【松本店】中央アルプス、晩秋の宝剣岳~空木岳縦走

2019-10-25

こんにちは、松本店の酒井です。

10月の16~17日に、同じ松本店の中澤さんと一緒に中央アルプスの宝剣岳~空木岳へ一泊二日で登ってきました!その山行記録です。

 

16日の朝5時過ぎ、中澤さんが運転する車で菅ノ台バスセンターに到着します。すでにロープウェイ行きバス停には長蛇の列が…この日は平日だったので油断していました。恐るべし紅葉時期の千畳敷ロープウェイ。この日は30分でバスに乗ることが出来ました。 ロープウェイに乗り込み、ぐんぐん標高を上げていきます。人によっては耳鳴りがするかもしれません。6分ほどで日本一高い駅に到着して外に出てみると、そこは別天地。消え去った氷河が長い時間を掛けて削り出した、千畳敷カールが目の前に広がっています。

 

カール地形を登りつめ、1時間ほどで乗越浄土にたどり着きます。南アルプスや八ヶ岳がきれいに見えますね。稜線にでると風が強くなるため、薄手のウィンドブレーカーを着込み、宝剣岳の前後に控える岩場に備えてヘルメットを装着します。

 

山頂手前の岩場を通過して、無事に宝剣岳登頂です。尖塔の上に立ちたいところですが、さすがに怖いので諦めました…山頂からは360度の大パノラマ、御嶽山や南アルプスの山並みがよく見えます。

山頂の反対側には、これから歩く中央アルプスの稜線が広がります。天気は最高!おあつらえ向き!

 

宝剣岳を過ぎても、短いながらも油断できない岩稜帯が続き、通過には緊張を強いられます。

 

短い岩稜帯を通過すると、気持ちのいい緩やかな稜線になりました。これから始まる苦難を知らずに、二人は意気揚々と歩き始めます…

 

始まる地獄楽しいアップダウン。降って、登って、ちょっとした岩場を通過して、また降って、登って…

これを何度も繰り返し、二人の体力とメンタルはガリガリと音を立てて削れていきます。

 

美しい展望、なかなか近づかない空木岳、あっという間に過ぎ去っていく時間。折れそうなメンタルに喝を入れ、木曽殿山荘まで急ぎます。

 

二人ともヘトヘトになりながら、16時前に木曽殿山荘へ到着しました。中澤さんは山荘で優雅な夕飯タイム、僕はカップラーメンを啜りながら夕陽鑑賞です。中央アルプスから見る、木曽に沈む夕陽はとても美しいですね。

 

イビキの大合唱の中、夜二時前に目を覚まして外に出てみると、満天の星空が広がっていました。中澤さんを残置して、二時過ぎに空木岳へ向けて出発。暗闇の中、星空へと昇っていく錯覚を覚えながら山頂へと詰めていきます。山頂手前には岩場もあり、道も不鮮明な所があったので、ナイトハイクに慣れてないと危険かもしれません。

 

暗いうちに空木岳山頂にたどり着きました。

寝転んで日の出を待ちます。手を伸ばせば届きそうな星々、煌めく大河のような伊那市の夜景、これだからナイトハイクは止められません。山頂で星空を撮りながら、日の出を待ちます。

 

だんだんと東の空が明るくなり、中澤さんも山頂へ上がってきました。

山々を朱に染めながら、太陽のお出ましです。南アルプスから昇る太陽はとても神々しく、美しい光景です。

 

朝日に向かって下山を開始。この下りがまた長く、2000m以上の標高差を、ゆるい傾斜の斜面でダラダラ降りておきます。

 

 

樹林帯に入っても長い下りは続き、5時間以上かかってようやくバスセンターに到着、コーラで乾杯します。本当に長い下りでした…

次は逆回りにチャレンジしたいですね。松本店 中澤&酒井

 

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