今年の5月のゴールデンウイークは最大10連休、普段行けない所に行く方も多いと思います。
ご相談が多いのが、立山の雷鳥沢と、上高地から行く涸沢です。
今回は涸沢についてご紹介したいと思います。
河童橋周辺は雪も少なく普通に歩くことができますが、
まだ降雪もあり凍結もします。
途中の砂利道はチェーンスパイクやグリッパーなどがおススメです。
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涸沢の朝5時の気温はマイナス10度くらいになることもあります。
朝一番の、凍結している下り坂なんて想像しただけでも怖いですね。
徳澤や横尾で一泊する方も多いです。
*張りっぱなしで出かける場合は盗難に注意ください。
横尾から先はアイゼンが必要です。
私は12本アイゼンを使います。6本はグリップが甘いので疲れますし、涸沢から先にも行きたいからです。
一昨年のように雪が少なかった時であれば「アイゼンが無くても行けた」という方もいるかもしれません。
しかし、
急に予定が変更し早朝でアイスリンクみないな所に歩くことなったり、
尻で降りる(尻セードは危険です)集団がいてステップが平に馴らされてしまったり、
・・・という訳で、アイゼンは持っていくのをお勧めします。
涸沢までであれば、踏みあとも多いので6本アイゼンでも良いと思います。
降雪で石や岩がならされ、アイゼンでグリップも良いのでサクサク進めますが、防寒具など装備品が重いので、夏より少し時間がかかり、カロリーもかかると思って予定を組んで頂ければと思います。
テント場に着いたら、いかに風を避けるかが大切です。
風を避けられれば暖気は逃げず、結露も防げます。
外気温は早朝4時でマイナス10度くらいになっていました。
冬用の外張りを使わなければテントは通気性が高いので外気温とほぼ同じです。
テント内がマイナスになると、結露した水が凍りテント内で雪が降ります。
私はスコップで1mほど雪を堀ります。
ツェルトは気密性が高いため暖かいです。そのかわり前室がなく、結露はとてもするので不便さもあります。しかし万が一の時のため、日帰り登山にも携帯したい、あれば助かる大事なアイテムです。
トイレやテントの手直しなど夜に数十分外で過ごすことも考慮しなければなりません。トイレなら往復20分は外にいることでしょう。
上下ダウン着用と、テント内で雪が降るのでシュラフカバーをお勧めします。
寝袋はイスカならエア450Xがお勧めです。
晴れれば放射冷却で冷え込みます。曇ればそんなに寒くないことが多いです。昼間晴れて夜曇ってくれるといいですね。
私は徳澤や、横尾など小屋でご飯を食べながら登っています。楽しみでもありますし、軽量化にもつながります。
雪崩なども考えスコップ、プローブ、ビーコンはお忘れなく。
長野店 細田
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