2020年3月3日に群馬県渋川市に位置する子持山の獅子岩正面壁にマルチピッチクライミングに行ってきました♪
みなさんマルチピッチクライミングというカテゴリーをご存知でしょうか。
ここ最近ではクライミングがオリンピック種目に選定されたこともあり、クライミングやボルダリングが話題のキーワードになってきているように感じます。
今回はマルチピッチクライミングというカテゴライズで、同行するパートナーと共にザイルで確保して幾つものピッチを繋いで終了点(今回の場合は子持山獅子岩正面壁の山頂になります。)まで登攀していくといういったものです。
子持山獅子岩正面壁。
群馬県渋川市の子持山山中にそびえたつ岩峰が尾根の中間から眺めると獅子の横顔のような形をしているのでそう名付けられたのでしょう。
ルートは正面壁下部から7ピッチ。
ダイレクトに岩峰を登攀していくそのルートは下部から見上げるとものすごくかっこよく、今からこんなところを登るんだなーと思ってみたり。
時間にして山頂まで3時間半。
はじめてザイルを結ぶパートナーとのマルチピッチクライミングでしたが、お互いに無風快晴の中充実したクライミングを楽しんできました♪
駐車場から取り付きまでは一般登山道をてくてく。途中岩峰が見えてきたらトラバースして岩峰下部の取り付きへ。
平日だからかまだ春の訪れ前でクライミングシーズンには少々早いのか、終日貸し切りで自分たち以外には誰ひとりとして会うことのなかった獅子岩。
天気予報は安定した気候で、確実にコンディションも良い一日だと読めていたのでまったりな時間の流れを楽しむことができました。
山頂からはまだまだ真っ白な雪を纏った上越越後の稜線や、上州谷川岳、上毛三山、赤城山や榛名山、妙義山などなど。
深い上州の山々に囲まれた獅子岩の山頂に立って、感傷に浸ってしまいました。
ご挨拶が遅くなりましたが、、、3月1日付で石井スポーツ高崎前橋店から石井スポーツ大宮店へ異動しました、幸(ゆき)と申します。
大宮店では登攀サブ担当を務めさせて頂くことになり、今回はご挨拶までにクライミングblogを書いております♪
高崎前橋店在籍している間は榛名黒岩をはじめ、湯河原幕岩(神奈川)、城山(伊豆)、古賀志山(栃木)の外岩に向かってました。
わたし自身クライミング歴そのものは通算は長いですが、お恥ずかしいながらフリークライミング強化を始めたのは石井スポーツ高崎前橋店に入店した去年の夏、8月からになります。
何かを始めるのに遅いことはない。
山歩きをずっとしてきた中でクライミングの知識や経験は非常に有効で、例えば岩稜帯の危険個所の通過や、長い長い岩稜帯の下降時に懸垂下降をしたり。
冬山での雪稜MIXでの自己確保だったり、同行する仲間の安全確保だったりと。実際山行において幾度もクライミングスキルやザイルワークに救われたことが多々あります。
今既に山歩きを楽しんでいらっしゃる方も、これから山歩きを始めようと思われていらっしゃる方も。クライミングとまではいかないまでも安全確保の知識として知ってるのと知らないのとでは実際の現場では大きく左右することもあります。
まだまだわたし自身知らないことの方が多く、クライミング仲間や職場の先輩や、お客様に教えて頂くことも多く。
考えて試して実践する。
日々その繰り返しです。
真っ白な冬の季節も終わり、春の訪れと共にこれから新しいことを始めてみよう!と思われている方、これからはクライミングシーズンが始まります♪
興味はあるけど…
やってみたいけど…
まわりにやってるひとがいなくて…
なんて迷われてる方がいらっしゃったら、ぜひ大宮店へ遊びにご来店くださいませ♪
石井スポーツ大宮店 ゆき