こんにちは!石井スポーツ松本店の酒井です
7月13日に、白馬岳に日帰りで登ってきました。その記録です。
朝4時、猿倉駐車場に車を停め、白馬大雪渓を目指し登り始めます。最近の大雨の影響で道が崩れていないか心配でしたが、その影響は(関係者様のご尽力のお陰で)ほとんど見かけられませんでした。
小一時間歩き、大雪渓が綺麗に見れる白馬尻に到着します。折よく、日の出が白馬岳の山頂を照らしていました。
明るくなり始めた大雪渓を登り始めます。雪は固く締まっており、最初からアイゼンを付けた方が効率的と判断して10本爪のアイゼンを装着します。
補足:今年から導入したペツル社製の軽量アイゼン、イルビスハイブリットはとても調子が良いです。このアイゼンに関しては近いうちに記事にしたいと思います。
雪渓は落石のリスクもあるため、上部に注意しながら登っていきます。
杓子岳から、ガラガラと嫌な音が聞こえてきます。よく見ると雪渓の左側が落石だらけですね。落石を避けるため、雪渓上にマーキングされた紅ガラから外れないように歩きます。
岩室の跡まで登り、小雪渓にたどり着きます。振り返ると妙高山が綺麗にドーン。高曇りのお天気ですが、山頂からの展望に期待が持てそうです。
小雪渓からは雪も無くなり、夏道を登っていきます。高山植物が綺麗に咲いていますね。
小雪渓をトラバースします。山荘スタッフの方がステップを切ってくださっていたので、とても楽に通過出来ました。ただ、雨の後で雪が溶けた為か、ちょっとだけ斜めになっています。不安な方はアイゼンを付けた方が確実に渡れます。
雪渓を渡り振り返ってみるとカッコいい杓子岳が
少し登ると、高山植物のお花畑が広がる窪地に到着します。遠くに白馬岳頂上山荘も見えてきましたね。
白馬岳頂上山荘に到着、巨大な白馬山荘と、その後ろに白馬岳の頂上が見えてきました。
苦しい最後の登りですが、あとひと踏ん張りです。
無事に登頂!北信五岳や剱岳、槍ヶ岳まできれに見通せます。梅雨の間の、ほんのちょっとの晴れ間。頑張って登った甲斐がありました。
稜線の付近では、色々な高山植物が咲いています。ウルップ草やミヤマオダマキ、ハクサンイチゲなどなど、見ていて飽きません。
この日は午後から雨予報で、その予報通りに雲が白馬村の方からモクモク上がってきました、雨に降られる前に退散です。
ガスに包まれ始めた雪渓を、グリセードの練習をしながら一気に下山。登りは長いですが、降りはあっという間です。
雪渓の下りも終わり、無事に猿倉荘まで下山してきました。なんだかんだあっという間の日帰り白馬岳でしたが、とても充実した半日でした。
今度は秋ぐらいに、白馬三山を縦走しに行きたいですね。
石井スポーツ松本店 酒井
※当店スタッフ山行については、社内ガイドライン及び「石井スポーツから新しい登山様式の提案」に基づいております。