宮の沢店斉藤人之です
•今回はインナーブーツの種類とフィッティングについてご紹介いたします。
ブーツのタイプ、種類はヘッドですと
RACE
HIGH PERFOMANCE
PERFOMANCE
FREESKI
ALL MOUNTAIN
がラインナップになります。
左からHEAD FORMURA (HIGH PERFORMANCE) RAPTOR (RACE)
•タイプによってインナーもパフォーマンスに合わせてつくられています。
•HEADの上位機種になりますが、右のレースタイプが1番薄手のインナーから少しづつ厚みをつくり、コンフォート性を高めています。
•足にピッタリと隙間の少ない、セッティングのレースからハイパフォーマンスのラインナップはフィッティングとコンフォート性の両立がされています。
•一番の見極めはシェル硬度とシェルの構造や剛性とのバランスにより、ダイレクトに身体に負担をかけないように考えられているのがインナーの役割になります。
硬度の高い素材(シェル)に足を包んでもらう。ターンスピード、外力、抵抗を受け止めるブーツ。
•フィッティングが高ければ、操作性は上がる。
•ブーツのシェルと足の一体感を求めて、薄手のインナーで足裏感覚を引き立てる。
※レーサー、アスリートレベルのハイパフォーマンスを求めるスキーヤーはブーツの剛性と自身のポジションの精度と強度でダイレクトにスキーの撓みや推進力を高めることを常時求め、目指しています。
レースタイプ以外のラインナップが豊富
•右手のレースタイプと大きく違うところは、
レースタイプはシェルを加工、調整して足にフィッティング。
ここが、
シェルはやや余裕のある形状
インナーの素材やサポート性のあるパットでシェルと足の隙間を埋めるフィッティングが特徴。
足の形状にあわせ、解剖学的にあらかじめ形つられているところ、踵、足首、タングの部分にサポート性の高い素材を組み込み、快適に足を固定します。
そして、レースタイプから比べると快適性を高めて温かく心地良いフィット感を確保していいます。
上から3タイプ比べてみるとフィッティングの素材のボリュームが違うのがわかる
レースモデルからオールマウンテンモデルにかけて、インナーの厚みはどんどんボリュームアップしています。
スポンジ要素でホールド力を調整しています。
もちろんスポンジの硬度と厚みのバランスで様々なタイプを用意できると思います。
足にシェルの硬さ、ゴツゴツとした感触を与えないことも、リラックスしたポジショニングのキープへ大きな影響があります。
ブーツなりの角度にリラックスしてポジショニングできることは、ブーツ選びの最も重要なポイントです。
そして、レースタイプの特徴は
タングの厚さ。
レースモデルはスキーから受ける様々な抵抗や雪質、バーンコンディションへ正確なポジショニングをとっていくため、スネの部分のフィッティングがプレイヤーのパフォーマンス引き立てる。
パワー伝達のセンサー要素は大きく、レック部分を遊び少なくホールドするため、薄目でやや硬めのの素材が使用されるタイプが多いと言えます。
一方、レースタイプ以外の特徴は
サポート性のある素材、スポンジのボリュームと硬さで様々な足の形状に対応できる対策があります。
全体をホールド、フィッティングするだけではなく、ふくらはぎのボリューム、アキレス腱とふくらはぎの間の隙間へのフィット感は前後バランスに大きな影響を与えます。
踵が浮いてしまう、不安面も多くある現実。
そこで、
ふくらはぎ部分の素材を、ふくらはぎのボリューム、形状に対応しやすい伸縮性の形状や適度に滑る素材を使用してふくらはぎの形状、膝下の長さへの対応がされています。
結果、それぞれのスキーヤーの脚へフィッティングできる。
ブーツのもつ角度を活かしたポジショニングがとれます。
ふくらはぎのボリュームがある方は特に、踵の収まりが悪かったり、ふくらはぎが窮屈で苦しいブーツになる方もいらっしゃます。
リラックスして良いポジションに立たせてくる工夫があります。
それぞれのレベルのスキーヤーの身体への負担を少なく、操作性とフィッティングを最大限に確保できる。
スキーブーツはスキーの性能と身体の運動をつなぐ、最も重要な
マテリアルです。
ブーツのことでよく聞くことは、硬い、軟い、狭い、広い、緩い、そして、「キツイ」。
※自分に本当に合うブーツはどんなものか?
●目的、志向別のタイプの選択。
●実測値を測り、ボリューム感にも合わせてサイズ選択。
●サイズやブーツ構造、剛性を考慮してフレックス選択。
●それぞれの足の形状、特徴へのカスタムフィットも視野に選択
(シェルの熱成型、インナーの熱成型、シェル出し、シェル削り)
ここをブーツ選択の土台に、個々のバランスをリラックスしてポジショニングできることを確認。フィッティング微調整や好みの感触への対応はインナーブーツが微調整の対応をしてくれます。インナーの最大の役割です。
アトミックは
左から
オールマウンテン
ピステ
レース
と言うラインナップネーム
•各メーカーのレースタイプのインナーは薄手の革皮を使用
そして紐インナー。
紐で足へインナーをフィットさせる
正確なスキーコントロールとパワー伝達を目的としたフィッティングライナー
レースタイプ以外は
快適性を高めて温かく心地よいフィット感を確保
足首とヒールポケット部分に、プレシェイプ構造を採用し、履いた瞬間からジャストフィットする完璧なインスタントフィット実現できる。熱成型を行うことで、さらなる優れたフィット感を得ることができる。
同タイプのモデルのブーツでもインナーの素材によってフレックスやバランスは変わる
•足にインナーをフィットさせる。
しなやかな薄手の革皮素材でブーツの中の遊びを低減
インナー素材をシェルとの摩擦、適度に滑る要素を部分的につくり、ダイレクトに身体に負担をかけないことも重要。
特に、ジュニア世代にはブーツのハイスペックオーバーをコントロールできる部分でもあります。
最後にこのドットマークの部分に素材は多くのスキーヤーが痛みを抱える箇所
•足の小指のつけねが曲がり痛みが生じる、、
内反小趾の症状
ブーツ内の摩擦によって痛みを生じる
レースタイプは限りなく自分の足幅ギリギリのセッティングにすことが大半。インナーの幅で小趾を抑えすぎると摩擦の原因。
幅広にすると指先の向きに大きく影響する、アライメントがズレる場合もあります。
右手のネオプレーン素材を使用する事で、ソフトにホールド。
摩擦を低減できる対策がとられています。
小指のつけねの痛みはしっかり改善してスキーを楽しんで欲しいです
石井スポーツスタッフに自分のブーツのフィッティングをご依頼ください。
インナーブーツの種類とフィッティング【宮の沢店】
2023-07-30
この記事を書いたのは:

宮の沢店
住所 | 北海道札幌市西区宮の沢1条1丁目6-1 |
---|---|
電話番号 | 011-676-8360 |
FAX番号 | 011-676-8377 |
営業時間 | 10:00~20:00 |
アクセス | 地下鉄東西線「宮の沢駅」2番出口より徒歩1分。車の場合、小樽方面から札幌西ICより車で約3分。旭川・千歳方面から新川ICより車で約6分 |
駐車場 | 無料駐車場有 |
※記事中の情報および価格等は掲載当時のもので、最新では異なる場合がございます。予めご了承ください。