を受けてしまったんですが。

先におことわりしておきます

 

今回もたぶんそんな感じです(汗)。

 

2月13日、当店のノースフェイススタッフの奥平さんと一緒に、河口湖の近くの山、三つ峠山・四十八滝沢でアイスクライミングをしてきました。

都留市駅からタクシーで三つ峠山北側の登山口へ。地形図からも消えている山道を少し歩くと四十八滝沢に入ります。

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最初の滝は下半分ほどが解けていたため直登は諦め、高巻きをしてそこから入渓します。

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所々雪に穴が開いて水が流れてますが、滝はまだしっかり凍結していました。

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しばらく登って行くと何やら不気味な形の巨大な氷の塊が見えて来ました。

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25m大滝、今回のルートの核心部分です。

氷の城塞というか巨大な前衛芸術というか…何とも形容しがたい不気味で巨大な物体が目の前に屹立しております。

これを登るってよくよく考えたらけっこうクレイジーな真似で凄いよなあ…

右側から取り付き直登に挑みます。

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この写真だとなかなか伝わらないと思いますが、高度感がけっこうあります

今までに何度も何度もクライミングはやってきたんで、こういうのはけっこう慣れてるはずなんですけど…

 

慣れてるからって怖くない訳じゃないです(汗)。

 

足元がいつ崩れてもおかしくない氷だと考えると、怖さがいつものロッククライミングの4割増位に感じます。

それでも奥平氏の華麗なリードにより特に大きな問題はなく突破できました。そしてこの上にも15mほどの氷瀑。

ちょっと難しそうだけど…ヘタクソとはいえ仮にもクライマーを名乗るのであれば、今度は俺がリードしなければ!!

 

↑はい、いつもの失敗フラグです。

 

思いっきり手こずりました。時間も気力も体力もごっそり持って行かれました(汗)。

そしてもうはた迷惑な見栄を張るのはやめようと固く心に誓うのでした…。

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その後も大小様々な氷瀑の連続。そこかしこにデブリ(雪崩の跡)もあり、常に緊張を強いられます。

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心身共にタフさ加減にはそこそこ自信はあったはずの私ですが、今回はかなり疲れてます…。

 

おうち帰りたい(泣)。

 

でも無事帰るためには結局上に抜けるしかない訳で。

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重い体を引きずり上げるようにしながら稜線を目指してじわじわ進んで行きます。

そして入渓から5時間後午後2時頃。

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ようやく頂上に辿りつきました!

多少雲がかかっていたものの雄大な富士山の姿もはっきりと見えていました。

苦労して辿りつくと登頂の喜びもひとしおです。

現金なもので、さっきまで死にそうなくらい疲れてたのにここからは元気を取り戻し、軽快に下山して行きました。

帰りの電車の中で早速、両腕が肩からもげるんじゃないかってくらいの強烈な筋肉痛に襲われましたけれども。

いつものように辛かったけれどもなんだかんだでそれ以上に楽しい山行でした。

 

ところで三つ峠山といえば、アニメ”ヤマノススメ“の舞台になった場所、いわゆる聖地でもありまして。

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アニメに出てきたこんな景色とか

 

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こんな場所とか

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こんな場所も見て帰りました。

アニメ見た人にしか分からないネタですけれども。

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お知らせ

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お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

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