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滑りもハイクもどちらも犠牲にしないトータルバランスに優れたスキーブーツ
「K2 マインドベンダー」「SCARPA マエストラーレXT」
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神田本館 b.c.map担当の戸沢です。
今年のカスタムフェアでまず注目してもらいたいのがブーツです。ここ数年のブーツの進化は目覚ましく、完成度の高いモデルが多数ラインナップされていますが、それらのブーツがどれだけ滑りの質を追求できるか!? ということが気になる人は多いと思います。そこで、b.c.mapでは今年の3月、主要なモデルを集めて雪上テストしました。それぞれのインブレッションはSIEGER(P90.P93)を読んでいただくとして、そのなかでSIEGER AWARDに輝いたのが「マインドベンダー130」と「マエストラーレXT」です。
【K2 MINDBENDER 130】
Staff impression
■98mmラストのわりに幅広く感じるため、足幅のある人も充分履ける(戸沢)
■すべてにおいてバランスが取れており、その平均点が高く、誰にでもお薦めできるブーツ(小山内)
【SCARPA MAESTRALE XT】
Staff impression
■しっかり滑れて安心感がある。力強く滑ることができる(小山内)
■シェルはしっかりしており、滑走性は文句なし。バックサポートがしっかりしていて、ハードな滑りにも負けない(釣巻)
■滑走性能はアルペンブーツにも負けないしっかり感がある(戸沢)
マインドベンダー130は、K2が新しくラインナップするMINDBENDERシリーズのフリーライドブーツで、ピナクルの後継機的な存在になります。シェルを熱成形でき、足裏が雪面に近い位置にセッティングされているため、高い安定感と足裏感覚の良さがあります。
もうひとつのマエストラーレXTは、スカルパのフリーライドツアーブーツ。このカテゴリーのスターダードとして人気のマエストラーレをベースに、滑走性能をぐっと高めたモデルです。ツアー寄りになると、滑走時の性能が不安になるかもしれませんが、このブーツは心配ご無用。基本構造は3ピースですが、アッパーカフ部分は2ピース構造を取り入れたハイブリット構造になっており、スキーにしっかりとパワーを伝えることができ、ブーツ自体の軽さにもよる機敏なレスポンスを備えたブーツへと進化しました。
ぜひ会場で試し履きして、フィーリングを確かめてください。