FIS対応GS、No FIS GS、SL、DEMOの4カテゴリー、全78機種を乗り倒した今季のSIEGERのスキーテスト。
そこから見えてきた今季のトレンドは、整地をメインにしながらもセンター幅75mmプラスαと少し太い“オンピステワイド”モデルが登場したこと。
これまでもセンター幅がワイドなタイプはありましたが、ここにきて、コンセプトが明確になり、確かな性能も備えて各ブランドから出揃ったという感じです。
よりスキーが楽しくなる新ジャンルのスキーとして今後定着していくことでしょう。
センター幅75mmプラスα。ズレも切れも自在で雪も選ばないオンピステワイドに要注目!
さて、2019-20シーズンモデルで注目すべき傾向は、整地主体に滑るセンター幅の広いスキーが増え始めたことです。
サロモンが新シリーズとして展開した〈Force〉シリーズとアトミックのレッドスターX9IWBが、その代表と言えます。
オフピステ向けのワイドボディのスキーとは性質が違い、しっかりとエッジグリップができ、ショートターンもできるという特性があります。
形状的に大きなロッカー形状でもありません。
【SALOMON S/FORCE 11】
シビアなスキー操作がいらず、ハイスピードでもゆとりを持って滑れる
【ATOMIC REDSTER X9IWB】
快適にスキーを楽しみたい。でも、しっかり滑りたいという上級者に
オンピステワイドモデルの魅力は、オールシチュエーションを滑れることはもとより、カービングからスキッディングまでターンコントロールが容易にできること。
いわゆる万能性が高いスキーとなりますが、素早いショートターンをしたり、リラックスしてクルージングスキーのような開放的なスキーを楽しむことも可能です。
もちろん、カービングもOK!なのですが、過度なエッジグリップもないことから、身体への負担も軽減できるモデルとも言えるでしょう。
そういう意味では、クルージングを楽しみたいスキーヤーには注目してもらいたいカテゴリーです。
ぜひ、カスタムフェア会場で手にとってご確認ください。
注目のオンピステワイドモデルの滑走フィーリングについては、SIEGERに掲載されているので一読を!
Mt.石井スポーツスタッフも試乗していますので、お気軽にご質問ください。
【VÖLKL RACETIGER SX DEMO】
ハイスピードでも安定感があり、条件を選ばずに軽快なスキーができる
【VECTOR GLIDE MAXI GRAN TURISMO】
シチュエーションを選ばず、楽に連続ターンができるクルージングモデル
【BLIZZARD FIREBIRD HRC】
バーン状況を選ばずにゲレンデを楽しめるちょい太ゲレンデ・オールラウンド
【SALOMON S/FORCE BLOD +Z12 GW】
雪質やターンサイズを問わず、快適なスキーが楽しめる