こんにちは!石井スポーツ松本店の酒井です。
こんな時だからこそ、以前撮影した写真で過去の山旅を見返すのもいいかもしれませんね。
そんなわけで、去年僕が旅した、残雪期の涸沢までの旅程を写真で見返してみます。(写真は2019年の5月21日~23日に撮影しました。並びにテント場、山小屋の情報は2019年のものです。)
松本駅前のバスターミナルから上高地行のバスに乗り、上高地へとアクセスします。車をお持ちの方は沢渡まで車で行き、バスに乗り換えると楽です。(上高地は自家用車でのアクセスは出来ません)
上高地バスターミナルを降りて五分ほど歩くと河童橋に到着。近くには絶景スポットの小梨平キャンプ場もあり、ここで前泊するのも乙です。
さあ、いよいよ涸沢に向かって出発します。
河童橋から1時間で明神館へ到着です。時間に余裕のある方は、ここから徒歩10分のところにある明神池を見に行っても良いかも?
明神館から1時間で徳澤へ。ここは古い時代、牧場だった広大な草地が気持ちいい場所です。とても長閑で、徳澤園のアイスクリームも絶品です。
徳澤からさらに1時間を掛けて横尾に到着、槍ヶ岳方面と涸沢方面への分岐点です。ここまで約3時間、体力に自信がない方は横尾山荘で泊まって行くのも良いですね。
横尾大橋を渡り、いよいよ山道へと入ります。
横尾大橋を通過してから(その年の状況で変化しますが)登山道上に残雪があり、雪上歩行に自信の無い方は雪が出てきた辺りでアイゼンを装着しておきましょう。(涸沢カールまででも6本爪以上のアイゼンは必須です、お忘れなく!)
横尾大橋を通過してしばらくすると、屏風岩と北穂高岳が綺麗な絶景ポイントが現れます。この先からは雪渓の上を歩いていきます。
本谷出合で左(南)に折れます、特に霧の時には道を間違えないように注意です。スマホの地図アプリや紙の地図で現在位置を確認しながら進みましょう。
危ない急登はありませんが、転倒に注意しながら雪渓を登っていきます。
涸沢が見えてきました。辛い雪渓の登りですが、ゴールまでもう少しです!
上高地から6時間をかけ、涸沢カールに到着です。360度どこを見ても絶景、絶景、絶景。北アルプスの美しい山岳風景が広がっています。涸沢小屋名物のおでんを食べながらまったり眺めるのは、最高の贅沢ですね。
まったりしてるとあっという間に日暮れ、夕方もきれいです。
陽が落ちると同時に、涸沢カールの第二幕が始まります。涸沢カールの空を埋める満天の星々、地上の小屋やテントの明かり。街中では決して見る事の出来ない景色を楽しめます。夜通し満天の星々を眺めていたいところですが、翌朝に備えてさっさと眠ります。
未明、空が白み始める前に朝食を食べて準備万端。涸沢カールの最高の絶景、モルゲンロートを待ちます。
白い山肌が赤く染まり始めました。
僅か10分程度の短い時間ですが、最高の瞬間です。
最高の瞬間はあっという間に過ぎ去り、白銀の世界が戻ってきます。僕はこの後に奥穂高岳を目指して登りましたが雪の状態が悪く撤退、涸沢岳だけ登って下山しました。
名残惜しいのを我慢しつつ、涸沢を後にします。
上高地へ無事に下山。往路では咲いていなかった二リンソウが咲き始めています。これも上高地の春の風物詩ですね。
今回の写真山旅は無事に下山!お付き合いいただきありがとうございました。過去の山旅も見返してみると意外な再発見があったり、「今度は違うルートで行ってみよう!」なんて想像するのも楽しいですよね。
少しでも早く、自由に旅が出来る平和な世界に戻ってくれることを祈ります。
石井スポーツ松本店 酒井
追記、この山行で僕が履いていった登山靴のレビューがこちら↓です。
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