山では色々な花が咲いてきてますね
ツツジやモクレンなどは甘い香りがするので、
山を歩いていると甘い匂いがして、長い冬の終わり、春の始まりを感じます。
京ヶ倉のヒカゲツツジ(4月後半)
この時期、山では黄色い花も多く見かけます。
キブシ(小さな風鈴のような丸い花を連なって付ける。低木。)
アカメガシワ(伐採した後等よくみかける生命力の強い樹。大きな葉っぱ)
シキミ(大きな花。硬い葉っぱの常緑樹)
・・・などなど
中でもダンコウバイ、アブラチャン、クロモジ、サンシュユ等は
花がとても似ています
同じような高さの樹(亜高木:低木でも高木でもない中くらいの樹)で花もそっくり、見分けが難しいです
ダンコウバイの花は花序に柄がなく丸く集まってみえます、葉っぱは恐竜の足跡みたいな丸くて大きいです。
アブラチャンはクロモジ科ですが、花はダンコウバイと違い花序に柄があります。クロモジは枝が黒くて特徴があるので分かり易いですね、ツマヨウジに使われ岐阜ではカンジキにも使うらしいです。
サンシュユはミズキ科です。花序は散形でやや散らばって花びらの先が丸くなっています。
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見分けるのはなかなか難しいですが
その時にすぐ分かることはそれほど重要ではないと思っています
センスオブワンダーという本(著:レイチェルカーソン)の中でも感じることの方が大切と述べています。
同じ山を季節を変えて登って、
春「あ、なんかボンボンみたいな黄色い花がある」
夏「大きな葉っぱだなぁ、なんか虫多いな」
秋「きれいな黄色だなぁ、虫食い多くない?」
冬「ここにあったはずだけど雪の下かな?」
などなど、一年を通じて興味を持って見て欲しいと思います。
ダンコウバイには虫や鳥がよくとまっています。
葉っぱも虫に食われますしね。
動物の豊かな森には生き物を嫌がらない樹があるからかも。
数年後「あれ、この辺りにあった丸い葉っぱの樹がない」
なんてことも・・・
亜高木は周囲の環境に影響しやすく、動物にかじられたり樹の枝が落ちて倒れたり、少しの虫食いや病気で枯れてしまいます。
ですが、周囲の状況次第で増えたりもします。
これはヒカゲツツジです
枯れた枝は虫の住処になります。
鳥の地鳴き(チャチャチャと小刻みな感じ)を聞くと虫を探しているのかな・・・
逆に枝が少ない樹林帯は虫の隠れ家が少ない、鳥も少ないのかな・・・
そんなことを思いながら登山してみてはいかがでしょうか?
新緑もきれいですし、紅葉も楽しみです
カエデの枝は対生といって、対になって生えます
この雪解けの時期、昨年見かけた植物がこの春も出ているか心配しながらも、また会えるか楽しみしつつ探しています。
北岳の八本歯を登った先にあるキタダケソウ、信越トレイルのセクション3のカンアオイなどなど、今年も会えるだろうか。再会がなんとも待ち遠しいものです。
長野店 細田
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