2024モデルのノルディカ「ドーベルマン5RD」シリーズのご紹介です。
5世代目になるドーベルマンシリーズがフルモデルチェンジしました。
今回はRD(前回までのWCシリーズ92mmラスト)ブーツのご紹介です。
まずは色使いが黒一色!
ロゴは立体成形で露出させるこだわりはさすが老舗のノルディカです。
一言で言って「かっこいい!!」
そしてパッと見でわかるくらい、つま先や踵部分が外に露出しています!
車のエンジンも小排気量高出力の時代ですが、ブーツも小ソールサイズで最大限の体積となり効率的です。
比較は
2023シーズンのDOBERMANN WC 130 UK7
2024シーズン DOBERMANN 5 RD S 26.5
となります。
ソールサイズが2023モデルが305mm 2024モデルが300mmとなります。
総重量も約70g軽くなりもって実感すると思える重量差となります。
つま先部分も上から見てもわかるぐらい飛び出している(前側のコバの上まででてる)形状となってます。
踵自体も後ろ側のコバの上まででている形状となっております。
ソールサイズが小さくでも履いた感じ短い感じはしません。それだけうまく中の形状を維持している形状となっております。
現代のスキー自体の開発もたわみを引き出すための設計が施され、プレートなどにも工夫しているところから、時代にあったソール形状であると推測されます。
履いた瞬間感じるフィット感の高さも見逃せません!!
特に土踏まず部分のシェイプの内側へのせり出しを感じます。
実際ブーツ本体の内側はシェル自体も厚くなっているそうでターン時に求められる外足インエッジへの力の伝達をより効率よく力を伝える事を目的としたレーサーやエキスパートにこたえられる形状となっております。
ノルディカといえばインナーの質の高さ!他社ブーツでもノルディカのインナーをセットするほど上質なフィット感のインナーですが2024もでるもさらに進化!より素材のしなやかさと踵部分に採用されたHEEL LINKと呼ばれる構造により足首周りの密着感が向上!より足にフィットしてさらには動きを妨げないインナーとなっております。
アッパー素材もひと工夫。中から除くと赤い素材が一体成型されてますがこちらは硬い素材となっておりより強固になっており後方へのサポート力をあげるよりはよりテールへの力の伝わりを良くするためだと推測いたします。
2023モデルのシェルの高さは踵のみで36.46mm(若干のリフトアップが成型時で施されております)。
2024モデルのシェルの高さ31.73mm。今季は更に5mmリフターが付属されセットした状態ですと37.12mmとなります(ビス止めしていないので測定時の誤差あり)。
注目は中にセットされるフットベットの形状!
2023モデルヒール26.25mm トゥ14.30mm 高低差11.95mm(おそらく設定は12mmかと思います)。
2024モデルヒール20.06mm トゥ11.76mm 高低差8.3mm
ちなみにフットベット外したシェルだけの状態は
2023モデル10.57mm
2024モデル11.15mm
ほぼ一緒ということであることから2023は若干のリフトアップをしている状態であることを加味しても2024モデルは同一素材であることからソールの強さを感じます。
国内選手ももう実践投入しており評価は上々!
2023シーズンのブーツのイメージはラッセル車。雪面状況関係なく打ち砕きながら進む重厚なブーツ。
2024シーズンのブーツはスポーツカー。雪面の状況を瞬時に伝えてスキーヤーのパワーも余すことなく素早く伝えるブーツです!
実物を早く見たい!という方はぜひご来店ください。お待ちしております。