今年の大河ドラマは鹿児島が舞台ともあって、九州は鹿児島、佐賀、長崎といった幕末から明治にかけて激動の時代を送った地は多いに盛り上がっています。
そのドラマのオープニング。時代の変遷と伴って抑揚あるメロディに鹿児島や奄美大島などの自然や文化溢れる観光地が多く紹介されています。その中でも一つ、ひときわ登山者には際立って見える火口のお鉢と際立つミヤマキリシマのピンク色。天孫降臨の地と言い伝えのある言わずと知れた鹿児島は霧島連山、「高千穂峰」に薗田、平野、中山の福岡店スタッフ3名で行ってきました!
天の逆鉾の伝説でも有名で、山頂には現在はレプリカですが逆鉾が古くから今でも祀られ、幕末に坂本龍馬が新婚旅行で妻のおりょうさんと登頂したことも姉に宛てた手紙に記されています。
大宰府インターから高速で約3時間半、早朝から出発。福岡はまだまだ小雨が降っていて心配でしたが、流石に鹿児島まで来ると一変して快晴の登山日和に。
登山口の高千穂河原にあるビジターセンターの受付の方に今日は風が強いから気をつけてねー!と教えていただきました。日中は風速10mと強めらしい。たしかに空を見上げると雲のスピードが早くて今日のお昼は鍋だと意気込んでいるので本当に調理できるのかとちょっと心配になってきた。霧島神宮の跡地でお参りを済ませて出発。
中山さんがネットで手に入れたコケ観察セットに全員興味津々。小さい頃におばあちゃんが持ってた様な10倍ルーペにコケの種類が解説しているガイドブック付き。苔も沢山の種類があって判別するのは難しいけれど、明らかに岩についてるコケと樹木に付いているコケは種類が違う!!っていうのはわかりましたよ。(こちらの商品は近日店頭に入荷予定)
樹林帯を抜けると細かい火山灰に足場を取られる登りが続きます。富士山の砂走りにも似た登りにくさ。足場の良い岩場を見つけては進んでいきます。
ようやく登りつめると高千穂峰の真横にそびえる大火口のお鉢に到着。眼下に広がる火口の穴の雄大さに一同感動!ところがこの辺あたりから風が強くなって寒さを少し感じる様になってきた。着たり脱いだりの繰り返しで大変。気温は10度前後。薄手のソフトシェルやウインドシェルが丁度かったです。
お鉢を離れて高千穂峰の山頂へ。途中の中宮跡を過ぎて、足場が滑らない様に階段上に整備された登山道を登ります。幾度となくガスが過ぎ、その合間になんとブロッケン現象を見ることが出来ました!
山頂の天の逆鉾は御神体なので立ち入り禁止。桜島はちょうど雲海ができたので拝むことはできませんでしたが、新燃岳や、都城方面のなどとても見晴らしが良かったです。
さて、お昼の時間。
風裏になる旧山小屋の入り口に逃げ込んで、平日ということもあり登山者も少なかったので入り口付近で煮炊き開始。中山さんが仕込んでくれた鶏団子鍋に舌つづみ。ご飯は各自と言われていたのに行動食用にと大量のエナジーバーしか持ってきていないことに気づく平野。薗田くんと中山さんにたくさん分けていただきました。コーヒー飲んだりとゆっくりしているうちに時間も過ぎ、2時間くらい山頂に滞在。途中、天孫降臨登山口から登ってこられた夫婦に付近の山のお話や大河ドラマのロケのお話など聞かせていただきました。
下山は滑る様にあっという間。途中、お鉢の周りでYouTubeで大河ドラマのオープニング映像を見ながら、岩の位置など確認してピンポイントロケ地を把握してきました。笑
帰りは霧島神宮と霧島温泉に立ち寄り、シメのお土産選びは安定の蒸気屋かすたどんでした。
これから寒さが本格的になってくると、えびの高原の樹氷など見どころ沢山。付近の火山情報などは必ず確認してから出発してくださいね。また春になるとミヤマキリシマの名所としても知られています。現在は新燃岳の噴火により、韓国岳からの縦走登山はできませんが単体で登るのもとっても楽しいですよ!
今日はここらでよかろーかい、チェスト!きばれ!
平野
おまけ
帰りの温泉旅館で見かけたポスターと…