【 店長リレー通信 vol.2 】蒼天のイタリアへ! 新宿西口店 渡邉店長

第2回目の店長リレー通信は、東京都新宿区にある「新宿西口店」の渡邉店長です。石井スポーツに長年勤めている渡邉店長、社長の「行ってきなよ!」の一声で、なんとイタリアに行くことに!今回は、大人気のトレッキングスポット「イタリア ドロミテ地方」への、【石井スポーツとフェロートラベルコレボレーション企画 特選海外ハイキング 2大世界遺産を巡るドロミテハイキングとベニスのツアー】に参加したお話を伺います。

では渡邉店長に話を聞いていきましょう。

※在籍店舗及び記事内容は投稿当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。

 

 

|まずは自己紹介お願いします!

 

 

【新宿西口店店長:渡邉さん】
入社18年目。新宿西口店に来てからは4年、店長を勤めるのは3年目になります。神田本館や横浜店に居たこともあり、その時から長くつきあって頂いているお客様もいらっしゃいます。

ドロミテに行くことになったきっかけは、社長の荒川から「渡邉、ドロミテに行ってきなよ」と声を掛けられた事なのですが、その時はまさか本当に行く話になるとは思っておらず、あとから驚きました(笑)
ですが、お陰で天候にも恵まれ、非常に学びの多いツアーとなりました。
今回は、9日間のイタリア・ドロミテ地方ツアーのレポートのお話をさせて頂こうと思います!



|いきなりですが、どんな旅でしたか?

楽しかったです!天気も良く、大きな怪我等もなく無事に終えることができ良かったです。

お客様は21名参加されていて、登山経験豊富で石井スポーツにもよく来てくださっている方がほとんどのようでした。海外旅行によく行かれる方もいらっしゃって、いろいろ教えてもらう事もありました。

今回のツアーは本当に天候に恵まれていて、ハイキング中に雨も降らなかったためドロミテの景色と高山植物を存分に堪能することができました。

エーデルワイスを見て「これを見に来たの!」と写真を撮るお客様が多くいらっしゃいましたが、ドロミテは「岩山」のイメージが強いため、これほど花が咲いているとは思っていなかった、という話も多かったですね。

エーデルワイス アルプスの自然のシンボル。エーデルワイス(西洋薄雪草)特徴である星の形をした部分は、花びらでなく葉っぱが変化した。花は中心にある小さな丸い粒。日本の薄雪草では、ヒメウスユキソウ(中央アルプス)ハヤチネウスユキソウ(岩手県早池峰山)ミヤウスユキソウ(上越、北、中央、南アルプス、八ヶ岳)エゾウスユキソウ(礼文島等)に分布。

|どんな山に行きましたか?

2日目はベニス市内観光と買い出し、3日目にまず行ったのは、ドロミテ1の人気を誇るドライチネン(トレ・チーメ)でした。

 

4日目に行ったのは、コルティーナ・ダンペッツォという町。ジアウという峠からハイキングをスタートし、景色と花畑を楽しみました。途中、野生のマーモットが登山道近くまで寄ってくることもありました。

 

(※マーモットの写真は、本ページ上部 店長の事項紹介の下部にあります)

 

5日目は再びコルティーナ・ダンペッツォを起点に、リフトに乗って奇岩チンクエトリートとトファーナ・ディ・ローゼスを望む絶景ハイキングです。午後はサンカシアーノへ移動し、ゴンドラに乗って高原をハイキングしました。下りる時もゴンドラに乗り、町へ降りた後は買い物など楽しむお客様が多かったようです。

 

6日目は路線バスに乗ってカルディナ峠へ向かいましたが、バスが来ないんです!(笑)結局20分遅れで来ましたが、国民性が出ていて面白いですね。セラ山塊と花畑を満喫しながらコルバラへ下りました。

 

7日目はこのツアーのメイン、ピッツボエ登山です。3,000m級の山のため、登山前に意思確認がありました。少し天気が怪しく、また鎖場があることもあり無理はしないよう案内がありましたが、ガイドが補助しながら一人一人順番に登るなどして、無事に全員登頂・下山することができました。

 


【3日目のコース】

 

ホテル8:30出発→ミズリーナ湖を経由→ドライチネン(トレ・チーメ)→アウロンツォ小屋をスタート→ドライチネン(ロッカッテリ)小屋→ラヴァレード小屋を経由してスタート地点へ戻る

【歩行時間約4時間30分/歩行標高差:登り約150m、下り約150m】

 

【4日目のコース】

 

ホテル8:30出発→マルモラーダを望むジアウ峠からハイキングスタート→チベッタやペルモの名峰の眺望とお花畑を満喫しながら、クローダダラーゴを回り込んで湖畔の山小屋へ

【歩行時間:3時間30分/歩行標高差:登り約120m、下り約250m】

 

【5日目のコース 午前】

 

ホテル8:20出発→リフトでチンクエトーリのスコイアットリー小屋へ→目の前にある奇岩チンクエトリートとトファーナ・ディ・ローゼスを望む→アペラウ直下を経由してファルツァレーゴ峠までハイキング

【歩行時間:約2時間30分/歩行標高差:登り約160m、下り約300m】

 

【5日目のコース 午後】

 

ファルツァレーゴ峠から専用車でサンカシアーノへ→ゴンドラにて高原へ上がりコルアルトまで

【歩行時間:約2時間30分/歩行標高差:登り約100m、下り約100m】

 

【6日目のコース】

 

ホテル 8:20出発→路線バスにてカルディナ峠へ→コルバラに向かってセラ山塊と花畑を満喫しながらコルバラへ下りました

【歩行時間:約2時間30分/歩行標高差:登り約130m、下り600m】

 

【7日目のコース】

 

ホテル 8:30出発→専用車にてポルドイ峠へ→ロープウェーにてサッスポルドイ展望台(2,950m)へ登る→サラ山塊ピッツボエ(3,152m)を登頂

【歩行時間:約3時間30分/歩行標高差:登り約300m、下り約300m】

ピッツボエ山頂にて
標高が高いので風が強く、体感は寒く感じました。レインウェアを着ている方も多かったです。

|大変だったことはありますか?

そうですね、あるお客様が初日から「足が痛い」と訴えており、靴紐を締めなおす、現地でソックスを買いに行く、シューズの内側から硬いものを入れて広げたりなど色々試したのですがどれもあまり効果がなくて、次に 自分が持っていたインソールをカットしてお客様のシューズに入れて調整しました。

左足の痛みは軽減されたのですが、右足がまだ痛みがあるので、痛みがある部分の硬いところをカットして対応しました。

 

ーえっ、シューズをカット!?

 

そう、この辺をザクザクって(実際に見せてもらいました)切ると、シューズの外側が広がって少し余裕ができるので、指が当たっているのが緩和できるんです。カットした部分にはテープを貼って、シューズ本体に傷が付かないようにしました。

(※現地での応急処置として。店舗では機械にて広げて対応します)

最後には痛みも和らぎ、ピッツボエ登頂も無事にでき、非常に喜んでもらえたのでよかったです。

修復した箇所
カットした跡と、上からテープが貼ってある

他にも、現地で登山靴のソールが剥がれてしまったお客様がいて。

見せてもらったところ、結構剥がれていて、これはもうダメですね、となり、一緒に現地のショップへ登山靴を買いに行きました。お客様と相談して、登山靴よりも軽いアプローチシューズのほうがいいとの事でしたので、トレラン用のシューズを購入しました。次の日、具合を見せてもらいましたが、問題はなかったようで、その後も問題なく登頂できてました。

 

今回、いろいろな方に靴の相談を受けて対応しましたが、やはり一番悩んだのは「足が痛い」と訴えていたお客様の件ですね。お店にいれば靴修理の道具があるので対応できますが、ドロミテには最低限のものしか持って行ってなかったので。あるものを利用して、なんとか対応させて頂きました。

修理に時間は掛かりましたが、今まで店舗で様々な対応をしていた事を思い出して調整しました。


|最後にコメントをお願いします!

 

お客様のシューズを直している時は、折角ツアーに来て嫌な思い出として残るのではなく、いい思い出を作ってほしいと思いながら直していたので、つらい思いはなく良い経験が出来たと思います。最後に山小屋で喜んでもらった笑顔を見たときは嬉しく思えました。

 

新宿西口店では、お客様との信頼関係を築くために登山靴やスキーブーツの”靴”にこだわり、適切なアドバイスからアフターフォローまで親身に応対しております。

 

今回のツアー中に靴の修理等を対応したお客様は、「ありがとう、またお店に行きます」と仰っていただき非常に嬉しかったです。お店では購入だけでなくアフターケアもしっかりしているので、ぜひまたお会いして、お話をさせていただきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

石井スポーツには30人以上の店長がいます。これまでのキャリアや勤続年数、好きなアクティビティも皆様々です。あるようでなかった一人一人の店長の「個性」にフォーカスを当てるこのコンテンツ、今後もどうぞご期待ください。