バックカントリーブーツ スタッフおすすめモデル【カンダコンペカン】

2023-06-01

石井スポーツカンダコンペカン竹蓋です!
今回はバックカントリーブーツについて。
 
バックカントリーの楽しみ方は人それぞれ。
極端な話、ゲレンデ内の非圧雪パウダーはレースブーツとレーススキーでも滑ることはできるが、重く硬く浮かずと快適とは言い難いはず。
 (*レーススキーでのパウダー滑走を否定するものではありません。)
 

例えば、同一ブーツメーカ内、ここでは「テクニカ」で大まかな特徴を記していく。
バックカントリーブーツの検討の一助になれば幸いである。
 
レース用として①「FIREBIRD R130」重さは2400g(カタログ表記 UK-7)

 
次に②「COCHIS130 DYN GW」重さは1899g(27.5cm)可動域55°

 
最後に③「ZERO G TOUR PRO」重さは1320g(27.5cm)可動域65°

 
同じメーカの同じフレックス表記のモデルで実に1kg程の重量差がある。
 
 「シーズンに1回しかやらない」「リフトアクセスのみで基本歩かない」「複数持てない」などの諸事情で、現状使用中のブーツを使用することがあるだろう。
 
 しかし、「リフトを降りて少し歩ければ誰も滑っていないところがある」や「どうせなら山に登って滑りたい」など、滑走スタイルに「歩く」割合が増えるに従いブーツは①<②<③となっていくだろう。
 
②・③について少し細かく見ていくとしよう
 
②はグリップウォークソールにテックインサートが追加されている
いわばハイブリッドタイプ 
 

  
最近のビンディングはグリップウォークソール(ISO23223)に対応するモデルが主流となってきており、②のタイプであれば一部のレース仕様・従来型のビンディング(ISO5355)を除き、多様なものにアジャストできる。
 
一足でゲレンデからバックカントリーまでカバーできるのがポイント。
  
③のタイプはツアーソール(ISO9523)。ブーツに直接ゴム底が張り付けてあるもので、②と比較しても非常に軽量で可動域が広いので歩きやすい(=歩幅が広くできる)。一方テックタイプビンディングなどマッチするモデルが限られる。
 

ここからは特に②タイプのNEWモデル
ノルディカ 【UNLIMITED LT 130 DYN】のおすすめPOINTをご紹介。
 
定番「STRIDER」の後継として登場
ストライダーがアルペンブーツに近い印象で、滑り>歩きのイメージが強いイメージであったのに対しNewモデルの【UNLIMITED LT】は素材にグリアミドを使用し、軽量化を実現1480gと大幅な軽量化に成功。
 
素材だけでなく、バックルやその形状を見直すことで実際の使用時にもストレスなく操作ができそうだ。

スキー・ウォーク切り替えレバーも大型になり操作性UP
 

 
特に第一・第二バックルはワイヤータイプとなり歩行時は第一バックルを持ち上げることで歩きやすく緩めることが可能。
 

クリック間のあるバックルを採用
 
また第一バックルには「SKI」「HIKE」とあるので視覚的にも確認しやすい

 
インナーブーツは熱成型で、アキレス腱のところがカットされているので
動かしやすくなっている。

 
前傾角度も13°⇔11°と変更可能

 
ソールはグリップウォークソール(ISO23223) ミシュラン製

 
6月開催のカスタムフェアでも展示予定。
是非会場でお試しください。

 
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