【立川店】激走!奥多摩奥秩父縦断「分水嶺トレイル2018」前篇

2018-07-23

日本の背骨中央分水嶺を大縦走!「分水嶺トレイル2018」

K5IP6343奥多摩スタート
7月14日00:00 分水嶺トレイルBコース奥多摩駅前をスタート!

 

こんにちは立川店バヤシです。

今回は知る人ぞ知るコアな山岳縦走レース「分水嶺トレイル2018」をレポートします!

本来なら自分も最後尾の役員スイーパーとして走る予定でしたが、あいにく足を骨折してひと月を傷が未だ癒えなかったため、役員専任として3日間スタートや関門などで選手の皆様のサポートに徹しました。

 

 

◆分水嶺トレイルレース2018とは!?

2018分水嶺トレイルコース図s

◇開催日 2018年7月14日~16日の3日間

 

◇Aコース   7/14 11:00スタート 距離85km・累積標高差9.000m 制限時間53時間

奥多摩・鴨沢→七ツ石山→CP1雲取山荘→雲取山→飛龍山→将監小屋→笠取山→水干→CP2雁坂峠→破風山→笹平避難小屋→甲武信ケ岳→国師ヶ岳→CP3大弛峠→金峰山→CP4富士見平→瑞牆山→不動沢→フシノソリ→石ッコツ→信州峠→横尾山→飯盛山→獅子岩駐車場

 

◇Bコース   7/14 00:00スタート 距離97km・累積標高差9.650m 制限時間64時間

奥多摩駅前→六ッ石山→鷹ノ巣山→七ツ石山→CP1雲取山荘→雲取山→飛龍山→将監小屋→笠取山→水干→CP2雁坂峠→破風山→笹平避難小屋→甲武信ケ岳→国師ヶ岳→CP3大弛峠→金峰山→小川山→八丁平→CP4富士見平→瑞牆山→不動沢→フシノソリ→石ッコツ→信州峠→横尾山→飯盛山→獅子岩駐車場

 

 ◇コースの特徴

「分水嶺トレイルレース」とは今年で8回目を迎えた縦走形式・カモシカ山行スタイルのトレイルレースです。コースは多摩川・荒川・富士川・千曲川の水源を通り太平洋側と日本海側とを分ける中央分水嶺を舞台に、奥多摩から奥秩父の4つの百名山(雲取山・甲武信岳・金峰山・瑞牆山)を3日以内で走破し、清里の平沢峠獅子岩までたどり着く、トレイル率99%の知る人ぞ知る大変タフなレース。

従来のトレイルランに飽き足らない仲間達とアンチテーゼとして立ち上げたのがこの分水嶺トレイルで、コース看板無し、エイド無し、後半にはルート無しの薮漕ぎ踏査区間が設けられており、読図能力と強靭な体力、山行スキルが高くないと完走できないコース設定にしています。 

コースはは奥多摩鴨沢起点のAコースと、今年からスタートを青梅から変更した奥多摩駅前が起点のBコースが設けられ、Bコースはより長いだけではなく小川山の探勝路区間が追加され、より難易度が高くなっています。

 

 ◇参加資格

エントリーはソロの部と3名1組のチーム部が有り、参加希望者は事前の試走(タイムと写真提出を義務付け)と、山行経験や救急救命技術、ビバーク経験など分水嶺トレイルを完走しえる体力と知識があるか厳正な書類審査を経て決定します。今回はAコースソロ57名・チームが11チーム。Bコースソロが85名・チームが25チームで約280名の猛者が審査を突破しました!

 

◇義務装備

K5IP6666装備チェック
装備チェックは各項目ごとに不備が無いか実際に出してもらって確認します

ソロ参加の方は一人で全装備、チームの方はチームで1セットの指定の装備をしっかり持っているか確認します。

 

◇義務装備リスト

2018分水嶺装備
簡易ハーネスや搬送時に使用するセルフレスキューのための装備

7~9mm補助ロープ×15m、ソウンスリング120~180cm×2・60cm×2、安全環付HMSカラビナ×2・環無×2、三角布、傷口洗浄用の水、38mmホワイトテープ、保険証、ツェルト(テントや床付きのシェルターも可)、熊鈴、行動食、非常食、エマジェンシーシート、飲料水2L以上、ヘッドランプと予備電池、携帯電話(ドコモかauに限定)と予備電池、地図、コンパス、ナイフ

3日間の山行で必要とされる行動食や水などの装備に、アクシデントが無ければ使わないロープなどの装備も義務装備として必ず持つ事を定めています。

 
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経験値の高い自立した登山者のみが極限まで装備を軽量化しスピードを追求できるというのが分水嶺トレイルのポリシーです。無駄な装備を切り詰め軽量化しながら最低限のセルフレスキューに対応できる装備を義務とする事で、奥深い山中で万が一の際に遭難を防ぎ、自らの命や仲間の命を助け、無事に下山することを目的にしています。

 

K5IP6223s携帯

甲武信岳や飯盛山での本部への通過報告のためと、緊急時に備えて山岳エリアに強いキャリアの携帯電話を持つことが指定されています。また山岳保険の加入が参加するための条件となっており、もしもの時に備えています。

 

ココヘリヒトココ端末

また、今大会に遭難防止のためのココヘリを試験導入しました。参加者約50名にココヘリの会員証である電波発信機を持ってもらい、各関門やスイーパーには捜索のためのヒトココ端末(ココヘリの受信機)を配備。いざという時は陸上のレスキュー隊と、ココヘリのヘリコプターで立体的な捜索を行い速やかに要救助者や行方不明者を発見できる体制を整えました。

山深く携帯圏外区間が多いこのコースはリアルで行方不明者が出かねないこともあり、今後は全参加者がココヘリを携帯することを予定しています。

 

 

 

◆7月14日深夜0時 Bコース奥多摩駅をスタート!

奥多摩駅スタートの「Bコース」
7月14日00:00 奥多摩駅スタートの「Bコース」

 14日00:00奥多摩駅からBコースの猛者達がスタート!!

なお、中国地方を襲った記録的豪雨の影響で、参加の予定だった自衛隊や消防の方で召集された方がおり残念ながらDNSとなってしまいました。

 

 

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7月14日00:20 Bコース第2梯団スタート!

 電車の遅延など諸々の都合で出発時間に間に合わなかった選手も救済措置の第2次のスタートでBコースへ出発!

最後尾には経験豊富なスイーパー役員が2名ついて万全の態勢で選手をサポートします。

この日の夜は思ったよりも暑くなく、一気に石尾根を登ってしまうと稜線は風も通るので例年の青梅スタートよりも快適に走れたようです。

 

 

 ◆7月14日11時 Aコース鴨沢をスタート!

K5IP6718Aコース集合写真修正
14日11時 暑さにぐったりしたAコーススタート

Aコースは灼熱の炎天下の中、14日11時に山梨県丹波山村の鴨沢をスタート!

受付と装備チェックをしている間もジリジリと日差しが照りつけ体力が消耗していきます。

 

 

K5IP6735Aスタート
7月14日11:00 炎天下のスタートだったAコース

スタート後30分で熱中症になる選手が出るなど暑さに苦しんだのがAコースで、大会開催中の三日間は40℃に迫る猛烈な暑さで例年よりもリタイヤ者が続出しました。

 

 

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7月14日 分水嶺トレイル1日目 雲取山荘に設けられたCP1 撮影:スイーパー国井健三氏

 Bコースの選手は石尾根経由でAコースの選手は鴨沢から登って最初の関門がCP1雲取山荘。

Bコースのトップ通過は03:45。優勝候補の船橋選手は石尾根で転倒し胸を強打(後に肋骨骨折と判明)するも、なんとテーピングで固定しレース続行!

 

 

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7月14日 分水嶺トレイル1日目 雁峠付近を通過する選手達 撮影:スイーパー国井健三氏

将監峠から先の多摩川源流地帯のルートは崩壊のため通行止めになっており、尾根沿いの唐松尾山を経由して雁峠、雁坂峠のCP2へ向かいます。

 

 

想定よりも選手が早すぎる!?

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日本3大峠の一つ雁坂峠の近くにあるCP2が設けられた雁坂小屋。 撮影:スイーパー国井健三氏

 CP2の雁坂小屋はなんと関門設営よりも早くトップ選手が通過してしまいました!

CP2を過ぎて2座目の百名山甲武信岳では本部Bコースのトップ集団の甲武信岳通過は13:30頃。

涼しい 夜間スタートのBコースは快調で、想定よりも早いペースでどんどん関門を通過していきました。

 

 

7月14日15:37 CP2大弛峠Bコーストップ通過!

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7月14日15:37 CP3大弛峠にぶっちぎりで到着したBコース吉藤選手

CP3大弛峠は本来のスタッフが都内で渋滞に巻き込まれたため、CP4富士見平小屋担当の自分たちが大弛峠で関門の設営と受付を夕方まで担当しました。

15:37ちょうど関門の注意喚起看板を設置しているとBコーストップの吉藤選手か軽快な足取りで現れました!

早い!しかも疲れを感じさせないさわやかな笑顔!!

 

 

続々と選手が大弛峠に到着!

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「ヤマノススメ」をきっかけに山を始めたというこちらの選手、なんとトップ集団で大弛峠に2位で到着!

昨年までBコースで通過していた「棒ノ嶺」のプリントされたお宝ウェアで今回のレースを走られていました!

 

 

K5IP7276カレー
沁みわたるカレーのうまさに涙が!?

ジェルなどの行動食から、久しぶりのまともなご飯に感動!

 

K5IP7257カレー
大弛峠小屋名物のボリュームある特製カレー

分水嶺トレイルでユニークな所は、営業時間内なら山小屋での補給をOKとしているところで、山中のオアシス山小屋で皆さんコーラやラーメン、カレーライスなどで鋭気を養っていました。強兵は各山小屋ごとにビールで暑気払いをしていたとか!?

 

 

 

後篇に続く

 

 

 

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次回の分水嶺はスイーパーで参加予定の立川店☆バヤシでした

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