こんにちは!石井スポーツ松本店の酒井です
先日、北アルプス後立山連峰の爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳、そして八峰キレットを越えて、五竜岳まで縦走してきました。その記録です。
※後編はコチラ「八峰キレットを越えていけ!後編【松本店】」
早朝に扇沢バスターミナルを出発、明るくなるころに稜線近くまで来れました。針ノ木岳とバスターミナルがよく見れますね。
無事に種池山荘に到着、風が気持ちいいです。
小休止のあと、長い縦走路へ向けて歩き始めます。まずは爺ヶ岳へ!
無事に爺ヶ岳南峰へ登頂。剱岳と立山、鹿島槍ヶ岳までの稜線がきれいに見通せます。ただ、ちょっと雲が多くなってきましたね。先を急ぎましょう。
爺ヶ岳から冷池山荘までの稜線はとても歩きやすく、快調に通過できます。
冷池山荘に到着。鹿島槍ヶ岳の山頂はガスに包まれてしまいました。
ガスの中、稜線を歩いていきます。冷池山荘から鹿島槍ヶ岳の山頂までは単調な登りが続きます。さすがに疲れてきました。
バテ気味になりながら無事に鹿島槍ヶ岳に登頂。残念ながらガスの中で展望はゼロ。ここから見る爺ヶ岳や五竜岳は絶景なのですが…また今度ですね。
山頂で早めのお昼ご飯を食べたあと、鹿島槍ヶ岳北峰へ続く吊り尾根へと降りていきます。すでにちょっと怖い…。
吊り尾根の最下部から南峰を見上げます。カッコいいですね。
吊り尾根最下部から、いよいよこの山行の核心部、八峰キレットへと降りていきます。ガスっているのに高度感があります、怖いです。
急峻な尾根道をトラバース気味に降りていきます。段差がいちいち大きいため、なかなか思うように降れません。
一時間弱進んだところで、ようやく今日の核心部、八峰キレットへと到達します。道はしっかり整備されて鎖もありますが、黒部側にスパッと切れ落ちており、かなりの高度感があります。鎖に掴まりながら慎重に通過していきます。
核心部を突破!キレット小屋も見えてきましたが…
鎖は続くよどこまでも(むしろここが核心部?)
さすが北アルプス指折りの難路。最後の最後まで油断させてくれません。
そんなこんなで、無事にキレット小屋まで降りてきました。体力にはそこそこの自信がありましたが、初日に長躯して爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳を越えて、最後の最後に核心部を迎える計画は少し改善の余地がありそうです。反省…
事前に印刷した宿帳を小屋番さんに渡し、今日の寝床へ。新型お泊りセットもしっかり準備してきました。
山小屋備え付けのお布団に直に寝ないための道具として、
SEA TO SUMMITのインナーシーツ
と、枕カバー用に手ぬぐいを2枚用意、あとは耳栓とアイマスクを装着してぐっすり昼寝します。
サーモライトリアクターは寝袋型のインナーシーツですが、単体で結構暖かく、ほとんど掛布団を掛けていない状態でも快眠することが出来ました。洗濯も楽に出来ますし、かなりオススメです。
3~4時間寝ると、もう黄昏時です。外のテラスで夕陽を見ながら、独りサラダチキンを齧り、カップラーメンを啜ります。(今回は素泊まりで予約しました)
食べ終わる頃にはすっかり日暮れです。明日もロングコース、ストレッチを入念に行い、星空に期待して早めに寝ましょう。
続きは次回。
それでは、また明日!
松本店 酒井