ウッドストーブってご存知ですか?
小枝や木屑、枯れ葉などを燃料とし、ストーブ本体内で小さな焚火を行い、その上にクッカー類をのせて使用します。いわば湯沸かしや調理に特化した小型の焚火台のようなものです。
その中でも特におすすめなのがアメリカ・ソロストーブ社のソロストーブ3兄弟(と勝手に私が言っているだけでそういった商品名ではありません)です。
ソロストーブ各モデルの本体は2重構造になっており、外側の壁は下の方に、内側の壁は上の方に通気口が設けられています。
外側下部の通気口
内側の通気口
外側の通気口から入った空気の一部は底の方から小枝へ送られ、小枝を燃やします。残りの空気は2重構造の壁の間を通って温められ、内側の通気口から本体上部へ送られます。そして小枝が燃えることで発生する可燃性ガスへ吹きつけられ、このガスを燃焼させます。これを2次燃焼と言うらしいのですが、これによりひじょうに効率良く、強い火力で燃えるのがソロストーブの最大の特徴です。
(画像アンプラージュインターナショナルHPより)
ソロストーブは他社のウッドストーブのようにコンパクトに折りたたんだりはできませんが、その代わり組み立てる手間がかかりません。ソロストーブをバックパックから取り出したら、即火おこし作業へ。
それでもやはり収納性にこだわりたいという方はソロストーブ社のクッカーとの組み合わせがおすすめです。どのモデルも最高の相性を持つクッカーがラインナップされ、クッカー内にストーブ本体を収納することができるのです。
ソロストーブライトをポット900に収納すると…
現在のアウトドアシーンでは、軽量化・小型化が大幅に進みながらしかも強い火力を併せ持つガスストーブが主流となっています。確かに軽くて簡単に着火でき、ツマミひとつで火力調節ができるガスストーブは携帯性、使い勝手ともに文句のつけようがありません。ただ一つ難点はガスカートリッジというゴミが出ること。
ウッドストーブの燃料は現地調達。しかも燃やし切ってしまうのでゴミが出ませんし、仮に小枝が余ったとしてもそのままフィールドにお返しすればいいのです。着火の手間はありますが、たまにはのんびりゆっくり贅沢に時間を使い、小枝を拾い集め、ゆらゆらと燃える炎を眺める・・・そんなウッドストーブならではの楽しさを、ぜひこのソロストーブで味わってみませんか。
左からライト、タイタン、キャンプファイヤー
ソロストーブライト
高さ:約14.5cm 直径:約10.8cm 重量:約255グラム
ステンレススチールSUS304、ニクロムワイヤー
ソロストーブ3兄弟の最小サイズでありながらソロストーブのフラッグシップモデル。ソロキャンパー、バックパッカーにおすすめのサイズ。
ソロストーブタイタン
高さ:約20cm 直径:約13cm 重量:約467グラム
ステンレススチールSUS304、ニクロムワイヤー
ソロストーブライトでは物足りないという方に。ライトより一回り大きめのサイズ。
ソロストーブキャンプファイヤー
高さ:約23.5cm 直径:約17.8cm 重量:約998グラム
ステンレススチールSUS304、ニクロムワイヤー
グループ向けの大型サイズ。ちょっと重くなりますが、燃料は現地調達ということを考えれば、むしろガスやガソリンストーブよりトータル重量が軽いのでは。
左が900、中央が1800、右の2個が2ポットセット
ソロストーブポット900
高さ:約11.5cm 直径:約11.9cm 容量:900ml 重量:約220グラム
ステンレススチールSUS304
ソロストーブライトが収納可能。
ソロストーブポット1800
高さ:約15.5cm 直径:約14cm 容量:1800ml 重量:約354グラム
ステンレススチールSUS304
ソロストーブタイタンが収納可能。
ソロストーブ2ポットセット
3L鍋 高さ:約13.5cm 直径:約19.5cm 重量:約680グラム
1.5L鍋 高さ:約7.1cm 直径:約19.5cm 重量:約510グラム
ステンレススチールSUS304
3L鍋にソロストーブキャンプファイヤーを入れ、1.5L鍋を逆さにしフタのようにかぶせて収納袋に収納可能。