石井スポーツ 斎藤です。
今回は、MARKER「ワールドカップピストンコントロールインターフェース レーシングプレート」の 魅力、特徴に迫ります。
「最強のレース専用プレート」と掲載されているものをよく見ます。
ワールドカップ、アルペンレースの世界で需要の多い、ベスト&ロングセラーのスペシャルパーツ。
プレートは高さによる影響と撓みを最大に引き出すシステムとも言えます。
低重心は安定性を高め、適度に重心を高くすることにより操作性が上がるメリット。
安定と操作性を両立させてスキーの角付、回旋の操作性と雪面から受ける抵抗や外力のコントロールを操るために重要なパーツです。
今回は,プレートの取り付けからもわかる特徴と魅了をお伝えいたします。
プレート幅:59mm
プレート長さ:542mm
対応ソールサイズ:260-362mm
WC PC INTERFACE 10mm
スタンドハイト:前12mm、後10mm
まずはピストンプレート専用のケージを合わせます。
ドリリング
フロントパーツから取り付け
手前がSL,GSバージョンセッティング
固定部分の面積が少ない
奥側はSG,GSバージョンセッティング
固定面積が広く剛性が上がる
SL,GSバージョンは適度にねじることにより操作性にシビアな面を減らすこと。
フレックスもSG,GSバージョンから比べてソフトになります。
速度域がハイスピードではなくても、撓みを引出しやすいのが特徴。
SG,GSバージョンはハイスピード域を想定した剛性とエッヂホールド。
ハイスペックタイプになります。
操作性も遊びが少なく一体感を強いです。
台座の取り付けが完了。
メインプレートを後方からスライドへはめ込みます。
この構造からビンディング、トゥピース近辺はスキーの滑走時のトップから受ける抵抗をきっかけに撓みをつくる邪魔になる要素を徹底改善しています。
棒高跳びをイメージして頂き、先端が刺さり直進を続けていくことでしなりが出てきます。
スキーもスキーの進む方向へトップから抵抗を受け続けていくことで撓みができます。
すきーの進む方向へ押し込んでいくときにプレートとスキー板の摩擦抵抗を減らすことで、綺麗な撓みと推進力に繋がる反発が生まれます。
そしても1点注目していただきたいヒールよりのプレート固定のビス形状とポジションです。
ヒール部分のビスは4点留め。
左側、前方はスライドできるスペースをつくったスライドビス。
後方は固定ビス。
このプレートを完全固定しているポジションはヒールの後方のみ2本のビス。
ということで、トップ部分に当たってくる抵抗をヒール近辺で支える。
とことん、前側からの抵抗を全て、撓みへ変えることができる、ストレス低減の構造です。
従来のテクニックでは足場の安定感を重視することからセンターにも固定ビスを打っています。
撓みをつくることも技術と共に進化しています。
そしてピストンと言う名の通り、前側からつくる撓みのコントロールと推進力、反発力もコントロールするピストンの働きが滑走性を高めています。
最後はトゥのプレートの装着を固定するビスを取り付けして完成。
撓みのコントロールと、プレート側面の金属プレートはフレックスを阻止する要素を最大限に減らすソリッド形状、そして金属の剛性をエッヂホールド力を高めています。
改めて、最強プレートですね。
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