
標高 | :1,523.49m |
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所在地 | :福井県 |
位置 | :北緯35度56分03秒, 東経136度36分05秒 |
荒島岳(あらしまだけ)は、福井県大野市にある標高1,523mの山である。別名大野富士(おおのふじ)。日本百名山に選定されている。白山と同様に泰澄が開山したと伝えられる。山頂には荒島神社があり、信仰の山とされてきた。山域は奥越高原県立自然公園区域に指定されている。
登山
日本百名山に選定されているため、福井県外から訪れる登山者も多い。各方面からの登山道があり、勝原からの登山道がよく利用されている。山頂からは白山などの360度の展望が得られる。春先に登山道脇ではイワウチワ、カタクリ、シャクナゲなどの花が見られる。荒島岳の山開きの「芽吹祭」は、例年5月上旬の日曜日に開催されている。
●勝原からのコース
JR西日本越美北線勝原駅から国道158号沿いの勝原スキー場を経由し、ブナ林の急な尾根の先に「シャクナゲ平」と呼ばれるピーク(標高1,204m)があり、多方面からの登山道と合流する。その南東方向の尾根には「もちがかべ」と呼ばれる急斜面があり、その先の山頂には一等三角点と荒島大権現の神社がある。
●中出からのコース
北西の中出集落からの林道先で、「みずごう」と呼ばれる慈水観音に湧水がある。稜線の先には小荒島岳(標高1,186m)があり、その先のしゃくなげ平で多方面からの登山道と合流する。
●佐開からのコース
西の佐開の集落から荒島養魚場と鬼谷林道を経てシャクナゲ平に至るルートがある。
●下山からのコース
南東の国道158号の下山から荒島谷川を渡り南西の稜線から山頂に至る難路のルートがあったが、荒廃が進んでおり通行困難な状態である。