山岳写真で使い易いカメラ機材紹介【松本店】

2020-05-15

こんにちは、石井スポーツ松本店の酒井です。

僕は登山とスキーの他に、山岳写真の撮影が趣味だったりします。山で感動的な景色を見た後に、お家に帰ってその時の写真を見返すことが出来るのは、本当に幸せです。

山岳写真のやり方は至って簡単!

綺麗な時期に綺麗な場所に行き、安全に下山する

だけです。

カメラはスマホでもコンデジでもミラーレスでも一眼レフカメラでも、なんでも良いと思います。

そんな楽しい山岳写真ですが、色々なカメラ機材があって選ぶのは難しいですよね。そんな訳で、僕の使っているカメラ機材を写真付きでご紹介したいと思います。参考にしていただければ幸いです。

 

「山で使ってるカメラ機材」

カメラ本体:ニコン D750

日本製カメラメーカーの雄、世界的シェアを誇るニコンの作ったフルサイズ一眼レフカメラです。かれこれ5年ぐらい使ってますが、とにかくタフです。

 

気温-10℃ 風速20m暴風雪の雪山でも。

 

シャワーの様に水飛沫を浴びる沢登りでも。

 

三脚を半分海水に浸けながらでも。

さらにスキー場で両足のスキー板が外れるような大クラッシュを(カメラケースを抱えたまま)何回もしていますが未だに壊れませんし、現場で機能不全に陥ることもほとんどありません。冬山で-20℃を下回るとたまにフリーズしますが、バッテリーを差し直すだけで復活します。

(精密機器)ってなんでしたっけ?

と言いたくなるタフっぷりです。

機能的にはもっといいカメラが沢山ありますが、ハードな環境でも安心して雑に使える良いカメラです。

現在は、これの後継機種、D780 が出ています。

 

 

 

2021年9月 D750の後継として、

同じニコンのフルサイズミラーレス

Z5と24-200㎜レンズのセットを買いました。

山で実際に使ってみましたが、非常に使い易いです。

 

別のブログに書いてみましたので、

是非ご覧いただければと思います。

 

      ↓ ブログはこちらから

 登山向けカメラ ニコンZ5 レビュー【松本店】

 

 

 

標準レンズ:SIGMA 24-105mm OS HSM

日本発のレンズ専門メーカー、SIGMA大口径レンズ。風景写真でよく使う範囲をカバーしてくれる上に、描写力も高いです。

 

ちょっとした広角から。

 

ちょっとした望遠まで。何かと使い勝手がいいので、普段はこのレンズで撮影しています。

 

 

広角レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

ニコン純正、単焦点広角レンズ。単焦点なのでズーム機能はありませんが、このレンズ最大の特徴は軽くて明るくてコンパクトな事。こと山岳写真では軽くてコンパクトなのは描写力以上に大きいメリットです。

 

明るい広角レンズは星空を撮るのに最適です。

 

広大な山の世界を撮影したい時や

 

断崖絶壁を下から煽るように撮影したい時などなど。こちらも色々と使い勝手の良いレンズです。とにかく軽いので、山中に持っていくのにも苦労しません。

 

望遠レンズ:タムロン SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD 

日本発のレンズ専門メーカー、タムロンの望遠レンズ

別名、対雷鳥さん最終兵器。向こうから近寄ってくれない限り近くに寄れない雷鳥さんをアップで撮るための個人的必須アイテム。アルプスの稜線に出るときは必ず持っていきます。

 

近くに見えますが、これで5m以上は離れています。

 

僕はまだあまり使いこなせてはいませんが、望遠レンズの持つ「圧縮効果」で印象的な写真を撮る事も出来ます。

 

マクロレンズ:SP AF90 F2.8 Di マクロ 1:1

タムロンの名作と名高い90mmマクロレンズ。高山植物や苔なんかをドアップで撮るときに使います。普段はあまり持っていきませんが、稜線での展望が絶望的な時や、美しい苔の森が広がる北八ヶ岳を歩く時なんかに持っていくと面白い写真が撮れます。

朝霧に濡れた高山植物を撮ったり

 

雨の日にハイマツを撮ったり

 

苔をアップで撮ってみたり

植物好きな人にはたまらないレンズです。

 

三脚:Manfrotto Befree アドバンス

イタリア発、マンフロットのトラベル三脚。イタリア製らしく、無駄におしゃれでカッコいいです。この三脚の特長は軽く(1.6kg)、そして耐荷重がしっかり8キロもあるところ。そして収納時(上画像)は全長40cmに収まります。びっくりするぐらいのコンパクトさです。

 

展開時はこんな感じ、しっかり目線の高さまで伸ばすことが出来ます。

夕陽や朝日、そして星空を撮るときには必須になる三脚ですが、重いのは嫌なのでこのマンフロットのトラベル三脚を気に入って使っています。

 

カメラケース:LowaPro トップローダーズーム 55AW II 

LowaPro製品はレインカバーも付属、雨の日でも安心して使えます。ケースにはカメラ本体と標準レンズ、広角レンズがすっぽり入ります。僕の蛮行からしっかりカメラを守ってくれる、大事な相棒です。

 

厳冬期の暴風雪からも、しっかりガード。

 

レンズケース:ハクバ ドライクッションポーチS

主に望遠レンズやマクロレンズを入れるためのポーチです。生地自体に防水性がありますし、トップローディング式なのでよほどの事がない限り浸水することはありません。多少のクッション性もあるので、安心して雑に使えますね!

 

こうして僕のカメラ機材を見てみると「タフ」「軽量」「コンパクト」なんてキーワードが出てきます。色々な好みがあると思いますが、山という特殊な環境で長く使うには大事なキーワードなのかもしれません。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。山岳写真はほとんど自己満足の世界ですが、お家で自分の写真を見ながらお茶を飲んでる時間は、とても満足出来る好きな時間だったりします。

もし山岳写真のことで何かご質問があれば、松本店の酒井までご連絡ください。

追記 ヨドバシドットコムでは、石井スポーツの登山用品とカメラ機材をまとめてご注文頂くことも可能です。ぜひご利用くださいね。

石井スポーツ松本店 酒井

※使っている写真は(商品の写真以外)すべて2020年3月以前に撮影したものです。

この記事を書いたのは:


松本店

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