4月9日に乗鞍摩利支天岳に登ってきました!まだまだ冬の乗鞍高原、この日は風も強く大変でしたが、なんとか登頂できました!
ツアーコースから上はまだまだ雪が多く、ワカンやスノーシューがないと膝まで沈んでしまう状況で、林道内は風も少なく大汗をかいて登りました…
MSRのスノーシュー、ライトニングアッセントを履き、モリモリ進んでいきます。
ツアーコースが終わり、開けた高原に出ると状況は一転。常に強風が吹き荒れ、体感気温は厳冬期並みの、冬の乗鞍岳が待ち構えていました。ハードシェルを着用し、バラクラバとゴーグルをつけて前に進みます。
僕は今回、肩の小屋口の右手側にある尾根から摩利支天岳へ登ります。
尾根は風が弱い上に雪も少なめで、かなり快適に登ることができました。
尾根の途中から雪が締まってきたので、スノーシューからアイゼンに履き替えてピッケルを装備して登ります。
稜線に出ると再びの暴風、ときおり耐風姿勢を取りながら登り、最後の雪壁を越えようやく登頂!
(本当は隣のピークですが)
強風のために山頂には10分ちょっとしか滞在できませんでしたが、最高の景色を堪能することが出来ました。穂高方面もよく見えましたが、3月に剣ヶ峰から見た時より雪増えたような?剣ヶ峰は残念ながら雲の中でした。
山頂付近の雪はかなり硬くなっており、ピッケルのピックとアイゼンの前爪をしっかり刺して後ろ向きに降ります。稜線まで降りてほっと一息。
下山はとってもスピーディー。スノーシューを履き替えて滑るように降ります。尾根の登りでは一時間かかりましたが、降りでは30分もかかりませんでした。
西日になりつつある乗鞍高原を背にツアーコースへ復帰。なんだか名残惜しいですね。バスが開通したら、また登りに行こうと思います。
松本店 酒井