山での「行方不明」は無くなる!?
新しい電子捜索機器「ヒトココ」で捜索訓練を実施!

こんにちは!立川店バヤシです。
山での遭難というと道迷いが多数を占めます。そして、そのまま見つからず行方不明で長期の捜索の挙句打ち切りという事例が多数ありますが、そんなことが将来的になくなるかも知れないニューアイテムとして注目されているのが「ヒトココ」の端末を使った捜索システムです。
「ヒトココ」端末は超軽量・コンパクト&長時間使用可能!!

ヒトココ子機のバッテリーライフは約3ヶ月!

「ヒトココ」とは?
「ヒトココ」は、オーセンテックジャパン社が開発した小型軽量な無線端末を使った画期的な捜索システム。同社はこのヒトココ子機を使用し山岳遭難に特化した会員制のヘリコプター捜索サービス「ココヘリ」を展開しています。
見通しの良い上空からなら約5km先から探知可能!
「アバランチビーコン」と何が違う?
雪崩用のビーコンとの違いは、何よりも親機も子機も小型軽量であること、端末に割り振られたIDによって個人を識別できること、遠距離かつ上空からも捜索できること、さらにより長時間電波を発し続ける事です。子機はフル充電で約3カ月もの間待機状態を維持できるため長期の捜索でも有効です。ちなみに親機に見つけてもらうと、子機のLEDランプが点滅し近くに捜索隊が来たとこを教えてくれる機能も搭載されています。見通しの良い上空からだと約5km先から見つけることが出来るので、生存の確率か高いうちに素早く見つけることができるという素晴らしい特徴を持っています。
では、アバランチビーコンはいらないのではと思う方もいるかもしれませんが、ヒトココの子機単独では発信は出来ても受信が出来ない、つまり子機単独では捜索ができないので、捜索の場合は別途受信機能を持った親機を持つ必要があります。また、電波法規の関係でヒトココは日本国内のみでしか使用することが出来ません。ヒトココに対しアバランチビーコンは世界共通の規格で受信も発信も一つの機器で出来るという特徴があります。1台で発信も捜索も出来るので雪崩の際にその場にビーコンを持った人がいれば素早く遭難者救助に移れます。また演算速度が早く位置の精度が非常に高いというのも特徴です。約50m前後の近距離で雪崩に埋没した人を素早く捜索するのに特化しているのがアバランチビーコンです。雪崩のリスクの高い雪山に入る方は両方を装備していればよりリスクを軽減することができます。
ヘリコプター捜索サービス「ココヘリ」とは?

ココヘリは3.000円の入会金を払った後は、一日当たり10円の年会費 3650円で「ヒトココ」の子機が貸し出されます。子機は20gととても軽く携帯も苦にならないサイズ。もしもの時のはこの子機から発信される電波をもとに捜索が行われます。もしも会員が遭難した場合、提携するヘリ運航会社が捜索ヘリを派遣し子機の発する電波を親機でたどりながら遭難者の居場所を特定。救助機関に位置を情報提供します。
オンライン登山届にココヘリIDを記入でさらに安心!
日本山岳ガイド協会が、日本全国の警察・自治体と提携を進めているオンライン登山計画書「コンパス」システムには、「ヒトココ(ヤマモリ)ID」を記入する欄が設けてあり、緊急時には遭難者のヒトココID情報をココヘリ提携の捜索ヘリコプターだけでなく、警察等と共有する仕組みが構築されています。
https://www.mt-compass.com/
jROでは会員限定で機器のレンタルをしています!
http://www.sangakujro.com/yamamori/hitokoko/
jRO(日本山岳救助機構合同会社)では、「ヒトココ」を “ヤマモリ” (※山のお守り)と名付け、「ヤマモリ」を会員向け捜索救助用具貸与制度のアイテムに採用しています。
jRO会員限定で捜索救助訓練(試用テスト)や、ヤマモリ持参者の遭難捜索時に貸し出しをしていますので、会員の方はヤマモリを実際に使って練習や仲間を捜索することが出来ます。
実際に「ヒトココ」を使用した地上捜索訓練してきました!
- 武蔵国を守護する武蔵御嶽神社
実際にこの「ヒトココ」しようした捜索とはどのようなものか、体験するべく「ヤマモリ」端末をjRO様からお借りして山でテストしてきました。
2月22日。向かったのは天空の神社こと武蔵御嶽神社が鎮座する奥多摩の御岳山(929m)。複雑な地形、建ち並ぶ建築物、多数の巨木が聳えるという電波特性上不利な条件で敢えてテストを行いました。
電源を入れて捜索開始!
捜索機能のある親機の操作もいたってシンプル。真ん中の⚫️ボタンを押すと電源が入ります。
本体の主電源自体はポールペンの先などで動かさないと操作出来なくなっており、誤ってOFFにしないように配慮されています。こちらのバッテリーライフは待機で6ヶ月と子機の倍のスタミナをもってます。
捜索開始!即発見!
捜索モードは付近のココヒト端末を捜索するALLと、指定のIDのみに絞って捜索するモードに別れています。
発見した端末はIDが表示されます。さらに捜索したいIDを選択します。
矢印と距離を頼りに捜索!
障害物の多い地上では数キロとはいきませんが、イメージとしては特小トランシーバーが通話できるほどの距離なら有効なようです。御嶽神社拝殿から約200mほど離れたお土産屋さんに置いたヒトココを発見!距離と方角もピッタリでした。
ロストしたときは位置を替えながら探索
捜索している端末との間に障害物があるとロストしてしまいます。ゆっくりと全周を回って感度がないときは移動しながら感度が得られる所を探します。コツは演算が反映されるまでの6秒間じっと静止してから方角を変えること。方位が迷走している時もこの方法で、液晶モニターの下側に表示されているインジゲーターで感度の高い方位をみつけるのがポイントです。
ついにヒトココを発見!
近くに到達すると「近くにいます」との表示とバイブレーションで教えてくれます。自動で精度重視の近距離捜索モードに切り替わり、音の間隔が狭くなりいよいよ近かづきました。そしてついに発見!
子機はアンテナのある天辺が常に上にある状態が一番感度が良くなるようです。子機が水平な状態で真横だと感度が弱くなるみたいで、ザックに細引きやミニカラビナなどでぶら下げておくと見つけてもらいやすくなるようです。
高所から四方を捜索するのは得意!
上の地図は子機と親機での感度の有無。OKの場所では方位と距離がしっかり表示されました。遠距離から10m以内の近距離になるとなかなか発見するまで苦戦しましたが、実際の現場で人が倒れていれば数m先でも視認できるので発見は容易と思われます。ヒトココの精度は0.5m単位なのでアバランチビーコンほどの精度は無く、雪の下に埋没した人をピンポイントで発見するのは時間がかかりそうですが、より遠方から大まかな位置、個人を特定できるのはとても便利で、実際の捜索でも活躍しそうなアイテムだと感じました。
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