何があっても自分の足で歩き続けなければならない登山において、靴下は登山靴と並んで重要なアイテムです。
店頭にはいろいろなブランドのソックスがありますが、今回は昨年取り扱いを開始し、最近徐々に売れるようになってきた「THERM-IC / サーミック」について、ベテランスタッフから試用レポートをもらいました。
こんにちは、石井スポーツ登山本店の越谷です。
今回は、サーミックソックスの実際に使用した感想をお伝えします!
長年お客様に登山靴を販売し、それと同数以上の靴下をお勧めしてきました。
靴の固さや季節によってお勧めする靴下は変わりますが、今回は厚み等を抜きに、靴下の基本的な考え方が私の考えにマッチしたのでサーミックのお勧めポイントをご紹介します。
まず私が考えるダメなソックスは履いているときにズレる物です。
靴下によって、足と靴が一体となっていることが最も大切だと考えます。
また靴下自体を履く際にも、変にずり上がったり、かかとがうまく収まらない物もダメです。
サーミックソックスにはそういったことが本当に無く、フィット感がとても良いことが気に入っています。
このフィット感の良さは他メーカーには無いものだと感じます。
足裏の接地感も程よいため、ソックスの良さが行動範囲を広げてくれるとも感じます。
ちなみにインソールはシダス社のマルチ+を主に使用しています。
ヨーロッパなどと比べると日本の山行は湿度が高いため蒸れを感じることが多いですが、
サーミックソックスを気候に合わせて使用すれば、編み方の工夫と糸使いがうまく湿気を逃がしてくれます。
夏場の日帰り登山では主に「ウルトラクールリネン」を使っています。リネンのサラサラした感触はとても快適です。
何時間も歩行する登山というよりローカットやミドルカットのシューズで歩く高原歩きなどにおススメです。電車での移動や市街地観光など、アクティビティ前後もそのまま快適に履き続けられるので、サーミックのコンセプトを感じていただけるソックスだと思います。
晩秋から冬場の低山歩きは、気温がマイナス10℃くらいまで下がることがありますが、雪があるわけではないのでアイゼンが着くような冬用の登山靴は履きません。そういうときは「ウォーム」をスリーシーズンの靴で使用しましたが、厚みのわりに保温性があったので驚きでした。
靴下が変われば歩きも変わる。これを是非体感していただきたいです。
これ以外にも革新的なダブルソックスなどもご用意しておりますので、是非ご来店いただき、お手に取ってみて下さい。
石井スポーツ登山本店 越谷英雄