お久しぶりです。ここしばらく大人しくしていた、と見せかけて実は全然そんなことはない登山本店きっての遊び人スタッフ宮守です。
先日、ノースフェイススタッフの奥平さんと群馬県の子持山にある獅子岩という、高さ100mの大岩を登って来ましたのでご報告いたします。
まずは登山口にて登山計画書を提出。
1時間ほど歩くと「この先危険」の道しるべあり。
その危険な方へと敢えて進みます。
…普段は安全登山を啓蒙する立場でありながら…
なんだろうこの背徳感(苦笑)。
ちょっと進むと、
岩壁にぶつかりました。
ほぼ垂直です。しかも逆層です。
…え、これ登るの?
トレッキング装備からクライミング装備に模様替え。
若干後悔しているような表情に見えますが多分気のせいです。
ともあれ、全行程7ピッチのマルチピッチクライミング開始。最初の1,2Pは一本で繋いで宮守リード。
久しぶりのマルチピッチの高度感にビビりつつも何とか突破。
3P目奥平リード。大きなフレークに6番のキャメロットを噛ませる。
実は今回これをやりたいがためにわざわざここにやってきてます。実際はこんな事しなくても十分登れちゃうんですが…
…本当に何やってるんだろう(苦笑)。
4P目、宮守リード。このピッチが一番難しい核心部分(らしいです)。
しかし風もなく穏やかな天気、岩も乾いていて快適に登れます。
クライミングの感覚も徐々に取り戻し、数十mの高さでテクニカルなムーブを繰り出すスリルさえも心地よく感じられるようになってきました。
こうなるとクライミングって本当に楽しい!!
と、思い始めた頃にはもう筋力が限界に近づいているという(泣)。
5,6ピッチ目は繋いで奥平リードで突破し、登山道に出てここが一応の終了点になります。
獅子岩のてっぺんまではもう一本、クリップ二本分のおまけ的な短いピッチを登って抜ける事もできます。
で、折角来たのだから上まで抜けてトカゲ(日向ぼっこ)でもしようという事になり私がリードします。
見た目簡単そうなルートだけど取り付いてみたらこれが案外難しい。何とか二本目のクリップをクリアして岩の上に出ます。
壁の向こう側の広大な景色が広がる瞬間、これこそがトップアウトのできる岩場の最大の醍醐味で
うおおぉさぁむぅいぃい!!(絶叫)
壁の向こう側からは北風が思いっきり吹き付けてました。
トカゲどころじゃない。めっちゃ寒い(泣)。
同日、当店スタッフの楠田と土居が谷川岳を登っていましたがそちらは吹雪だったそうで。
…そっち行かなくて本当に良かった(苦笑)
とりあえず何とかてっぺんまで。
景色は本当に良いんだけど、もうとにかく寒いんでさっさと降りました。
久々のスリリングなクライミング、本当に楽しかったです!
この手のクライミングはしばらくご無沙汰だったけどまたハマって行きそうな予感が。
後はもう少し長く登れる体力なりテクニックなりを身に着けないとなあ…
また近くどこかに登る事がありましたらご報告したいと思います!
登山本店 宮守