こんにちは、石井スポーツ松本店の酒井です。
僕は登山とスキーの他に、山岳写真の撮影が趣味だったりします。
先日、今まで使っていたカメラ機材を整理し、
新たにニコンのフルサイズミラーレスカメラ
Z5と24-200mmレンズキットを購入して乗り換えましたが、
コレが山で非常に使い易かったのです。
なので、先日登ってきた常念岳~蝶ヶ岳周回の写真を交えつつ、レビューさせて頂きます。
カメラ本体:ニコンZ5
ニコンが2020年に出したフルサイズミラーレスカメラ。性能と値段のバランスが良く、さらに「軽量で上位モデルと変わらない堅牢さ」と説明されており、これが乗り換える際の、最後の一押しになりました。
以前使っていたD750と同じぐらいの堅牢さであれば、体感温度マイナス30℃の吹雪の中でも動きますし
急な雪渓上でゴロゴロ100mぐらい滑落させても、D750同様に無問題でしょう、たぶん。
冬になったら、この辺りの耐寒性も追加レビューできればと思います。
さらにカメラ本体に手振れ補正も搭載しており、レンズに搭載されている手振れ補正と合わせれば、三脚なしでこんな写真を撮る事も容易です。
(焦点距離 105mm シャッタースピード 1/5秒)
この写真の撮影時間は、僅かに20秒程度。
三脚を使っていたら撮影から撤収まで5分以上費やすことになり、コースタイムを圧迫してしまいますが、それを軽減出来るのは凄いメリットだと思います。
また、小さいながらグリップも握りやすく、大柄な僕の手でもガッチリとホールドできます。細かい点ですが、この辺りも山で使う際に安心出来る点ですね。
気になるバッテリーの持ちでしたが、今回の日帰り山行で400枚近く撮影した時点で、60%程度は残量がありました。
一眼レフに比べるとバッテリーの持ちが弱いというのがミラーレスの弱点ではありますが、これなら必要十分です。
他の詳細なスペックなどに関しては、ここでは専門外になりますので割愛します。
分かりやすい比較サイトはコチラ
広角から望遠まで一本でカバーする高倍率ズームレンズ、
いわゆる便利ズーム。
登山や旅行など、荷物を少なくしたいときに、
その画角の広さで大活躍してくれます。
広角や
望遠など
山で撮りたい丁度いい画角を、
レンズ交換せずにシームレスに撮る事が出来ます。
この様な便利ズームは重くなりがちで、画質もそれなりな物が多かったのですが、このレンズは570gと比較的軽く、また画質も高いレベルにあります。
さらに手振れ補正も搭載、カメラ本体と合わせると、かなりの補正が掛かります。
以下の二枚は、全く同じ場所で一歩も動かず撮影しています。
24㎜
広角側、手前にある構造物をしっかりと映しこむ事が可能です。また、端側の歪みもあまり感じません。
200㎜
望遠側、北穂高岳の山頂にある、北穂高小屋のディティールまではっきりとわかりますね。発色も良いです。
荷物を軽量化し、レンズ交換の時間を短縮できる、この様な便利ズームは登山には最適です。また、シビアな環境だとレンズ交換する余裕すらなかったりするので、そんな状況下でも様々な画角で写せるのというのは、非常に使い勝手が良さそう。
広角で風景を撮っている際に突然現れた雷鳥にもシャッターチャンスを逃すことなく、しっかりと良い写真を撮る事が出来ます。(画角は165㎜)
登山中に移動を続ける仲間や、突如現れる動物を撮影する際なんかには最適なレンズじゃないでしょうか。
他にも星景写真用や植物写真用に欲しいレンズもありますが、レンズに回す予算がなかなか出来ない為、しばらくはこのレンズで写真を撮る事になりそうです。
宝くじって中々当たりませんね、買ってないけど。
このカメラでの登山もまだ一度しか行ってませんが、その端々から性能の高さ、使い易さを感じさせてくれました。
冬になったら、雪山での耐寒性能、バッテリーの持ちなど試してきたいと思っています。色々試したら、当記事にて追記いたします。
石井スポーツ松本店 酒井
追記、
このニコンZ5+24-200㎜のキットレンズですが、
なんと2021年10月4日までご購入の方に、
3万円キャッシュバックキャンペーンが開催されています。
僕もコレで奥さんを説得出来ました。
なかなか無い機会なので、ご検討中の方は是非お早めにー。