私の「死ぬまでに行っておきたい100選」のひとつ奥秩父主脈縦走。
特に大弛~甲武信は5時間以上の長丁場ゆえに歩く人も少ないローカル線。
しかし社会人はのんびり縦走できないし、この区間はやり残してしまう可能性が大きいので
足腰達者なうちにがんばって日帰りで往復してきました。
【山名】奥秩父 国師ヶ岳、甲武信岳
【天候】曇り
【コースタイム(休憩込)】(標高は地形図/スントアンビット計測値)
大弛峠(2360/2354m)→40分→国師ヶ岳(2591.9/2589m)→3時間40分→甲武信岳(2475/2478m)→4時間20分→大弛峠(2360/2373m)
※高度補正しないでGPSだけで計測開始。今回途中でGPSをロストしてましたが、その間も気圧高度計にて高度計測を続けてました。ちょうど甲武信山頂のあたり。緯度経度の位置情報の記録は途絶えても高度情報はログされてました。
【コース状況】山と高原にも倒木多い記述があったり、通行量も少ないルートだろうからもう少し倒木が多く荒れてたり、不明瞭かと思ったら正反対。テープが随所にあったり迷い尾根にはロープが張られたりで、結構親切に整備していただいてます。積雪はなし。凍結路面もなし。しかしこの気温ですから軽アイゼンは念のために持っていきましょう。この区間は1日中アップダウンを繰り返しますし、もちろんエスケープもないので泊まりで縦走したほうが安全かつ楽しいと思います。

大弛峠。寒い!周囲は霧氷で真っ白。路面はドライですが朝8時で-2℃。もうスタッドレスの季節ですね。
歩きだしはアンダー+ウールTシャツ+長袖シャツ+ソフトシェルジャケット+レインウェアでした。

寒い中すぐに歩きだしたので最初の階段5分でいままで経験したことない動悸が・・・。
齢四十を越えると無理はいけません。「死ぬまでに」の途中で本当に死んでしまうところでした。
体を温め、ご飯を食べてから歩きだしましょう。

国師山頂。積雪や路面凍結はなし。足元除けば雪山の景色です。

国師のタル。今回はシナノのトレランポールのお試しも兼ねてます。

甲武信山頂直下でガレ場が出るくらいであとは気持ちよい樹林帯歩きに終始します。

甲武信山頂。お昼にもかかわらず霧氷は溶けません。寒いし景色はゼロだし。

こんな感じで迷いそうな所にはロープが張られているので基本的に迷うリスクは他エリアと大差ない様な感じです。
もちろん地図コンパスは必携です。

そんなことを思ってたら道端にコンパスが・・・。
錆びて動かない、物悲しい雰囲気です。持ち主さん、ちゃんと帰れましたか?

復路は国師への登り返し400mがきつかったです。
朝より霧氷が増えたような感じです。
結局誰とも会いませんでした。平日にこの天気じゃ当然ですか・・・。
静かに奥秩父の樹林を存分に味わうことができました。
甲府店 金井