2019年9月26日(木)
山梨県都留市と大月市にまたがる『高川山(976m)』に日帰り登山をしてきましたのでレポートします。
■「山頂の景色を早く見たい!」と言う方は⇒コチラをクリック!
◆今回の登山コースについて
ショウワパーク大月(駐車場)スタート~大月駅~(電車)~初狩駅(登山スタート)~高川山(976m)~(峯山)~むすび山~ショウワパーク大月ゴール
↑今回のコースをマップで表示(駐車場→大月駅までの徒歩ルートもおまけで表示)
[登山データ]
・標準コースタイム:4時間25分(山と高原地図「大菩薩嶺2018年版」調べ)
・総距離:8.8km(初狩駅→ゴールまでの実測値)
・累積標高:登り746m/下り843m(実測値)
この高川山は、大月市や都留市の市街地から近い位置にあり、中央自動車道やJR中央本線、富士急行線が囲むように存在している中々面白い立地の山です。
好アクセスの山として「駅から駅への登山」がしやすく、候補駅を挙げるだけでも大月駅(JR)・初狩駅(JR)・田野倉駅(富士急行)・禾生駅(富士急行)と、色んな登山コースを検討できるのも特徴の一つとなっています。
↑今回利用したJRの駅(左が大月駅・右が初狩駅)
今回私は、「初狩駅」を登山スタート地点とし、高川山→むすび山と縦走して大月駅をゴール(実際は駐車場ゴール)とするロングコースを選択しました。
ロングコースと言っても他コースと比較すればの話なので、市街地から近くて安心感もありますし(時季を間違えなければ)歩きやすい道が多いので、初心者の方でも十分楽しめる山です。
私は自宅からの移動手段は車なので、先ずは駐車場をどこにするかを決めなければいけません。
登山コースと絡めながら色々検討してみましたが、ゴール地点となる大月駅周辺のコインパーキングを利用することにしました。
①大月駅周辺のコインパーキングに駐車して、始発列車で初狩駅へ向かう
②初狩駅から高川山へ登山開始する
③縦走路を経て、むすび山から大月市街地に下山して駐車場へ戻る
みたいな流れです。
↑今回駐車した、ショウワパーク大月(40台駐車可能)
調べて見るとそこそこの数の有料駐車場が大月駅周辺にありますが、その中でも最大料金が比較的安く、また広さも十分で安心して利用できそうだということで、ここに決めました。
ショウワパーク大月は、入庫から24時間までの最大料金は500円です。
更に、交通系電子マネーが利用可能で、その場合は現金支払いより若干安く利用できます。
↑入口にある料金看板。
「最大料金は繰り返し適用されます」方式なので、日をまたぐような長時間駐車でも料金が跳ね上がらないのも安心ですね。
この日の、大月駅からの始発列車(甲府・松本方面)は5時53分という事で、それに余裕を持った時間帯に駐車→着替えを済ませて大月駅へと向かいます。
↑大月駅の出入り口は線路の南側にしかありませんので、北側にあるショウワパーク大月からですと陸橋を渡る必要があります。
ですが、駐車場後方にある近道を利用すれば、駅まで徒歩約5分の道のりですのでそう遠くはないです。
陸橋の真下の細い道を進んで階段へ。
もちろん駐車場表側からでも行けますが、表は車が通る道なので、この裏道を使った方がむしろ安全です。
↑陸橋を渡ります。
陸橋を渡って南側に降りたら、最初の十字路を左折します。
↑後は道なりに直進すれば、大月駅は直ぐそこです。
大月駅(JR中央本線)に到着しました。
写真を撮りながら歩いても歩行時間は6分ジャストでしたので、そんなに遠い感じはしませんでしたね。
5時42分頃に到着したのでまだ電車が到着していませんでしたが、トイレに行ってホームに戻り一息付いたら、程なくして電車がきたので早速乗り込みます。
始発なので乗り込んだときはガラガラでしたが、発車時刻の1~2分前になると一般の乗客に混じって、大型ザックを持った登山者が数名乗り込んできました。
(写真右)ドア開閉はボタン式です。
定刻通り5:53に大月駅を発車して→5:59に初狩駅で下車。
隣駅ですのであっという間です。ちなみにこの日初狩駅で降りた登山者は私だけ。
ホームを降りたら通路を通って、北側にある改札口へ。
ここには登山ポストもありました。低山でも必ず登山届は提出しましょう。
改札を出て準備を済ませたら、いよいよ高川山に向けて登山開始です。
ちなみに出発時の気温は16℃無風と快適な気候。
初狩駅を出たら、最初の十字路を右折します。
初狩駅から登山道に入るまで20~30分程度ですが、街中には高川山への標識が設置されていますので見落とさないようにしましょう。
↑初狩駅を出たところにある標識。駅から登山口へのアプローチって結構不安な事が多いので、これは分かりやすくて助かりますね。
↓右折後は、線路横の道を直進しまして、
↑その先の分岐では、右の下り坂へ進みます。
↓直ぐに「日影ガード」とのT字路になるので、右折してガード下を通って線路の反対側へ。
↑ガードを抜けたらその先は左折です。ここにも標識があります。
↓高川山周辺案内板がありました。
「富士の眺めが日本一 美しい街 大月市」と書いてあります。
晴れてくれることを祈るだけです。
ここ最近の登山は山頂展望に恵まれていないので、景色に餓えています。
少し進むとY字に分岐している地点に着きます。
ここはパッと見では少々分かりづらいのですが「自徳寺橋」を渡って左側へ進むのが正解です。
↑橋を渡ったその直ぐ先で、左折して林道へ入ります。ここにも標識があります。
(写真左)墓地横の林道を登っていきます。
ここまで来たら後は道なりに進むだけです。
(写真右)程なくして建物は無くなり、樹林帯に入ります。
やがて林道は舗装路から砂利道へと変わり、その先開けたところにはトイレがありました。
ガイドマップによってはPマークが付いている地点ですので、ここまで車で来ることも一応可能なようです?
↑設置されていたトイレ。まだ新しい感じです。
(写真左)ここには、登山者カウンターも設置してありましたので、忘れずに押しておきます。
それと、クマ出没注意の看板もありました。
(写真右)トイレのある広場を抜けて、また少し砂利道を進んでいきますと
登山道の最初の分岐に差し掛かります。
ここでは男坂・女坂コースと、沢コースとの分岐となっています。
↑ここの標識。
男坂・女坂コースへ続く、左側の登山道へ入ります。
ここから、ようやく本格的な登山となります。
黒土のやや滑りやすい登山道を登っていくと、次第に木の根っこが多い急な登りとなりました。
初狩駅から高川山山頂へは片道2時間かからない距離ですが、坂の傾斜は中々のものです。
↑トラロープが張られた急坂。
一つ一つの距離は短いものの急坂と呼べる坂はいくつかあるので、登り応えも得られました。
登りの途中で、今度は男坂コースと女坂コースの分岐があります。
男坂コースの方が直線的に登る分、傾斜が急です。
ここは、私も一応男の子なので男坂コースを選択。
男坂コースでは九十九折りの登りが続きますが、足元は相変わらず踏み固められているので歩きやすいです。
分岐後から合流地点までそう遠くないため大勢には影響はないので、気分等で好きなコースを選べばいいと思いました。
↑男坂コースでは、岩がゴロゴロした急登も一部ありました。
先程のトラロープもそうですが、この手の張られたロープは登下降の助けにはなりますが、頼りすぎは危険ですのでご注意を。
女坂コースとの合流地点に出たら、山頂まではもう一登り。
ちなみに、登山道に入ってからというもの、ちょいちょい道に張られた蜘蛛の巣と格闘しております。この時期の朝イチ低山登山では風物詩ですので慣れたものです。
やがてクマザサの緩やかな登りとなり、林の中を気持ちよく歩けます。
ちなみに写真はありませんが、今回履いている登山靴は、AKUの「モンテラ Ⅱ GTX」というハイキングシューズ(軽登山靴)です。
「駅から駅まで登山」だと、街中での歩行が楽なハイキングシューズが活躍しやすいですね。
周囲が開けてきて明るくなってきました!
『高川山(標高976m)』登頂です!
登山道に入って登りはじめてみれば、割とあっという間な印象でした!
山頂はそこまで広くはなくてベンチなどもありませんが、腰掛けられる岩とかはあります。
ちなみに天気は晴れで無風。気温は18℃くらいでした。
↑周囲の見える山を記した、展望方位盤も設置してあります。
この高川山は「秀麗富嶽十二景※」の十一番山頂となっています。
※大月市が選定した、富士山展望に優れた山のこと。
と言う訳で、富士山方面はこんな感じ!
おぉ~!ちょっと靄がかってはいるものの、富士山も全体像が見えていて素晴らしい眺めですね!!
↑右手前に三ツ峠山、左手前に倉見山や道志山塊を従えている構図が撮れます。
標高1,000mにも満たない山ですが、富士山正面に遮る山が無いお陰で、このような絶景をお手軽に見ることができます。
↑ズームして撮影した富士山。麓の盆地との対比がまたいい感じですね!
富士山の右手前に見える、三ツ峠山をズーム撮影。
写真だと見えづらいかもしれませんが、開運山や御巣鷹山の山頂に建つ電波塔が目視で確認できました。
※三ツ峠山(開運山や御巣鷹山)には先月登ったばかりです→その「登山レポート」はコチラからどうぞ。
他の方角も開けており、開放感のある景色が楽しめます。
↑南~東側の景色。道志山塊の御正体山や今倉山などが見えます。
コチラは東側の景色。
方位盤によると、左奥に薄っすらと見えるのは陣馬山だそうです。
そして西側の景色。
北~西側は、この時期はまだ樹木がうるさいですが、秀麗富嶽十二景の他の山などが見えます。
↑空気が澄んでいれば、ここからでも南アルプスが見えるようです。
落葉後の晩秋や、冬の時季が狙い目ですかね!
高川山は期待通りの素晴らしい景色が楽しめました。
初狩駅⇔高川山ピストンだけでも、この景色目当てに登る価値は十分あると思います。
久しぶりに晴れてくれて本当に良かった~!
景色を十分楽しんだら、この後はむすび山を経て駐車場のある大月駅へ下山するため縦走路へ入ります。
↑山頂にあった、各コースが書かれた標識。
「むすび山縦走コース(大月駅)→160分」と書かれていました。
高川山から縦走路へ入りますと、後はひたすら樹林帯の中を歩きます。
基本的には下りですが、むすび山まで距離は結構あるため、平坦部や登り返しも時折あります。
※今後の写真は、代わり映えのない樹林帯の風景が多いです。
下っていくと、程なくして縦走路最初の分岐に着きます。
右折すると禾生(かせい)駅方面ですが、ここではむすび山へ向かうので直進しました。
↑最初の方にも書きましたが、高川山は駅へのコースが色々あるため分岐も多いです。
地図やGPS(YAMAP等)で、必ず現在地やコースを確認するようにしましょう。
先程の分岐を越えた先では、岩が多い急な下りが待っています。
下りが得意な人にとっては楽しめるところですね。
木の根っこなどにも注意を払いながら、安全な着地点を見つけて下りましょう。
こうやって写真にすると、何てことの無い登山道に見えるかもしれませんが、実際は道に張り巡らされた蜘蛛の巣と、何度も格闘しながら歩いていました。
時に、落ちている木の棒を駆使しながら、蜘蛛の巣を突破していきます。
(蜘蛛の巣を)見つけては回避する行為は、集中力が養われる気がします(苦笑)
そして目の前に唐突に現れるヤブ。
「この先ずっとこんな感じ(ヤブ)ならどうしよう・・・・・・」と、この時は思いました。
幸いにもヤブは部分的(それでも結構ありましたが)なので、特に問題はなかったのですが、服装や防虫対策が不十分だったり、盛夏では更にタフな状況になる可能性が考えられます。
低山だからと言って油断せず、準備を怠らないようにしましょう!
ヤブを抜けながら次の分岐へ。ここではむすび山へは、そのまま直進です。
※山と高原地図には「馬頭観音」の記載がありましたが、それは完全に見落としました。
※田野倉駅(富士急行)へ下山するコースを利用する方は、先程の分岐か、ここの分岐で右折します。
分岐の先では、今回の登山コースで最も急な下り坂(恐らく)が待っていました。
真っすぐには下れないので、小刻みにジグザグに下ります。
勢いが付きすぎると、コースアウトしたり木の根っこに足をとられる恐れがありますのでご注意を。
下りきってから、この坂を振り返って撮影してみました。結構な急坂です。
今回の逆パターンで「大月駅スタート→むすび山→高川山→初狩駅ゴール」と歩かれる場合は、このような急坂の登りが増える形となり、体力的にはもう少しハードになります。
再び高川山へ登るのなら、私も逆パターンで登りたいと思いました。
明るくて、気持ちのいい道になったと安心したのも束の間・・・・・・・・・
↑すぐさま、再びの半ヤブ漕ぎ状態に突入。緑が生い茂ってますね~。
「むすび山」へ向かうには、実際は「峯山」というピークを経由するのですが、
この区間(先程の分岐~峯山まで)が一番ヤブが多かった印象です。
[9月になり若干気温が下がる]→[ボチボチ低山も歩けるかな?と思いだす]→[実際に行って、蜘蛛の巣やヤブにやられる]というを、性懲りもなく毎年繰り返している気がします。
何れにせよ、高川山のベストシーズンは、まだまだ先って感じでした。
(写真左)ヤブを突破した後にふと現れる歩きやすい道は、思わずテンションが上がって駆け出したくなります。
(写真右)標高が下がっていくと、黒土の滑りやすい地面が再び現れてきますので、油断して転ばないようにしましょう。
色んな状況の道に対応しながら下っていくと、縦走路3つ目の分岐に到着。
ここは鞍部になっていて、標識には天神峠とありました。
「むすび山経由で大月駅」と「花咲経由で大月駅」に分岐します。
私はむすび山に行くので、右の登りへ進みました。
ちなみに花咲経由は、山と高原地図ですとルートが破線表示(難路)になっています。
先程も書きましたが「むすび山」の前に「峯山」を越える必要があるため、天神峠分岐の後は峯山への多少の登り返しがあります。
↑ここでも一部はヤブでしたが、登り自体はそう大変ではありません。
気温も20℃前後とそこまで暑くないので、障害となるものが無い道なら大分歩きやすくなってきています。
峯山手前では少し開けているところもあって、遠くの景色や、麓の中央自動車道なども見えました。
↑こういう高速道路の見え方も面白いですね!
ちなみに、このような立地なので、縦走路では車や電車の走行音などは絶えず聞こえてきます。
そんなこんなで峯山(585m)に到着!
↑峯山山頂は細長い形状のため、山頂って感じは薄いです。
特に景色に秀でている訳でもないので、すぐさま通過しました。
峯山を越えたら、ようやく次はむすび山です。
道中にある小ピークを越えながらなので、細かいアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。
↑途中で越えた小ピーク。
名前が付いていてもよさそうな岩が、なんだか印象的でした。
初狩駅から高川山までが、割とあっという間な印象だったのに対して、代わり映えのない樹林帯歩きがひたすら続くむすび山への縦走路は、実際の距離以上に長く感じました。
結局他の登山者とは一人もお会いすることなく、完全に一人での山歩き。
たまにふと見える近距離での麓の町並みや、絶えず車の音を聞きながら歩くのも、いつもと違った感じで面白かったですが、この点は多少好みが分かれるかもしれませんね。
そして、突如として開けたところに出たらそこが「むすび山」です。
↑横に設置してあった看板には「大月防空監視哨跡」の説明が書かれています。
少し読んでみたところ「第二次世界大戦末期にサイパン島から飛び立つアメリカB29爆撃機は、富士山を目標に北上してそこから進路を東西に取るようなったため、大月の監視哨は重要性を増していった―」
といったような内容が書かれていました。
むすび山は、戦争のことを後世に伝える史跡でもあるわけですね。
小高いところには大きな縦穴があり、これは「聴音壕」の跡だそうです。
↑むすび山も樹木がうるさいですが見晴らしは悪くないです。
北側には大月市街地や、特徴的な山肌の岩殿山も見えていました。
後は、むすび山左横のカタクリ群生地の道を下っていけば、
↑大月市の街中に出てきて、登山道はここで終了となります。
道路に出たら、ゴールとなる大月駅付近のショウワパーク大月まで、街中を歩いて戻ります。
大月駅周辺までは、徒歩20分程度です。
道路を下っていきますと、このような十字路に差し掛かりますので左折して大月駅方面へ。
↑この十字路にある標識。
※大月駅スタートの方は、むすび山へ向かうために、先ずここの標識を見つけることが第一目標になりますね。
このような駅から駅への登山や、市街地付近の低山ハイキング等においては、意外と街中の方で迷うことがあります。
私も事前にグーグルマップで道を確認したりはしますが、当日は無料GPSアプリ「YAMAP」を活用しています(歩きスマホには注意しましょう!)
↑スマートフォンが登山GPSになるアプリ「YAMAP」の画面※
青い線が実際に歩いた軌跡で、街中の歩行時にも頼りになります。
(※現地で撮り忘れたので、帰宅後に今回の記録を表示して撮影したもの)
時折YAMAPで、現在地や進んでいる方向を確認しながら歩道を歩いていきます。
↑大月市立中央病院の横の道路を下ります。
↓「大月市立病院入口」交差点に来たら右折して、国道20号線(甲州街道)へ。
↑左奥には岩殿山が見えています。大月駅へ向かうには丁度いい目印にもなってくれている感じです。
車を止めてあるショウワパーク大月は線路をまたいだ北側にあるので、橋を渡った先で左に進みます。
↑線路をまたぐため、次の交差点も左折。
※もし大月駅に行くなら、そのまま甲州街道を直進して、大月駅前交差点を左折すればOKです。
あとは、JR中央本線をまたいでその先を右折して、
車に注意しながら直進すれば、
ショウワパーク大月に戻ってきて、ゴールです!
着替えて500円を払って出庫して、家路に着きました。
◆感想とか
今回の高川山登山ですが、
①さいたま市から割と近い山(渋滞無ければ片道2時間以内でアクセス可)
②そこまでハードではない(累積標高値:登り1,000m以下)
③それでいて山頂からの景色が良い(富士山がよく見えます)
④ピストンしなくていい(駅から駅への縦走が可能)
という点から選んでみたのですが、概ねイメージ通り歩けて、山頂の景色も久しぶりに楽しめましたので実に有意義な登山でした!
今まで色んな山から富士山を見てきましたが、高川山から見える富士山もまた素晴らしかったです。
駅から駅への登山コースもバリエーション豊富ですし、初心者の方でも初狩駅ピストンなどにすれば、もっと手軽に絶景を楽しめるのでオススメです。
もしこの時期や夏場に登られるなら、今回のように縦走路を中心にまだクモの巣やヤブが多いですので、その点は覚悟しておきましょう。
(※初狩駅⇔高川山までの登山道にはヤブはありませんでした。また、田野倉駅への登山コースなどは未確認ですのであしからず)
紅葉が楽しめそうな11月や、落葉後で見晴らしが更に良くなり雪が本格的に降る前の12月などがベストシーズンと言えるのではないでしょうか?
装備に関してですが、
滑りやすい地面や急坂もあるので、ローカットシューズよりは、くるぶしまである登山靴推奨です。
駅からの舗装路歩きもあるため、軽量でソールの柔らかいハイキングシューズ(軽登山靴)が快適だと思います。
(冬の時季に登るなら降雪状況にもよりますが、アイゼン対応の登山靴をなるべく選択してください)
ウェアに関しては、基本樹林帯の中なので風の影響等は受けづらいものの、山頂で長い時間停滞するならサッと重ね着できるものや、この時期ならヤブ対策に長袖シャツや手袋があると良いでしょう(防虫素材のウェアなども有効です)
コースタイムはそこまで長くないとは言え、登山道に入ると道中に水場やトイレはないので、駅などでしっかり準備を済ませておくと安心です。
縦走される方は特にですが、分岐が結構多いので、計画通り歩くために地図やコンパスは忘れずに持参して下さい。
先程ご紹介したYAMAPなども併用(あくまで“併用”です。紙の地図は持っていくべきです)するとなお良いでしょう。
ご不明な点、心配な点はお気軽に当店スタッフまでご相談ください。
ここら辺の山域は、実はまだあまり手を出していないので、他の秀麗富嶽十二景もチェックしつつ、また違う時季に登りに来たいと思いました!
大宮店 會田