こんにちは! 立川店のふくやまです。
高尾や奥多摩の山を歩いていて、登山道脇にこのような標識を見たことはありませんか?
これは「関東ふれあいの道」といって、八王子の梅の木平を起終点に関東地方、一都六県1800kmをぐるりと一周できる長距離自然歩道です。
10km前後に区切った日帰りコースに設定され、起終点がバスや鉄道と連絡できるようになっているアクセスのし易さも魅力です。
実はこの自然歩道、名前を変えて全国に存在しています。
東北ではみちのく潮風トレイルや新奥の細道、四国では四国のみちなどと呼ばれています。
(詳しくは、「環境省 自然歩道を歩こう」で検索してみてください)
京都の山と高原地図
この1年、無作為に歩いていた道が、偶然にも関東ふれあいの道だったので、写真を交えて東京の全7ルートをご紹介してしてみたいと思います。
なかなか遠出が出来ない今だからこそ、近くの山を見直してみませんか?
<関東ふれあいの道 東京編>
①湖のみち 〈距離〉16km 〈所要時間〉5時間半
梅の木平~三沢峠~大垂水峠~一丁平~高尾山~高尾山口駅
関東ふれあいの道の出発点。皆さんがよく行かれる高尾山登山道の南側に位置するルートです。
小仏城山山頂から相模湖や丹沢の山々、富士山などを臨むことが出来ます。
高尾山山頂
小仏から見える相模湖
②鳥のみち 〈距離〉19km 〈所要時間〉7時間
高尾山口駅~高尾山~城山~小仏峠~景信山~陣馬山~陣馬高原下
言わずと知れた陣馬・高尾縦走の道。距離が長く、なかなか体力を使いますが、途中に休憩所やエスケープルートが多いので、安心して歩く事が出来ます。
景信山から陣馬山に至る一体は鳥の種類も多く、夏にオオルリが見れるかもしれないそうです。
景信山の山頂標識 奥にベンチがたくさんある
景信山頂からの景色 雲にかかる虹
陣馬山名物 白い馬
③富士見のみち 〈距離〉15km 〈所要時間〉5時間半
陣馬高原下~和田峠~醍醐丸~生藤山~熊倉山~浅間峠~上川乗
7つのルートの中で、一番足場の悪い道だと個人的には思います。
醍醐丸からは浅間峠までは、毎年10月開催のハセツネ(日本山岳耐久レース)のコースになっており、荒れた道を細かくアップダウンします。
このコースにはありませんが、生藤山から三国山、佐野川峠に抜ける道は富士山と桜が見物です。
和田峠休憩所
醍醐丸山頂
足場の悪い登山道
緊張する道が続く中でほっこり カタクリの花
生藤山の山頂 防火用ドラム缶が並ぶ
④歴史のみち 〈距離〉8km 〈所要時間〉3時間半
上川乗~浅間嶺~時坂峠~払沢の滝~北秋川橋
非常に歩きやすく登山入門者の方に是非おススメのコースです。
ひらけた山頂は眺めも良く、快適に過ごせます。
最後に桧原村の景勝地 払沢の滝を見れるものポイントです。
浅間尾根は甲州中道といわれた古い官道で、個人的には甲州古道の看板がツボでした。
関東ふれあいの道の案内板 終点まであと何キロか分かる
浅間嶺山頂
歴史の道についての案内板
緩やかな山頂からの道
冬に凍る払沢の滝
昔の人と同じ道を歩く
⑤鍾乳洞と滝のみち 〈距離〉9km 〈所要時間〉3時間
北秋川橋~天狗の滝~綾滝~富士見台~大滝~上養沢
ごめんなさい!未踏破です!
近日歩いたら、詳細追加します。→歩きました!
なかなかワイルドで変化に富んだ面白いルートです。
3つの滝やロッククライミングのつづら岩、旅の終わりに鍾乳洞も見学出来ます。
今回の唯一の山頂、富士見台(大怒田山1054m)からの富士山の眺めは圧巻でぜひぜひおススメです!
足場が悪く、急登が続き、石がごろごろ、鉄梯子などがありますで、登山未経験の方にはあまりおススメしません。
滝その1 天狗の滝
滝その2 綾滝
滝その3 大滝
大滝から大岳鍾乳洞に向かう沢沿いの道。
富士山の眺めが素晴らしい!富士見台からの眺め。
⑥杉の木陰みち 〈距離〉11・5km 〈所要時間〉4時間半
上養沢~養沢鍾乳洞~日の出山~御岳山~御岳渓谷~御岳駅
眺望良く、東屋、トイレを備えた快適な山頂 日の出山から御岳山に抜けるルートです。御岳神社でお参りし、宿坊街を抜けてケーブルで下山することもできます。
舗装されてしまっていますが、御岳山からケーブル下駅までの杉並木道が圧巻でおススメです。
上養沢から日の出山までも古道を感じさせる趣きです。
上養沢からは巨石の脇を歩く、古道を感じる道
個人的山頂快適ランキング上位の 日の出山
山頂に「関東ふれあいの道」の標識
日の出山から御岳山までの道
雪の御岳山
クライミング、ラフティングも盛んな御岳渓谷
⑦山草のみち 〈距離〉13km 〈所要時間〉5時間
御岳駅~惣岳山~岩茸石山~ゴンジリ峠~棒ノ嶺~百軒茶屋~上日向
ゴルジュ帯歩きで人気のある棒ノ嶺の奥多摩方面から登るルートです。東京の関東ふれあいの道の最終地点。
棒ノ嶺から百軒茶屋に向かう沢沿いの道にわさび棚があります。奥多摩ならではの景色です。
惣岳山手前 厳かな雰囲気の水場
惣岳山の岩場
岩茸石山山頂から棒ノ嶺へ
名坂峠 黒山へ続く尾根道
新緑の黒山山頂
山頂の1本桜 棒ノ嶺
棒ノ嶺から百軒茶屋への道
圧巻のわさび棚
以上、関東ふれあいの道 東京編のご紹介でした。
棒ノ嶺からは埼玉の道へと続きます。
(今度、埼玉編もやってみたいと思います^^)
今回ご紹介した関東ふれあいの道は、これからの季節も歩きやすいので、明日はどこの山にいこうかな?と迷った時、ぜひ参考にしてみてください。
長々お読み頂き、ありがとうございました!m_ _m
桧原村のひのじゃがくんポスト
立川店 ふくやま