みなさんこんにちは!宇都宮店の小林です。
GWも最終番の5月5日、『宇都宮アルプス』の異名を持つ『篠井富屋連峰』へ行ってきました。
ここは、宇都宮市内でありながら『榛名山』『男山』『本山』『飯盛山』『高舘山』『黒戸山』『兜山』が連なり、日帰りで縦走を体験できる素晴らしい場所です。
とは言え、遠くから見える山容から「まぁ、そんな大変なことはないだろ」なんて思っていたらどっこい、なかなか侮れない山でしたので報告させていただきます。いやー、大変でした。
出発地点はここ
宇都宮こどもの森公園駐車場。市内からは日光街道を通って30~40分。
まずは駐車場にある地図に従い、公園内を横断して『展望台』に向かいます。 11時出発(家でゆっくりし過ぎました・・・)。
最高の天気!
公園の施設が下に見えます。
案内板の『ハイキングコース』でどんどん登ります。
展望台に到着!ここまで20分。さて、登山道が始まります。
縦走最初の山は『榛名山』!余談ですが、群馬県出身の僕は榛名と聞くと上毛三山の榛名山が思い浮かびます。今まで何回か登っていますが、榛名湖の外輪山を巡る縦走は充実感があります。
わかりやすい分岐を北へ。
上りがきつい!木の根と岩の尾根をやっとこさ登ります。これはなかなかハード。
登って登ってようやく榛名山に登頂。山頂は草木に囲まれていますがなかなかの展望。陽当たりも良く気持ちよいです。
まだ歩き始めなのも相まってちょっと疲れました・・・が、とけいを見るとまだ11時45分。先は長い。一息入れて再出発。
次は男山へ。
登山道には新緑と鮮やかな花が咲いていて、まだ虫も活動前なので、ベストシーズンを実感できます。
(山で写真を撮った経験がほとんどないのでうまく写っていませんが、本当はもっともっと綺麗です・・・)
榛名山から一気に下ってまたすぐに上がって男山到着!12時なので、ここまでだいたい20分おきにチェックポイントを通過している計算。
展望はありませんので、ここは先を急ぎます。次は『本山』へ。
しばらく進むと標識が。
おお、もうすぐか!と喜んで歩きますが全然山頂に着きません。山では地上の距離感とは違うのはわかりますが、それにしても遠すぎるって!体感100m進んで、
12時15分、本山登頂!
うーん素晴らしい景色。北は那須連山、西には日光連山が一望できます。せっかくなので少し休んでから出発。やっとペースができました。
そしてここからが本番でした。
再び下るのですが、これが急!普通なら鎖かロープが張ってあるような岩場が連続します。おそるおそる、慎重にいきます。
ここも、写真では分かりづらいですが、けっこう急です。そして土が滑りやすい!転ばぬようにゆっくり、しっかり足を出して下ります。
分岐を『飯盛山』へ。こういった道しるべが分岐にあると助かります。
鉄塔の下を通ると・・・
また表れた岩の急登・・・。もうこの辺りで「いやこれきついわ・・」と思い始めています。
手も使ってなんとか高度を上げていく・・・
13時。あー着いたぁ・・飯盛山。もう登りたくない!というギリギリの辺りで到着しました。
疲れていたようでここの山頂の全景は撮り忘れていました。
この後の下りもまたきつい!さすがにロープが(しかも二重で)張ってあります。これがなかったら怖くて降りられなかったかも・・。
一旦林道を横切り、
『高舘山』『黒戸山』方向へ。いよいよ終盤。ここからはもう下山道を進むことになります。
案内に従って進みます。さきほどまでのような急斜面はもうありません。樹林帯を快適に歩けます。
あれ?と気づいたら最後の山頂『黒戸山』に着いていました。ここは登山道上にあるのでうっかり見落とすところでした。
登山道が終わり、林道をしばらく進むと最後の分岐に。あとは車道をずっと下って行くと、
ゴールの『中徳次郎登山口』に到着!14時30分でした。
それから田園の間を通って日光街道(119号線)に復帰し、スタート地点のこどもの森公園駐車場へ戻りました。
まとめ
文にも表れている通り、体力・技術力共にやや難しめと感じました。岩の急登、急下降が続きますので、ある程度ソールが硬い靴が向いていると思います。 登山のステップアップをしたい方や、夏に八ヶ岳の泊りを考えている方などにオススメできます。
と、ここまで大変さばかり強調してきましたが、総時間はそれほど長くはないので焦らず慎重に挑めば山あり谷ありの充実のいいコースになります。写真に木ばっかり写っていてすいません!本当は景色も山の美しさも楽しめます!
アプローチ至近で縦走気分を味わいたいときは是非宇都宮アルプスへ!
写真の勉強もしなきゃ・・・