こんにちは、松本店の酒井です。
暑っついですね。夏ですね。
盛夏と言えば沢登り。という訳で、松本店の2人を含む4人パーティーで南木曽にある岩倉川本流へ行ってきました。
岩倉川は木曽の名渓、柿其渓谷の支流です。水が綺麗と評判で、泳ぎもあるらしく、暑い日にはもってこいの場所との情報を得て、早速行ってみる事にしました。
南木曽の隠れ里のような山道をひた走ります、中央アルプスが綺麗に見れますね。
林道ゲートに到着、ここから装備を整え、入渓地点へ向けて歩き出します。
橋を二つ通過し、3つ目の橋で入渓、足跡もしっかりあり、楽に沢まで降りることが出来ました。
入渓するなり綺麗な渓谷がお出迎え。水もさほど冷たくなく、快適な遡行が出来そうです。
沢を少し登っていくと、最初の滝が現れます。足場もしっかりしており、水を浴びる事もなく楽にクリア。
最初の滝をクリアすると、今度は堤防が現れます。ここは進行方向左側から高巻き。特に苦労することもなく、沢に復帰できました。
しばらく斜度の無い沢を歩いていくと、水深の深い場所(釜)に行き当たります。ここは右側から簡単に巻けそうですが、泳ぎましょう、楽しいし。
という訳で泳いだり、ライフジャケットに身を任せてプカプカ浮いたりして遊んだ後に(※一名を除き)右側から巻いて突破
(※一名は防水処置したカメラケースをビート板代わりにして泳いで突破、これぞ正しいカメラケースの使い道)
その後、いくつかの深い淵や釜を上半身まで浸かりながら突破したり、小さな滝を乗り越えたりしながら進んでいきます。
一つだけフリーでは突破の難しい小滝があり、人間踏み台やお助け紐で協力しながら突破しました。
しかし、岩倉川は本当に綺麗な渓相をしていますね。進むたびに綺麗な景色が現れる為、なかなか前に進みません。
そんなこんなでしばらく進むと、大きな美しい釜のある滝に出くわしました、滅茶苦茶綺麗です。
滝の右側から登っていきます、ロープを出そうか迷いましたが、特に危なげもなく全員フリーで突破出来ました。
その後も深い淵や小さな滝をいくつか乗り越えていきます。直登が難しそうな滝もあり、そこは高巻きしてクリアします。
しばらく進むと、滑滝の連続する綺麗なスポットに到着。ここで昼休憩にします。現役シェフの友人が最高の昼食を作ってくれました。「地鶏のロースト、グランメール風」だそうです。沢のど真ん中でフレンチ。なんて贅沢なんでしょう。
滑滝の釜も深いです、2m以上はありそう。滑滝を滑り落ちたりして楽しみます。
昼食後に少し進むと、とても美しいゴルジュ帯(岩壁に挟まれた谷)が現れました。ここは足も着かず、泳いで突破。流れも緩やかなので、特に苦労はありませんでした。
ゴルジュ突破の直後、今度はとても深い釜が現れます。水深4m以上はありそう…深い釜、近くの手ごろな岩壁とくれば、やることは一つしかありません。
1、2、3、ドボーン!!
はい、最高に気持ちいいです。夏限定最高のアトラクションです。こういうの大好きです。この釜でひとしきり遊んだ後、先に進みます。
釜のすぐ先に滝があり、ここは右側から高巻して難くクリア。
ここから少し進むと、今回の脱渓地点である二回目の堤防と滑滝が見えてきました。
脱渓の前に、滑滝で遊びます、天然ウォータースライダーで遊ぶイイ歳した中年大人。
中年大人でも、こんな感じで童心に帰る時間は必要です。
堤防を右側から高巻き、すぐに沢と並行して走る林道に出ます。この先にも滝がありそうですが、今回はここまで。後はひたすら林道を下っていきます。夏のプールで遊んだ後みたいな、爽快な疲労感がありますね。
暑い中、30分ばかり歩いて無事にゲートまで帰還。やっぱり気温の高い盛夏での沢登りは最高です。この辺り一帯の渓流は透明度も高く、本当に綺麗でした。柿其渓谷や岩倉川の支流の樽ヶ沢など、また今度行ってみたいですね。
石井スポーツ松本店 酒井
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※当店スタッフ山行については、社内ガイドライン及び「石井スポーツから新しい登山様式の提案」に基づいております。