突然ですが、登山用ザックの大きさはどれくらいが丁度いいでしょうか?
私は軽くて背負いやすければ、大きいほど良いと思っています。
なぜなら、容量の大きいザックは荷物が重くなったときを想定して、身体への負担を軽減する設計になっているため、荷物がより軽く感じるからです。
それに、山の楽しみの一つとして「食の充実」は欠かせません。
食材や飲み物などを入れておくスペースは多ければ多いほど良い!
大きいザックには、山の楽しさを広げる可能性があるんです。
そこで今回注目するザックが、アークテリクス の エアリオス45
使っていくうちに山の楽しさをどんどん広げてくれる逸品です。
まず、45Lの容量でありながら自重が1020gという驚きの軽さが魅力的。
ファストパッキングザックとして申し分ないスペックです。
しかも、ただシンプルでペラペラというわけではなく、工夫と高い技術力が詰まっていることがひしひしと伝わってくる、造りの良さがあります。
本体のメインコンパートメント(荷室)は、上部がロールトップ開閉になっており、大きく開きます。
荷物が多いときも詰め込み易く、取り出し易くなっております。
芋煮で使う大鍋も入りそうなサイズです。
その上、サイドにジッパー開閉口もついているため、ちょっとした出し入れなら左右のバックルを外す必要がありません。
登山中の小休憩で、保温ボトルに入れた冷たい飲み物を出し入れする際に、このサイドジッパーがあるかないかで利便性に大きな差がでます。
アークテリクスの刺繍ロゴの部分はポケットになっており、コンパスやファーストエイドの収納場所としても充分な大きさです。
「アクセスしやすい位置に、丁度よいポケットが付いている」という点は、使い易さの面でかなり重要です。
本体正面に2本のデイジーストラップが設けてあり、バンジーコードが通されています。
温度調節のため脱ぎ着したウェアをバンジーコードに括り付けて運ぶこともできます。
さらに自作でバンジーコードを付け足せば、スリーピングマットの外付け位置も工夫できそうです。
両サイドのポケットは開口部がガバッと開いており、他に類を見ない特徴的な形をしています。
これはザックを背負いながら、ポケットの中身に手が届くようになっているため、行動食やウォーターボトルを出し入れしやすい形状となっています。
背中に接する部分はメッシュとなっているのですが、このメッシュがすごい!
下地がない立体的な構造はとても軽量。
さらには、背中の当たりを和らげるクッション効果があり、汗の抜けも抜群です。
機能とデザインを兼ね備えた、アークテリクスらしい背面メッシュです。
ショルダーハーネスはベストパックに近い形になっています。
肩・胸回りのフィット感が高く、ウエストハーネスによる抑えもあり、荷重が肩と腰にほどよく分散されます。
背面パネルは取り外すことができ、さらなる軽量化が可能です。
背負い心地は変わるので、取り外すのは上級者向きのカスタマイズと言えます。
より背負い心地の良い方が軽く感じるというメリットもあるため、軽さをとるか、フィット感をとるか、試行錯誤する楽しさがあります。
見た目のシンプルさとは裏腹に、こだわりと工夫が詰まっているエアリオス45。
是非店頭でじっくり吟味してみてください。
ARC’TERYX Aerious45
型番 | L07548000 |
サイズ | Regular / Tall |
カラー | Pixel |
値段 | ¥38,500 税込 (2021/05/18 時点の価格) |
(アークテリクス製品は yodobashi.com での扱いがございませんのでご注意ください)
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