毎日寒い日が続きまさに今が冬!という感じですが、これから暖かくなっていくと登山道の雪は溶けたり凍ったりで低山といえども油断は出来ません…
そこで!!!
冬の必携アイテムのチェーンスパイクのご紹介です。
12本爪や6本爪のアイゼンとは別の物で、急傾斜以外の場所で靴に装着する滑り止めです。
チェーンアイゼンとも呼びますがその特徴は軽量コンパクトな携帯性、多種多様な靴に装着可能で使用状況を選ばないという汎用性、爪は短いので歩き方やバランスにも影響は少なく付けていても気にせず歩けます。装着も簡単な使い易い道具で、価格も比較的安価なのでまだお持ちでない方は是非検討してみてください。
雪があるか無いか凍っているのかなど予測が難しい場合などにも常備しておくべきアイテムです。
森林限界以下の樹林帯の登山道や林道等が主な使用状況になると思います。
滑り易い状況というと、雪や氷だけに限らず濡れた落ち葉や砂利の浮いた斜面と様々です。
例えば、厳冬期の八ヶ岳赤岳でもスタートの美濃戸から行者小屋までの林道では斜度も無いので12本爪アイゼンではオーバースペックになると思います。チェーンアイゼンで行者小屋または赤岳鉱泉まで歩き、そこで12本爪に履き換える。というのが道具の適した使い方かと思われます。
画像はネパールキューブの44(約28cm)にチェーンアイゼンのXLを着けています。本格的な冬靴にも12本爪だけでなく、軽量な物でよいのでチェーンアイゼンの用意もあると良いですね。
ハイキングシューズやローカットシューズにも相性は良いので雪山まで行かない方でも意外と使用回数は多いと思います。
まだ雪が新しく柔らかいうちはそれほど滑らないと思いますが、溶けたり凍ったりする場所には注意が必要です。特に溶け始めて濡れた氷や雪面はとても滑りやすい危険箇所です。
また、下りでの足元の安定というのは疲れやケガ等の安全に直結する重要な要素なので、フィットした靴で、安定感のあるソールに、滑り止めを装備する。という事が大事になります。
安全登山のマストアイテムの一つです。ぜひ検討してみて下さい。
では
楽しい登山
安全な下山(ゲザン)を、、、
下山(シモヤマ)がお送りしました。