北アルプスの穂高連峰の
ジャンダルム
に行ってきました。
ジャンダルムのある奥穂高岳から西穂高岳の縦走路は、
多く登山者の憧れている方も多い方思います。
登山口の上高地。
河童橋から15分ほど歩き岳沢登山口。ここから登山開始。
岳沢小屋との中間地点くらいの風穴。あつ~い日にでも涼しい風が吹き涼めます。
岳沢小屋。ここでしっかり休憩をして、急登の重太郎新道で前穂高岳に登ります。
なが~いハシゴ。この辺りから急になっていきます。
紀美子平。ここで荷物をデポして前穂高岳の山頂へ。
前穂高岳の山頂。
紀美子平に戻り、つり尾根を通り奥穂高岳へ歩きます。
奥穂高岳の山頂。
翌日に歩く西穂への縦走路。ポコッとしたピークがジャンダルム。
山頂から20分ほど下り、今宵のテントを張る穂高岳山荘へ。
頑張って30Lでテン泊装備を詰め込んだ、ドイターのフューチュラ30。今回の山行で一番頑張ったのは、パッキングです(笑)
コンパクトにまとめましたが、水2L込みで総重量は12kg。もっと軽くできますが、快適性は削ってません。愛用サンダル(ウーフォス)もザック内に収納してます。
小屋に一番近いところに、テントを張ることができました。手前の青いテントです。廃盤になってしまったアライテントのXライズ2です。
休憩をして涸沢岳の山頂へ。
涸沢岳からは、槍ヶ岳から北穂高岳の大キレットが一望できます。
穂高岳山荘から10分ほど。
翌朝、ヘッデンを点けて奥穂高岳の山頂で明るくなってから縦走開始。
西穂山荘までは、エスケープルートは無いので、技術・体力・天候の判断力が必要です。
すぐに難関の一つの馬の背。奥穂からだと下りなので、慎重に手掛かり足掛かりを確認して下ります。
ジャンダルムの基部。直登せずに左(上高地側)から巻きます。巻いて鎖を1段下がると左(飛騨側)からジャンダルムの登り口あります。
ジャンダルム山頂の天使。
天狗ノ頭からさらに進み、逆層スラブ手掛かりは少ないので、鎖を補助に下ります。
間ノ岳から少し下るとルンゼ(沢状)を下るのですが、大きい浮石がたくさん。落石注意!前後に登山者がいない状況で下ります。すれ違った方に注意を呼び掛けたものの、大きな音を立てて落石していました。よけられないので、アウトです。
西穂山荘からくると最初の鎖場。地震で崩れて、ボルトとお助けヒモが新設。
西穂高岳の山頂。賑わってます。独標までは、岩稜が続くので気を緩めずに歩きます。
西穂高山荘。疲れた体に染みこむおいしいラーメンは今回はパス。
上高地へ向けて下ります。
西穂山荘と上高地側登山口の中間地点の水場・宝水。
水量は少ないです…。
上高地側の登山口。
2日間、天候に恵まれ穂高連峰の縦走を楽しむことができました。
このルートは、一般登山道ではなく破線のルートになります。大キレットや北穂から奥穂の縦走で慣れたうえで挑戦してください。最低限の整備(鎖やマーク)しかしてないので、経験値が必要です。
あとは、天候が良いときに。大気の状態が不安定だとお昼ころに天気の急変もあります。
荷物もコンパクトに。外付けしていると、引っ掛けてバランスを崩す可能性があります。
しっかりとした装備や知識でこのルートに挑戦してみてください。
お店では、装備や山行の相談などなんなりと聞いてください。
吉祥寺店 加藤(登山ガイドステージⅡ)
※石井スポーツの社内ガイドラインに従いおこなっています。