スキーブーツの違いって何?その違い、ご説明します!【ヨドバシ仙台店】

2023-05-08

こんにちは!

石井スポーツヨドバシ仙台店スキー担当の長倉です!

 

さて、今回はスキーブーツについてお話をしていきます。

スキーブーツには様々なメーカーがあり、各メーカーの中でも様々なモデルがありますよね。

 

スキーシーズンになるとお客様には

そのスキーブーツ達にはどんな違いや特徴があるの?

とお問い合わせをいただきます。

 

今回はその疑問にスキースタッフ長倉流で答えていきます!

来シーズンに向けてブーツを買いたいがどんなのがいいのか分からない。

そんな方はこちらの記事をご参考にしてみてはいかかでしょうか。

 

以下本題です!

大きく分けてスキーブーツには三つの違いがあります。

 

1.フレックス(硬さ)

2.ラスト(足幅)

3.熱成型対応、非対応モデルの違い

※BC( バックカントリー)用ブーツもありますがここではゲレンデモデルでのお話です。

 

それでは各違いがどんなものなのか、それが違うと何が変わるのか、それぞれ答えていきましょう。

1.フレックス(硬さ)

簡単に言えばブーツを履いた時に感じる硬さを数字で表しています。

これには単にシェル(ブーツの外側の殻)のプラスチックの硬度だけではなく、シェルの粘度やインナー(ブーツの内側に入っているブーツ)の素材や形、さらにはブーツに足入れをした時のフィット感によっても左右されます。

 

一般的に男性であれば

初級者の場合80~110

中級者の場合100~120

上級者(レーサー含む)の場合130~170

 

    初級者のブーツ例                上級者のブーツ例

 

女性であれば

初級者の場合60~80

中級者の場合80~100

上級者(レーサー含む)の場合100~130

 

くらいのフレックスを好む傾向にあります。

履く人の筋力、体重、技術量によっては上記の表記の数値よりも硬いもの選ぶこともあります。

 

それはなぜ?

スキーヤーの動きに対してある程度負けない硬さが必要だからです。

スキーブーツはスキー板と足を繋ぐジョイントの部分であるため、この部分に剛性がないとスキーを操作するのに必要以上に力が必要だったり、スキーからの反応を受け止めきれず綺麗にターンを刻めないなどのお悩みが出てきてしまう例もあります。

レーシングカーの足回り(サスペンション等)が硬いのと同じ理由ですね。

 

しかし、硬ければいいのかというとそうではありません。

初級者のスキーヤーや初めてスキーをする方にはやわらかいブーツの方が足に対してのストレスがないのと、自分が動きたい方向に対してブーツのフレックスが邪魔をしないのが良さなんです。

 

2.ラスト(足幅)

ブーツの中の足幅の広さ、狭さのことです。

ブーツのモデルによってラストの設定が変わっており、

レース、基礎スキーに適したモデルであれば92mm~98mm

初心者モデル、レンタル、レジャースキー、に多いのは98mm~104mm

というように、より速いスピード域でスキーをするようなモデルにはラストが狭いものが採用されております。

これにはブーツの剛性が関係しており、速いスピード域のラストが狭いモデルは必然的にシェルの厚みがあり、スキー運動中にブーツに対して発生するパワーに負けない作りをしているからです。

対してラストの広いものは足に対するストレスが少なく、足幅の広い方でも快適に履ける楽なブーツが多いです。

 

   ラストの狭いブーツの例        ラストの広いブーツの例

     レース用(例)             レジャー用(例)

 

ではこの流れで次の項目へ。

3.熱成型対応、非対応モデルの違い

どんなラスト幅のものを履いても足が痛い。骨が出ていて部分的に当たりがある。

そんな方には熱成型対応モデルがおススメ!

なんと、ブーツがそのまま専用のオーブンで温めることができ、熱を加えて柔らかくなったブーツを履いて、クーリングパッドで冷やすことによって自分の足型に合ったスキーブーツを30~40分で作ることが可能なんです。

こういったモデルはレジャースキー向けモデルに多く、簡単に、早く、快適なブーツを作ることができるため様々な足形のスキーヤーにピッタリなブーツを履いていただくことができます。

熱成型非対応モデルはというと、昔ながらのやり方でシェルの内側を削ったり、ピンポイントで熱を加えて当たりのある部分を出したりすることで痛みのある部分の空間を作るような加工をしていきます。

1人1人の足型に完璧に会うブーツを見つけるのはとても難しいことですが、こういった加工を施すことで快適なブーツを作るのが我々スタッフの仕事です。熱成型対応モデルが出てきたことにより作業の簡素化が進み、ブーツフィッティングの敷居が高く感じていた方もお気軽にご来店いただき、快適なブーツを手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

シェル出し加工

 

シェル削り加工

 

最後に

石井スポーツでご購入されたスキーブーツには1年間の当たり直しのサービスがございます。

ご購入時にはお客様の足に合わせてフィッティングを行い、お渡しをします。その後滑っていただいた後もご購入日から1年間、当たり直しのサービスがございますので、気になっていたあのブーツを安心して手に入れることができます。

カスタムフェア仙台会場でも、試し履き大歓迎でございますので来シーズンモデルを見て、触れて、体感していただき、時にはご希望でしたら現場スタッフも道具選びをお手伝いさせていただきます。6月30日~7月2日の仙台会場にてお待ちしております!

 

石井スポーツヨドバシ仙台店 スキー担当長倉

 

 
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