石井スポーツが毎年、カスタムフェアに先立って皆様にお届けする最新スキーギアカタログ『Sieger(ジーガー)』。今年の『Sieger』では、石井スポーツがいち押しするモデルに、「BEST BUY」マークを与えています。
BEST BUYモデルは、石井スポーツスタッフが、実際のテストも含めてしっかりとチェックしたなかから、「これ!」と自信を持ってすすすめできるモデルとなっています。もちろん、優れたテクノロジーや高い性能を発揮するモデルばかり。今季の相棒を選ぶときにも見逃せません。ここではFISルールに適応したGSモデルのBEST BUYモデルを紹介していきます。
GS モデルは、SL モデルと並んで各メーカーが先行して開発を行ない、最新のテクノロジーが採用されることが多いカテゴリーです。ここ数年ルールの変更はなく、一見、変化に乏しく見えますが、近年のテクニカルで、かつハイスピード化したポールセッティングに対応したモデルがラインナップされています。特に短い時間でターンを仕上げることにこだわったモデルが多く登場していることが特徴です。
GS モデルを選ぶ際には、いかに自分の滑りや目的に合ったスキーを選ぶかが大切。メインとする大会が、どんな斜面で、どんなポールセッティングになるのか? それらを十分に考えたうえで選択することが、タイムアップのポイントです。
【ATOMIC REDSTER G9 FIS REVO W】
今季一番の注目モデル。
高い安定感とターン性能を両立
「各社が新しいテクノロジーを投入してくるGSカテゴリーで、今季、もっとも注目すべきモデルが「REVOSHOCK(レボショック)」を搭載した、このモデルです。レボショックとは、衝撃吸収エストラマーに包まれた一連のスプリングモジュールのことで、このテクノロジーにより、滑走中、スキーに発生する振動が確実に押さえられ、非常に曲がりやすいモデルに仕上がっています。誰が乗ってもタイムアップが期待できると思いますが、なかでもスキーに十分に仕事をさせ、安定感のあるターンをしたいスキーヤーに向いた一台です」(カンダコンペカン佐藤孝幸店長)
【HEAD WORLDCUP REBELS E-GS RD FIS】
ターン前半は自分で動かし
後半、スキーに仕事をさせるタイプにマッチ
「しなやかさと曲がりやすさを特徴として持ち、さまざまな斜面やポールセットへの対応幅が広いモデルです。このモデルも、誰が履いてもタイムアップが期待できる一台ですが、なかでもターン後半の加速性を求めるスキーヤーに向いています。ターン前半は自分でスキーを動かして操作し、後半にスキーに仕事をさせ、ターンからすばやく直線的に抜け出していく滑りをするスキーヤーに合う一台といえます」(カンダコンペカン佐藤孝幸店長)
【SALOMON S/RACE FIS GS】
自分からスキーを操作したい
スキーヤーをタイムアップに導く
「アトミックやヘッドと比べるとオーソドックスなたわみ感を持ち、テクニカルなタイプのスキーヤーが乗るとマッチするのが、このモデルです。トップからテールまできれいにスキーがたわみ、ターン前半・後半を問わず、スキーヤーの操作や働きかけ(加圧)にしっかりと反応してくれます。このスキーも幅広くタイムアップが期待できる一台ですが、なかでも自分からスキーを操作してターンしていくタイプのスキーヤーに合うモデルといえます」(カンダコンペカン佐藤孝幸店長)
『Sieger』では各メーカーが開発に力を入れるGSモデル全11機種を実走テスト。BEST BUY選出モデル以外も実力派のモデルばかり。カスタムフェアご来場前に一読して、スキー選びの参考にしてください。